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磯野 健一; 久保 重信; 近澤 佳隆; 堂崎 浩二*; 大矢 武明*; 由井 正弘*
Proceedings of 22nd International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-22) (DVD-ROM), 7 Pages, 2014/07
JSFR実証炉について、軽水炉並みにほぼ全ての構成要要素の保守補修を可能にすることを目標とし、主要機器である原子炉構造及び1次・2次主冷却システムを対象に保守・補修が困難な部位を抽出した。抽出した保守・補修困難部位について、改善策検討の原則を設定し、改善案を提案した。更に、改善した主要機器を統合してプラント概念を再構築し、それが実際の発電所として実現可能であるかを確認するため、系統成立性及び安全性確認等一連の評価を実施した。その結果、再構築した概念は750MWeの実証炉だけでなく1500MWeの実用炉にも採用できる見通しを得た。
磯野 健一; 近澤 佳隆; 堂崎 浩二*; 川崎 信史*; 衛藤 将生*
no journal, ,
電力中央研究所で平成23年度に実施した原子炉構造の保守補修性向上策について以下の検討内容を紹介する。検査装置によるアクセス性向上、及び炉内構造物の引き抜きを前提とした構造改善案の抽出。抽出した各改善案に対する安全性,構造健全性,製作性、系統運転に対する課題の整理と改善案の具体化。検査・保守方法として、燃料交換機型アクセス装置等を用いた炉内ナトリウム中構造物へのアクセス性の評価。補修方法として、炉心上部機構,回転プラグ・ルーフデッキ及び炉心支持構造の引き抜き手順の具体化。
磯野 健一; 久保 重信; 近澤 佳隆; 堂崎 浩二*; 川崎 信史*; 衛藤 将生*
no journal, ,
電力中央研究所で平成24年度に実施した原子炉構造の保守補修性向上策について以下の検討内容を紹介する。保守・補修性改善策を数項目抽出し、それらを改善目的に応じて分類整理し、改善構造A(検査性及びアクセス性は最大限向上させ、原子炉容器径の増加を1m程度に抑制した概念)、改善構造B(改善構造Aに加え、炉心上部機構の単独引抜きを可能とし、炉心上部機構自体や炉心構成要素、燃料交換機に係るトラブル時の補修性向上を目指した概念)、改善構造C(改善構造Bに加え、炉心支持構造本体の引抜きを可能とし、炉心支持構造本体のトラブル時の補修対応や、炉容器インプレース補修等の補修性向上を目指した概念)の3案を設定した。設定した各改善構造概念に対し、設計成立性,製作性,保守・補修性,開発課題の容易性,経済性の観点で比較評価を行い、改善構造Aを選定した。