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保坂 淳; 肥山 詠美子; Kim, S.-H.*; Kim, H.-C.*; 永廣 秀子*; 野海 博之*; 岡 眞; 白鳥 昂太郎*; 吉田 哲也*; 安井 繁宏*
Nuclear Physics A, 954, p.341 - 351, 2016/10
被引用回数:3 パーセンタイル:26.93(Physics, Nuclear)チャームバリオンの生成反応とその崩壊過程測定に基いて、バリオンの構造や励起モードの特定を行う方法を考察した。生成反応は一段階過程によるバリオン生成に注目し、崩壊はパイオン放出による過程を考えた。J-PARCにおける今後の実験計画においてこれらの過程の測定を目指す。
白鳥 昂太郎*; 谷田 聖; 他19名*
JPS Conference Proceedings (Internet), 8, p.022012_1 - 022012_6, 2015/09
Investigation of the heavy quark baryon is a key way to understand a degree of freedom to describe the hadron structure. The diquark correlation which is expected to be a degree of freedom of hadrons can be studied from the spectroscopy of charmed baryons. An experiment to observe and investigate the charmed baryons was proposed at the J-PARC high-momentum beam line. The experiment via the reaction at 20 GeV/ using the missing mass technique will be performed for the systematic measurement of the excitation energy, the production rates and the decay products of charmed baryons. From the systematic study of charmed baryons, the diquark correlation which is expectedly an essential degree of freedom to describe the hadron structure can be revealed.
細見 健二; Ma, Y.*; 味村 周平*; 青木 香苗*; 大樂 誠司*; Fu, Y.*; 藤岡 宏之*; 二ツ川 健太*; 井元 済*; 垣口 豊*; et al.
Progress of Theoretical and Experimental Physics (Internet), 2015(8), p.081D01_1 - 081D01_8, 2015/08
被引用回数:14 パーセンタイル:66.75(Physics, Multidisciplinary)線分光によってCハイパー核のレベル構造を精密に測定した。ゲルマニウム検出器群Hyperball2を用いて、C反応からの4本の線遷移を同定することに成功した。基底状態スピン二重項のエネルギー間隔は直接遷移線により、(stat)(syst)keVと測定された。また、励起準位であるとについて、それぞれ、, keVと, keVと励起エネルギーを決定した。これらの測定されたCの励起エネルギーは反応分光によるハイパー核の実験研究において決定的な基準となる。
郷 慎太郎*; 井手口 栄治*; 横山 輪*; 小林 幹*; 木佐森 慶一*; 高木 基伸*; 宮 裕之*; 大田 晋輔*; 道正 新一郎*; 下浦 享*; et al.
JPS Conference Proceedings (Internet), 6, p.030005_1 - 030005_4, 2015/06
The high-spin states in S were investigated at Tandem-ALTO facility in Institut de Physique Nuclaire d'Orsay The Mg(O, 21n)S fusion evaporation reaction was used to populate high-spin states in S. The germanium -ray detector array ORGAM was employed to measure rays from high-spin states and charged particles evaporated from the compound nuclei were detected by a segmented silicon detector, Si-Ball. A level scheme for S was deduced based on the gamma-gamma-coincidence analysis and -ray angular correlation analysis. The half-life of the transition in the superdeformed band was estimated by measuring the residual Doppler shift. The deduced half-life shows the large collectivity of the band.
佐甲 博之; 杉村 仁志; Ahn, J. K.*; Han, Y.*; 長谷川 勝一; Hwang, S. H.*; 市川 裕大; 今井 憲一; 木内 隆太*; 小沢 恭一郎; et al.
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 763, p.65 - 81, 2014/11
被引用回数:5 パーセンタイル:38.2(Instruments & Instrumentation)J-PARCのHダイバリオン探索実験のためGEMとゲーティンググリッドを使用したTPC試験器を開発した。性能評価のため、実験室試験とビーム試験を、Ar-CHとAr-CFにて行った。検出効率は510 cps/cmまでのビームレートにおいて98%、310 cps/cmのレートにおいて90%であった。ドリフト長5-20cmにおける水平位置分解能測定値0.19-0.49mmに基づき、本実験の磁場1Tにおける位置分解能は0.3mm以下と見積った。ゲインが1.610の時、イオンバックフローの割合は5%と測定され、さらにGEMの電圧調整により3%まで抑えられた。ビームレート510cps/cmにおいてゲート使用時のバックフロー2.710scmによる位置歪みは0.2mm以下になった。一方、ゲート開の場合のバックフロー1.310scmに対応する位置歪みは2mmであった。本実験における位置歪みは要求値の1mmよりも小さい0.30.2mmと評価された。本実験における荷電粒子のエネルギーロスより平均30倍高い環境下で本実験と同程度の期間、GEMを連続動作させることができた。
佐甲 博之; Ahn, J. K.*; Baek, K. H.*; Bassalleck, B.*; Fujioka, H.*; Guo, L.*; 長谷川 勝一; Hicks, K.*; Honda, R.*; Hwang, S. H.*; et al.
Journal of Instrumentation (Internet), 9(4), p.C04009_1 - C04009_10, 2014/04
被引用回数:3 パーセンタイル:16.14(Instruments & Instrumentation)(,)反応によるHダイバリオン探索実験(J-PARC E42)のためのTPCの開発を行っている。TPCにおいてHが2個のと2個のに崩壊する事象を測定する。TPCのドリフト体積は50cm直径、55cmドリフト長を持つ8角柱構造をしておりAr-CHガスを使用する。増幅部には3層のGEMを使用する。荷電粒子の運動量測定のためTPCにはドリフト電場と平行に鉛直方向の1Tの双極磁場を超伝導ヘルムホルツ型磁石によりかける。H崩壊のアクセプタンスを最大にするためダイアモンド標的がTPC内部の筒状の穴に設置される。さらに、超高レートのビームをTPCに直接照射するため陽イオンフィードバックを極力抑制必要がある。このためTPCにGEMとgating gridを採用した。
白鳥 昂太郎
Few-Body Systems, 54(1-4), p.145 - 150, 2013/03
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Multidisciplinary)J-PARCにおいて反応を用いたペンタクォークの探索実験を行った。実験では1.92GeV/の中間子ビームを液体水素標的に照射しての生成を試みた。しかしながら、missing massスペクトルに明瞭なピーク構造を観測することができなかった。よって、の質量1.51GeV/から1.55GeV/の領域で、微分生成断面積の上限値を求めた。の散乱角度2から15の範囲に対して90%のconfidence levelで上限値0.3b/srを得た。
白鳥 昂太郎; 今井 憲一; 佐甲 博之; 佐藤 進; 他64名*
Physical Review Letters, 109(13), p.132002_1 - 132002_5, 2012/09
J-PARCにおいてペンタクォークの探索実験を1.4MeV/の高分解能のを用いて行った。1.92GeV/の中間子ビームを液体水素標的に照射し生成を試みた。しかしながら、ミッシングマススペクトルに明瞭なピーク構造を観測することはできなかった。質量領域1.51-1.55GeV/にて、微分生成断面積の上限値をの散乱角度2から15の範囲で求め0.26b/srを得た。この生成断面積の上限値からの幅の上限値をeffective Lagrangianによる理論計算を用いて求め、スピンパリティに応じ、0.72MeV/と3.1MeV/を得た。
白鳥 昂太郎
no journal, ,
理論的に予想されていたクォーク5つからなるバリオン()の存在を示すデータがLEPSグループから報告され、この報告を受けて世界各地での探索実験が行われることとなった。しかし、肯定的な結果と否定的な結果が多数報告されており、未だにの存在は確定していない。2010年にJ-PARC最初の物理データ取得実験としてJ-PARC E19実験を行い、の探索を行った。実験はJ-PARC K1.8ビームラインで行い、高い分解能を持つSKS磁気スペクトロメータシステムを用いた。Missing massとしての質量を測定し、質量分解能はFWHMで1.4MeV/を達成した。これは、これまでで最も高い感度を達成できる性能である。実験では運動量1.92GeV/のビームを液体水素標的に照射しての生成を試みた。しかし、missing massには明瞭なピーク構造は観測されなかった。実験によって与えられるの生成断面積の上限値は200nb以下となり、これは理論モデルによる計算値を大きく下回る。したがって、実験によっての存在に強い制限を与えた。
白鳥 昂太郎
no journal, ,
2003年にペンタクォーク()の存在を示すデータがLEPSグループから報告されているが、未だにの存在は確定していない。2010年にJ-PARCでの最初の物理データ取得実験としてJ-PARC E19実験を行い、の探索を行った。実験はJ-PARC K1.8ビームラインで行い、高い分解能を持つSKS磁気スペクトロメータシステムを用いた。Missing massとしての質量を測定し、質量分解能はFWHMで1.4MeV/を達成した。これはこれまでで最も高い感度を達成できる性能である。実験では運動量1.92GeV/のビームを液体水素標的に照射しての生成を試みた。しかし、missing massには明瞭なピーク構造は観測されなかった。よって、実験によりの生成断面積の上限値0.3bが得られた。
佐甲 博之; 今井 憲一; 佐藤 進; 杉村 仁志; 市川 裕大; 長谷川 勝一; 白鳥 昂太郎; 木内 隆太*; 本多 良太郎
no journal, ,
最新の格子QCD計算はHダイバリオンに対応するバリオン間ポテンシャルが短距離において引力になり、Hは弱い束縛状態か共鳴状態であると予想する。一方KEK-E224, E522実験は(,)反応で不変質量分布の閾値付近にピークを観測しHの存在可能性を示したが発見には至っていない。そこでわれわれはJ-PARCにおいて HzのKビームを用いて統計と質量分解能を向上したH探索実験(P-42)を提案した。この実験では高レートGEM-TPCを中心とした双極子磁場スペクトロメータによってHの崩壊で生成した2個の陽子と2個のを再構成する。