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小村 慶太朗*; 金田 平太郎*; 田中 知季*; 小嶋 智*; 井上 勉*; 西尾 智博
Geomorphology, 365, p.107214_1 - 107214_22, 2020/09
被引用回数:1 パーセンタイル:9.84(Geography, Physical)本研究では、岐阜・福井県境の重力変形地形と、近接する根尾谷断層上で掘削調査を実施した。その結果、重力変形地形では少なくとも4回の成長イベントが検出され、それぞれの年代が240cal BP以降、1710-340cal BP、4730-3970cal BP、5570-5340cal BPに絞り込まれた。一方、根尾谷断層本体でも少なくとも計4回の古地震イベントが明らかとなり、それぞれの年代が新しいものから1891年濃尾地震、2010-1220cal BP、7180-2110cal BP、9540cal BPと推定され、本研究では重力変形地形のイベントが毎回根尾谷断層の活動に誘発されているものと結論付けた。また、クーロン応力変化のモデリングによると、本研究地域は根尾谷断層の活動により正断層運動が著しく促進されることが明らかとなった。従来、地震に伴う大規模地滑りや重力変形は地震動のみで論じられることが多かったが、本研究地域のように活断層のごく近傍では、地震動だけでなく、断層運動による地殻の静的歪みが重力変形の発生・成長に大きな影響を与えている可能性がある。
松添 直隆*; 梅田 知季*; 長谷 純宏; 田中 淳
JAEA-Review 2006-042, JAEA Takasaki Annual Report 2005, P. 87, 2007/02
ナスは1200年前に我が国に渡来し、昔から日本人に食されてきた野菜の一つで、現在でも利用度が高い食材である。また、果色の黒紫色の原因物質であるアントシアニン色素は機能性成分として注目されている。本研究では、ナス果実の着色と光環境との関係に与えるイオン照射の影響を明らかにすることを目的とした。照射した種子(M1個体)の自家受粉から得られた種子(M2)を発芽・育苗後、露地栽培したところ、ナス品種「橘田」では、非照射区には紫の着色が認められるが、イオン照射25Gyでは22個体、50Gyでは9個体に紫の着色が認められなかった。「熊本長」では非照射区には紫の着色は認められないが、イオン照射25Gyでは2個体で着色が認められた。このことから、イオン照射はナス果実のアントシアニン生成に関する光感受性に影響を与えることが示唆された。