Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
長谷川 正毅*; 砂塚 英夫*; 須永 博美; 貴家 恒男; 瀬口 忠男; 河野 功*
EIM-89-122, p.11 - 18, 1989/12
代表的な絶縁材料である架橋ポリエチレン(XLPE)、エチレンプロピレンゴム(EPR)、シリコーンゴム(SiR)、およびポリ塩化ビニル(PVC)に真空中で10~12MeVのプロトン照射を行い、引張り試験及び電気的測定を行い、空気中の中性子照射効果、線照射効果と比較検討した。プロトン照射したXLPE、EPR、PVCの引張り特性および電気的特性の線量依存性は真空中の線照射と同様な傾向を示した。しかし、SiRは線照射とは異なった結果を示した。また、中性子照射による結果は空気中の線照射の結果と良く対応した。これらの結果から、実験に供した脂肪族系の材料の陽子および中性子照射効果は線照射によりある程度模擬することができることが示唆された。
角田 恒巳; 堀越 繁*; 清水 正夫*; 藤原 正彦*; 砂塚 英夫*; 高橋 享*; 上野山 博巳*
藤倉電線技報, 60(7), p.25 - 33, 1979/00
高速炉一次系近傍のように、高温・高放射線の厳しい環境下で使用することを目的に、無機系絶縁材を主体とし、一部に耐熱有機絶縁材を併用した可とう性ケーブルを試作し、高温・高線のもとで、基礎的なデータ蓄積とともに各種の特性試験を行った。その結果、一般的なケーブル機能を備えた上に、熱・温度及び火災に対して十分な耐力を有すること、510Rの高線量照射に対して十分耐え、且つ高線量率線下でも十分な絶縁耐力を有し、直流部分放電電荷も10Cを超えることはなかった。などが確認でき、今試作ケーブルが実用に供し得ることが判った。
栗山 将; 中瀬 吉昭; 一色 節也*; 砂塚 英夫*; 藤本 郁夫*; 高橋 享*; 八橋 元治*; 新元 孝*
藤倉電線技報, (56), p.25 - 32, 1977/00
原子力発電所で使用される電気ケーブルには、設計基準事故の一つである冷却材喪失事故(LOCA)が起っても、その性能を発揮することが要求されている。この事故時には、高温高圧水蒸気下で放射線も加わった環境になる。本報告では、放射線照射下における絶縁材料の電気特性について検討するが、この特性変化の主因である放射線誘起電流および、その減喪を取り上げた。短寿命、および長寿命荷電担体の評価、その減喪挙動の検討から、高線量率下では短寿命担体が支配的であり、低線量下では長寿命担体が支配的であることを明らかにした。また、化学構造も重要な役割を演じているが、これを明確にするためには、結晶性等材料の微細構造の役割も明らかにすべきことを主張した。