Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
池沢 芳夫; 松井 浩; 吉田 芳和*; 横地 明*; 甲野 啓一*; 笠置 徹*; 武田 隼人*; 三上 壮介*
Aerosols: Science,Industry,Health and Environment,Vol. 2, p.786 - 789, 1990/00
核燃料取扱施設において、HEPAフィルタシステム全体の総合捕集性能が設計値を保持していることを現場試験によって確認することは、排気浄化設備の安全性と信頼性を高める上で重要なことである。しかし、HEPAフィルタを2段またはそれ以上に設置した場合の総合捕集性能については、いくつかの評価上検討すべき点が存在している。そのため、これらの点を解決し、わが国における総合捕集効率の評価の精度を向上し、統一を図るためその技術基準を作成したので、その概要を報告する。
甲野 啓一*; 櫛田 尚也; 鵜飼 重治; 吽野 一郎; 熊倉 忠夫*; 柴原 格*; 榎戸 裕二*
PNC TN9410 87-189VOL2, 103 Pages, 1987/02
Vol.1では,PFD001燃料ピンの照射後試験結果の要約を記した。本報は,下記の詳細データを集録したものである。・光学顕微鏡による燃料組織観察。・EPMAによる燃料及びギャップ部の元素分析。・IMAによる燃料内質量分析。・被覆管外表面の観察及び元素分析。
甲野 啓一*; 櫛田 尚也; 鵜飼 重治; 吽野 一郎; 熊倉 忠夫*; 柴原 格*; 榎戸 裕二*
PNC TN9410 87-189VOL1, 45 Pages, 1987/02
炉心燃料集合体(Fab.N-PFD001)は,初装荷燃料集合体として「常陽」MK-2炉心中心に装荷され,100MW第3サイクルまで照射されたものであり,集合体平均燃焼度は,約31,300MWD/MTMである。本試験では,燃料,被覆管の健全性並びに照射挙動を把握するため,光学顕微鏡,走査型電子顕微鏡(SEM)による組織観察,X線マイクロアナライザー(EPMA)による元素分析並びにイオンマイクロアナライザー(IMA)による質量分析を実施した。本試験により得えられた結果は,以下のとおりである。(1)試料カラム軸方向中心部の,およそ86mm長さにわたって直径0.56mmの中心空孔と柱状晶が観察された。燃料一被覆管ギャップ部には,Csが蓄積し被覆管成分の溶出が認められた。被覆管内面最大腐食量は,17mであった。(2)EPMAによるU,Puの径方向濃度分布測定により,中心空孔を有するペレットでは,中心空孔端のPu濃度は製造時の30wt%から34wt%に増加していることが確認された。(3)EPMAによるペレット内に保持されているXe及びCsの径方向分布測定より,FPガスは,製造時領域でほぼ一定に保持されているが,高密度化領域で急激に放出が開始していることが確認された。Csの径方向分布は,Xeとまったく同様であり,その放出機構はFPガスと類似していると考えられる。(4)IMAによるペレット径方向燃焼度分布の測定から,中心空孔を有するペレットでは,中心空孔端で燃焼度が増加していることが確認された。これは,Puの再分布に起因するものと推察された。(5)被履管外表面の性状については,450以下の低温部ではMn,Niの高濃度化した付着物が認められ,一方,500以上の高温部ではMn,Niの溶出が観察された。Siは炉心全域から,Crは570以上で溶出している。各合金元素が溶出している深さは表面から1.5m以内の極く表面層に限られることがわかった。
井滝 俊幸; 甲野 啓一; 山内 勘; 柚原 俊一*; 柴原 格; 田地 弘勝*
日本原子力学会誌, 27(5), p.435 - 449, 1985/05
被引用回数:4 パーセンタイル:54.56(Nuclear Science & Technology)高速実験炉「常陽」MK-I炉心燃料集合体について、一連の照射後試験をほぼ完了し、燃料集合体の照射挙動の全容が明らかとなった。全体的に見ると、集合体の機能を損うような変形や燃料要素の破損は一切なく、MK-I炉心全期間中集合体は十分健全な状態で使用されたことが確認された。MK-I炉心での使用条件は、原型炉条件に比べると穏やかなものであり、顕著な照射挙動はまだ現れてきてはいないが、それでも高燃焼度で予測されるような照射挙動の前兆は、程度の差こそあれ、ほぼ確認された。燃料集合体の製造、照射、照射後試験にわたって、一貫したデータが集積されて、MK-I燃料設計、製造の妥当性がここに示され、次の段階への基盤を築くことができた。
水野 峰雄*; 榎戸 裕二; 吽野 一郎; 甲野 啓一; 山内 勘; 井滝 俊幸
Nuclear Technology, 69(1), p.107 - 113, 1985/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)遮蔽型IMA(Shield Ion Microprobe Analizer)を使用した高速炉燃料の新しい燃焼度測定法を開発した。本測定法の使用により「常陽」MK-I炉心燃料(計 14試体)の燃焼度測定を行い、MK-I炉心燃料の局部最高燃焼度として 5.1%を得た。上記測定結果は表面電離型質量分析器を用いる従来法による測定値及び計算コードによる計算値と良く一致し、信頼度の高いものである事が確認された。従来法では、燃料内存在元素の化学分離を必要とする為、測定に多大な労力及び時間(34日/試料)を要し、ある程度の放射線被曝も避けられなかったが、本測定法では①測定処理能力の大幅な向上(データ解析も含め0.5日/試料)、②放射線被曝の解消③微小領域の燃焼度測定、従ってペレツト半径方向の燃焼度分布測定が可能となる。
岡林 邦彦*; 渡辺 章*; 白方 敬章*; 甲野 啓一*; 松野 義明*; 望月 恵一
PNC TN253 85-01, 119 Pages, 1984/12
1.ナトリウム用機器構造設計法の現場岡林邦夫 2.高速炉安全評価手法の進展渡辺章 3.大型炉心核設計上の課題白方敬章 4.燃料開発-照射実績の反映甲野啓一 5.高速炉実験炉「常陽」の運転成果と将来展望松野義明 6.研究開発の今後の方向望月恵一
鹿倉 栄*; 宮崎 清*; 柴原 格*; 甲野 啓一*
PNC TN952 84-07, 117 Pages, 1984/06
高速炉制御棒の照射挙動を解析するためにCORAL(ControlRodAnalysisCode)コードを開発した。CORALコードは吸収ピンの軸対祢半径方向1次元体系で計算し,照射履歴に沿って被履管とB/4Cペレットの温度,He生成と放出,被覆管とB/4Cペレットのスエリング,被覆管のクリープ,被覆管とペレットの接触,被覆管損傷和等を計算する。 本マニュアルは解析モデル,プログラムの構造とフロー,物性値,入力と実行方法,コモン変数,入出力サンプル及びプロッターの各章からなり,関係各位のCORALコード使用の便宜を図るものである。
甲野 啓一; 柴原 格; 山内 勘; 榎戸 裕二; 柚原 俊一; 田地 弘勝
Conf.on Nuclear Fuel Performance, ,
「常陽」MK-I炉心燃料集合体の照射後試験結果により得られた燃料集合体及び燃料ピンの特徴的な照射挙動を纏めた。MK-I炉心で見られた主な挙動として、ラッパ管のふくれ、燃料ピンの残留湾曲、燃料ピンのFPガス放出、燃料と被覆管の相互作用、炉心材料のスエリングが挙げられる。これらのきょどうについて、解析・評価を行い、MK-I炉心における燃料集合体挙動の全容を把握した。MK-I炉心における集合体の使用条件は比較的穏やかであり、燃料集合体の健全性に直接影響を及ぼすような挙動は見られないが、それでも高燃焼度で予見されるような高速炉特有の照射挙動が現れ始めている。
鵜飼 重雄*; 大戸 敏弘; 斉藤 好彦*; 寺沼 保*; 甲野 啓一
Inter.Conf. on Reliabe Fuels for Liquid Metal Reactors, ,
高速実験炉「常陽」において,プレナム部に,0.1mm幅,1mm長さのスリットを加工した人工欠陥付燃料要素を100MWで約1.5日間照射した。照射後試験において、同燃料要素のペレット外周部の燃料結晶粒界に沿って燃料・Na反応生成物が観察され、また有意なピン径増加が認められた。これらの試験結果に基づき,有限要素法解析コードを用いて,プロナム欠陥ピンの照射挙動を評価した結果、1.5日間の照射ごく初期においては,中心温度は健全ピンに比べむしろ低下することが確認された。これは反応生成物形成によるギャップ閉塞に起因し,ギャップ熱伝熱率が大幅に改善されたためである。本試験によりプレナム欠陥ピンの照射初期の健全性が確認された。