Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
佐藤 智徳; 内田 俊介; 塚田 隆; 佐藤 義之*; 和田 陽一*; 石榑 顕吉*
Proceedings of Symposium on Water Chemistry and Corrosion of Nuclear Power Plants in Asia, 2007 (CD-ROM), p.124 - 129, 2007/09
過酸化水素を含む高温水中では、酸素を含む高温水中よりステンレス鋼表面の酸化被膜の溶解が大きい。また、高温水中で形成される酸化被膜は、直接酸化により形成される内層と溶出した鉄イオンの再析出による外層の2層構造を持つ。外層は、酸化物粒子の集合として形成される。本研究では、この酸化物粒子の浸漬時間依存性を評価した。その結果、酸化物粒子の粒子数密度の酸化種濃度依存性を明確にした。また、過酸化水素濃度が高いときにおける被膜の高い電気抵抗は、ヘマタイトの粒子の形成によることを示した。過酸化水素が高濃度の場合、酸化物の溶解が大きいため、溶解度の大きいマグネタイト粒子は小さくなり、溶解しにくいヘマタイトは大きく成長するために大粒径の粒子と小粒径の粒子が混在する表面となることを明らかにした。
関 修平*; 前田 兼作*; 国見 仁久*; 田川 精一*; 吉田 陽一*; 工藤 久明; 杉本 雅樹; 森田 洋右; 瀬口 忠男; 岩井 岳夫*; et al.
Journal of Physical Chemistry B, 103(15), p.3043 - 3048, 1999/00
被引用回数:47 パーセンタイル:77.96(Chemistry, Physical)シリコン系高分子の1つであるポリジノルマルヘキシルシラン(PDHS)の固相薄膜に対して、LETの異なる高エネルギーイオンビーム、電子線、コバルト60線を照射した。LETは0.2~1620eV/nmの範囲で変化させた。照射によって、PDHSには不均一な架橋及び主鎖切断反応が誘起される。分子量分布の変化及びチャールズビーピナー関係式より架橋の確率を算出したところ、LETの増大とともに0.042から0.91へと増大した。
Y.S.Soebianto*; 勝村 庸介*; 石榑 顕吉*; 久保 純一*; 浜川 諭*; 工藤 久明; 瀬口 忠男
Radiation Physics and Chemistry, 48(4), p.449 - 456, 1996/00
被引用回数:11 パーセンタイル:68.15(Chemistry, Physical)高分子のモデル化合物として液体炭化水素のヘキサデカン(CH)とスクアラン(CH)を選び、ガス発生・酸素消費・酸化生成物の分析により、ガンマ線照射による酸化を調べた。主なガス生成物は水素であった。酸素の消費量は固体炭化水素の場合よりも低く、酸化反応が連鎖的には進んでいなかった。消費された酸素の90%以上が、カルボン酸に転化していることがわかった。添加剤を加えた時の酸素消費量の変化から、液体炭化水素の酸化は、ポリマーの非晶部分の酸化をよく表していることがわかった。
Y.S.Soebianto*; 楠畑 勇*; 勝村 庸介*; 石榑 顕吉*; 久保 純一*; 浜川 論*; 生明 清*; 工藤 久明; 瀬口 忠男
JAERI-Conf 95-003, 0, p.96 - 100, 1995/03
液相パラフィン及びポリプロピレンについて、放射線誘起酸化を線照射による生成物分析で解析した。酸素の物質収支と物性測定から酸化反応機構を考察した。また、酸化防止剤や耐放射線性助材の効果を調べて、放射線のエネルギー移動と酸化の連鎖反応に対する添加物の効果を解析した。
勝村 庸介*; 石榑 顕吉*
PNC TJ1602 95-003, 172 Pages, 1995/02
高レベル廃棄物の地層処分における健全性の確保のためには地下水の化学環境の把握が重要で、化学環境に及ぼす重要な因子として地下水の放射線誘起反応の検討が必要となる。本研究は地下水の化学環境への放射線影響の研究の第一歩として、水および、地下水に含まれる主要成分の放射線効果を、これまでの放射線化学分野で蓄積された知識を整理し、生ずる化学反応と、それらの反応速度定数などのデータベースを整備することを目的としている。さらに、これに基づき典型的な条件下でシミュレーションを行うとともに、今後、研究すべき反応や実験について検討した。特に、実験データの蓄積とシミュレーションとの比較が必要と結論された。
白石 浩二; G.R.Sunaryo*; 石榑 顕吉*
Journal of Physical Chemistry, 98(19), p.5164 - 5173, 1994/00
被引用回数:77 パーセンタイル:91.48(Chemistry, Physical)原子炉一次冷却水の放射線分解に於いて重要な反応に関する基礎データを得る事を目的として、水和電子と水素原子の間の平衡反応(e+HH及びe+NHH+NH)について250Cまで測定を行った。水素原子の解離定数pK(H)は、25Cでは9.6であるが250Cでは6.240.09まで低下する事がわかった。しかし、pK(H)のファントホフプロットは下に凸の曲率を示し、高温では水の誘電率が低下するため、(室温近傍からの外挿値よりも)解離しにくくなる事もわかった。解離定数の温度依存性から水和電子の比熱と評価したところC°(e)は25Cで-1111calKmolとなった。この値はアニオン種としては例外的に大きく、水和電子近傍の弱い結合を反映しているものと推定された。上記の平衡反応の反応速度のアレニウスプロットは、いずれも直線からのずれを示した。その原因についても考察を加えた。
渡辺 正次郎*; 松田 修; 岡本 次郎; 町 末男; 石榑 顕吉*; 田畑 米穂*
Journal of Polymer Science; Polymer Chemistry Edition, 17(2), p.551 - 559, 1979/00
ヘキサフルオルアセトンと2-メチル-1-ペンテンが0C以下の低温で放射線共重合することを見出した。本報では、共重合を0Cから-100Cまでの種々の温度で行い、反応に対する種々の添加物効果および生成共重合体の構造を検討した。その結果、共重合はカチオン重合機構で進行し、交互共重合体を生成することが明らかになった。重合機構と共重合体構造の関係について考案を加えた。