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論文

Bipartite magnetic parent phases in the iron oxypnictide superconductor

平石 雅俊*; 飯村 壮史*; 小嶋 健児*; 山浦 淳一*; 平賀 晴弘*; 池田 一貴*; Miao, P.*; 石川 喜久*; 鳥居 周輝*; 宮崎 正範*; et al.

Nature Physics, 10(4), p.300 - 303, 2014/04

 被引用回数:103 パーセンタイル:95.46(Physics, Multidisciplinary)

High-temperature (high-$$T_{rm c}$$) superconductivity appears as a consequence of the carrier-doping of an undoped parent compound exhibiting antiferromagnetic order; thereby, ground-state properties of the parent compound are closely relevant to the superconducting state. On the basis of the concept, a spin-fluctuation has been addressed as an origin of pairing of the superconducting electrons in cuprates. Whereas, there is growing interest in the pairing mechanism such as an unconventional spin-fluctuation or an advanced orbital-fluctuation due to the characteristic multi-orbital system in iron-pnictides. Here, we report the discovery of an antiferromagnetic order as well as a unique structural transition in electron-overdoped LaFeAsO$$_{1-x}$$H$$_x$$ ($$x sim 0.5$$), whereby another parent phase was uncovered, albeit heavily doped. The unprecedented two-dome superconducting phases observed in this material can be interpreted as a consequence of the carrier-doping starting from the original at $$x sim 0$$ and advanced at $$x sim 0.5$$ parent phases toward the intermediate region. The bipartite parent phases with distinct physical properties in the second magnetic phase provide us with an interesting example to illustrate the intimate interplay among the magnetic interaction, structural change and orbital degree of freedom in iron-pnictides.

論文

地層中移行試験に用いる放射性核種供給源構成素材の核種吸着・脱離特性

田中 忠夫; 山本 忠利; 神山 秀雄*

日本原子力学会誌, 37(1), p.51 - 58, 1995/00

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)

難透水性地層試料を対象とした放射性核種の移行試験を長期間にわたり行う場合、安定な放射性核種供給源があると試験の実施が容易となる。放射性核種供給源として適当な汚染層構成素材を選定するため、中性化が進行したセメント、海岸砂、ケイソウ土、砂岩、陽イオン交換樹脂、ゼオライト、シリカゲル及び豊浦砂の8種素材を対象として、$$^{60}$$Co,$$^{85}$$Sr及び$$^{137}$$Csの吸着特性及び脱離特性を調べた。シリカゲルは、長期間の物理・化学的安定性、3核種全てに対する吸着親和性、核種の放出効率、放出率の安定性、放出化学形の均一性等が、他の素材に比べて優れていた。放射性核種供給源に要求される物理・化学的特性を有しているシリカゲルは、汚染層構成素材として充分利用可能であることが示された。

報告書

放射性核種野外移行試験; 日中協力研究

神山 秀雄*; 山本 忠利; 下岡 謙司; 武部 愼一; 小川 弘道; 田中 忠夫; 向井 雅之; 古宮 友和; S.Li*; Z.Wang*; et al.

JAERI-Research 94-009, 44 Pages, 1994/07

JAERI-Research-94-009.pdf:1.69MB

低レベル放射性廃棄物の浅地層中処分に係わる安全評価手法を確立することを目的として、中国輻射防護研究院との協力研究を5年間にわたって実施した。黄土層から成る野外試験場において$$^{3}$$H、$$^{60}$$Co、$$^{85}$$Sr及び$$^{134}$$Csの移行試験を自然条件及び人工降雨による促進条件の下で2年にわたり実施するとともに、実験室実験及びサイト特性調査により移行パラメータ等の種々の情報を得た。人工降雨条件下における$$^{85}$$Srの移行は局所吸着平衡モデルで解析評価できることが分かった。$$^{60}$$Coと$$^{134}$$Csの移行については速度論的吸着モデルの適用の優位性が示唆された。自然条件下における$$^{60}$$Co、$$^{85}$$Sr及び$$^{134}$$Csの移行現象は、人工降雨条件下の試験、実験室実験、サイト特性調査等の結果を総合的に解析することにより得た移行パラメータと吸着・移行モデルを組み合わせることにより評価できることが実証された。

報告書

Determination of distribution ratio for $$^{60}$$Co,$$^{85}$$Sr and $$^{134}$$Cs in loess medium

田中 忠夫; 小川 弘道; Z.Li*; H.Wang*; 神山 秀雄*

JAERI-M 94-077, 17 Pages, 1994/06

JAERI-M-94-077.pdf:0.61MB

放射性核種野外移行試験を実施してきた中国輻射防護研究院の野外試験場内16地点から採取した黄土を対象として、黄土と地下水との間における$$^{60}$$Co、$$^{85}$$Sr及び$$^{134}$$Csの分配比を測定した。16試料に対する各放射性核種の分配比はほぼ一定の値を示し、野外試験場は放射性核種の収着性の観点から均一な黄土層であるとみなすことができた。収着親和性の大きさは$$^{134}$$Cs$$>$$$$^{60}$$Co≫$$^{85}$$Srの順であった。収着親和性の小さな$$^{85}$$Srは黄土層中を移行し易いので、移行現象を調べるための有効な核種であることが分かった。分配比に及ぼす種々のパラメータの影響を調べた結果、分配比の測定においては適切な温度及びpHを選定する必要があることが示唆された。また、黄土へのSrの収着は可逆的なイオン交換反応に支配されているが、Co及びCsの収着は非可逆的な反応に支配されていることが分かった。

報告書

Preliminary investigation on determination of radionuclide distribution in field tracing test site

田中 忠夫; Guo, Z.*; 向井 雅之; 武部 愼一; S.Li*; 神山 秀雄*

JAERI-M 93-235, 17 Pages, 1993/12

JAERI-M-93-235.pdf:0.55MB

中国輻射防護研究院野外試験場の黄土層において、$$^{3}$$H,$$^{60}$$Co,$$^{85}$$Sr及び$$^{134}$$Csを用いた放射性核種野外移行試験を実施してきた。原位置における放射性核種の移行挙動を正確に評価するためには、精度の高い放射性核種の分布データを得ることが必要である。本報では、野外試験場からの試料の採取方法並びに採取した試料の分析方法について検討し、分布データを得るための適切な方法を提案した。

報告書

Migration behavior and sorption mechanisms of radionuclides in sedimentary sand stones; Influence of particle size and weathering

田中 忠夫; K.Sriyotha*; 神山 秀雄

JAERI-M 93-109, 16 Pages, 1993/05

JAERI-M-93-109.pdf:0.55MB

$$^{60}$$Co,$$^{85}$$Sr及び$$^{137}$$Csの移行挙動と収着機構に及ぼす粒径及び風化の影響について研究した。異る粒径に破砕した未風化砂岩及び風化砂岩を用いたカラム移行実験を行い、3核種の移行挙動を調べた。さらに、各核種の移行を支配する収着機構を明らかにするため、pH5のHCl,CaCl$$_{2}$$,KCl,NH$$_{2}$$OH-HCl,K-oxalate及びH$$_{2}$$O$$_{2}$$の各水溶液を順に用いて収着核種の抽出を行った。3核種の分配係数は、粒径の増大に伴う比表面積の減少並びに固液相間での非平衡接触の発生のため、粒径の大きい砂岩が小さな値を示した。また、風化砂岩に対する分配係数は、未風化砂岩に比べ大きな値となった。支配的な核種収着機構が両砂岩で同じであったことから、風化砂岩の高い収着能は、風化作用によって生じる粘土鉱物等の有効な収着サイトの増に関係していることが示唆された。

報告書

吸光光度法によるV価のネプツニウムの連続定量

田中 忠夫; 神山 秀雄

JAERI-M 93-035, 22 Pages, 1993/03

JAERI-M-93-035.pdf:0.54MB

ネプツニウム(V)とアルセナゾIIIとの錯形成による呈色反応を利用して、吸光光度法による水溶液中微量ネプツニウム(V)の連続定量を試みた。容量300$$mu$$lのフローセルへ、pHを4.3に調節した酢酸-酢酸ナトリウム緩衝液中のアルセナゾIII2$$times$$10$$^{-5}$$Mとネプツニウム(V)1$$times$$10$$^{-6}$$~1$$times$$10$$^{-5}$$Mをそれぞれ0.5ml/minで送液し、650nmでの吸光度を検出した。種々の土壌試料からの溶出イオンの共存下で、10$$^{-6}$$~10$$^{-5}$$Mのネプツニウム(V)の連続定量が可能であることを確認した。本法を砂質土壌層中におけるネプツニウム(V)の移行実験に応用した。測定された砂質土壌層流出液中におけるネプツニウム(V)の濃度は、放射能分析との比較で良好な結果が得られた。

報告書

通気層土壌試験の低吸着領域における放射性核種の移行挙動,第2報; 流量の影響とその解析

武部 愼一; 向井 雅之; 古宮 友和; 神山 秀雄

JAERI-M 93-034, 15 Pages, 1993/02

JAERI-M-93-034.pdf:0.74MB

未攪乱状態の通気層土壌試料を用いて、$$^{60}$$Co,$$^{85}$$Sr及び$$^{137}$$Csで汚染した土壌から脱離した放射性核種の大型カラム試験において、前報に続いて低吸着領域における核種移行挙動について、地下水流下をトリチウムの破過開始直後までにとどめることにより調べ、土壌中の核種濃度分布及び流出液濃度分布の時間変化の結果を総合して解析を行った。その結果、この程度の流量では、$$^{85}$$Sr及び$$^{137}$$Csは深部への移行は認められず、$$^{60}$$Coについてのみ低吸着領域の移行が認められ、その濃度分布にはピークが見出された。この低吸着領域における$$^{60}$$Coの移行挙動について、吸着及び脱着反応速度定数を考慮した非定常の取扱において、最大吸着容量を導入したモデルを用いることにより、核種の流出液中濃度及び土壌中分布を統一的に説明することができた。解析結果から、染層層における$$^{60}$$Coの移行し易い化学形の初期割合は、0.1%程度と推定された。

報告書

通気層土壌試験の低吸着領域における放射性核種の移行挙動

武部 愼一; 向井 雅之; 古宮 友和; 神山 秀雄

JAERI-M 92-205, 19 Pages, 1993/01

JAERI-M-92-205.pdf:0.77MB

未攪乱状態で採取した4種類の土壌試料を用いて、$$^{60}$$Co,$$^{85}$$Sr及び$$^{137}$$Csで汚染した土壌から脱離した放射性核種の大型カラムによる移行試験を行った。$$^{60}$$Coについては、カラム上部の高濃度吸着部分の下部に広い範囲にわたり平担な低濃度吸着領域が見出され、また、流出液中にも低濃度検出され、特徴的な濃度の時間変化が観測された。通気層土壌中の低吸着領域における$$^{60}$$Coの移行挙動について、非陽イオン性化学種の吸着及び脱離反応速度を考慮した核種移行モデルによる解析を試み、これらの試験結果をかなりよく説明することができた。

論文

Analysis of results obtained from field tracing test under artificial rainfall condition

田中 忠夫; 神山 秀雄*; 向井 雅之; Guo, Z.*; S.Li*; S.Li*

Proc. of Asia Congress on Radiation Protection, p.681 - 684, 1993/00

中国輻射防護研究院との協力研究により、1989~1991年にかけて中国の黄土地帯で放射性核種移行フィード試験を実施した。人工降雨条件下で実施したフィールド試験の結果について、バッチ及びカラム実験など室内実験から得た結果も考慮して解析を行った。フィールド試験における$$^{85}$$Srの移行挙動は、$$^{85}$$Srの黄土との反応として分配係数を用いる最も一般的な平衡収着モデルを適用することにより、十分に評価でかることを示した。一方、$$^{60}$$Co及び$$^{134}$$Csの移行挙動は、一次反応速度式で表した可逆収着と固定化及びろ過理論を合成した非平衡収着モデルを仮定することにより、概ね説明できた。

論文

Analysis of results obtained from field tracing test under natural rain condition

向井 雅之; 神山 秀雄*; 田中 忠夫; Z.Wang*; Y.Zhao*; Z.Li*

Proc. of Asia Congress on Radiation Protection, p.673 - 676, 1993/00

低レベル廃棄物の浅地層処分に対する安全性評価手法を確立するため、中国輻射防護研究院との研究を共同で実施した。その一つとして自然降雨条件下の野外試験を、中国黄土高原の野外試験場ピットで$$^{3}$$H,$$^{60}$$Co,$$^{134}$$Csを使用して実施した。自然降雨条件における土壌水の複雑な時間的・空間的挙動を調べるため、降雨量、蒸発量等を観測した。蒸発量は熱収支と渦相関を組合せた方法で観測値を解析し求めた。土壌水分持性曲線と不飽和透水係数を採用した数値モデルを開発し、ピット内の土壌水挙動を求めた。求めた土壌水の挙動を用いて、$$^{3}$$Hの移行を数値的に評価した。核種の移行解析を行う前に注意深く土壌水挙動の評価を行うことにより、複雑な自然降雨条件下の$$^{3}$$H分布の経時変化を説明することができた。

論文

Sorption and desorption behavior of $$^{60}$$Co,$$^{85}$$Sr and $$^{137}$$Cs in a porous tuff; Mechanisms and kinetics

C.K.Park*; S.I.Woo*; 田中 忠夫; 神山 秀雄

Journal of Nuclear Science and Technology, 29(12), p.1184 - 1193, 1992/12

多孔質凝灰岩への収着特性を研究するために、$$^{60}$$Co,$$^{85}$$Srおよび$$^{137}$$Csの収着実験が行われた。収着速度と律速過程が調べられた。また、収着と分配比に及ぼす粒径の影響も調べられた。種々の抽出剤を用いての脱着実験が行われ、地下水条件における可逆収着およびイオン交換、Fe-Mn酸化物やオキシ水酸化物との結合、不可逆的固定化などの収着機構の識別が行われた。ストロンチウムは、凝灰岩表面に反応速度が速く可逆的であるイオン交換反応によって主として収着される。コバルトとセシウムの収着過程は単純ではない。コバルトの収着は、主としてFe-Mn酸化物への結合であり、不可逆的な固定化も起こる。コバルトの収着速度は、鉱物の格子への拡散によって支配される。セシウムの主な収着は不可逆的固定化であり、イオン交換も生じている。

報告書

TRU核種の移行評価を目的とした分配係数の実験的取得手法

田中 忠夫; 神山 秀雄

JAERI-M 91-118, 13 Pages, 1991/08

JAERI-M-91-118.pdf:0.56MB

青森県下北地方の代表的である砂岩、擬灰岩および砂質土壌を用いて、アメリシウムおよびプルトニウムのバッチ法による分配係数測定実験を行った。アメリシウムおよびプルトニウムの分配係数は、吸着反応開始時の人工地下水のpHおよび固液分離条件によって影響を受けることを見出した。これに基づき、地層中を移行できる化学種は地層の間隙径、浸透水のpHなどによって異なるので、分配係数は地層間における核種の移行経路によって変化することを示した。天然バリア中におけるTRU核種の移行評価に用いるのに妥当な分配係数を得るためには、地層構造、各地層の物理的・化学的特性および移行経路を考慮した実験条件を選定することが必要であると結論した。

報告書

放射性核種の地表水中から地表面への移行に関する試験研究,第1報; ローム層攪乱試料

向井 雅之; 武部 愼一; 古宮 友和; 神山 秀雄

JAERI-M 91-100, 17 Pages, 1991/07

JAERI-M-91-100.pdf:0.69MB

低レベル放射性廃棄物処分施設より漏出した核種の環境中移行シナリオの一つとして、地表水による移行経路があり重要である。このため、放射性核種を含んだ汚染水が緩い斜面を下流する状況を模擬した地表面核種移行試験を進めている。本報では、浸透拘束条件下の地表面における水理状況に応じた核種吸着状況を把握するための試験を行い、地表流の流量と流下時間を組み合わせた試験条件で流出液中核種濃度の経時変化と土壌吸着濃度分布を求めた。流出液中核種濃度は、経過時間によらずほぼ一定で、流量が少ないほど減少した。土壌吸着濃度は、急激に濃度が減少する流入口付近と、それ以降の濃度がほとんど変わらない部分の2つからなる特徴的な分布を示した。この分布は、地表流の流動は拡散を2次元、移流に鉛直流速分布を与え、吸着を1次吸着反応式で表したモデルで大局的に近似することができた。

論文

放射性核種の浅地中移行に対する天然バリアの性能評価試験における課題

神山 秀雄

KURRI-TR-349, p.16 - 22, 1991/00

平成元年度に終了した「天然バリア安全性実証試験」のうち、野外通気層核種移行試験について、その概要について述べるとともに、試験結果の解析評価に際して検討した、1)適用する核種移行モデル、2)土壌構造の不均一性と水理特性の取扱い、3)核種移行試験結果の取扱い、4)実験解析モデルの移行評価モデルへの適用化、の4つの課題について考察した内容を報告した。

論文

Sorption mechanism of radioactive nuclides in sedimentary rocks

田中 忠夫; K.Sriyotha*; 神山 秀雄

Proc. of the 3rd Int. Conf. on Nuclear Fuel Reprocessing and Waste Management: RECOD91,Vol. 2, p.1011 - 1016, 1991/00

堆積層中のTRU核種の移行挙動を検討する準備段階として、移行化学形のわかりやすい$$^{60}$$Co、$$^{85}$$Sr及び$$^{137}$$Csの収着移行メカニズムについて研究した。下北のLLW最終貯蔵予定地周辺から採取した砂岩、凝灰岩及び砂質土壌を用いたカラム移行実験を行い、核種による移行挙動の違いを調べた。さらに、各核種の移行を支配する収着メカニズムを明らかにするため、収着試料についてCaCl$$_{2}$$、KCl、NH$$_{2}$$OH・HCl、K-Oxalate、H$$_{2}$$O$$_{2}$$-HNO$$_{3}$$の各水溶液を用いたバッチ法による化学抽出を行なった。移行性の大きな$$^{85}$$Srは、各試料に収着した$$^{85}$$Srのほとんど全てがCaCl$$_{2}$$によって抽出され、可逆的なイオン交換反応に支配されることが見い出された。一方、$$^{60}$$CoはNH$$_{2}$$OH・HCl及びK-Oxalateによって、また$$^{137}$$CsはKClによって主に抽出され、それぞれFe及びMn酸化物への収着及び粘土鉱物層内への内部収着に基づく非可逆的な反応が支配的であるため、移行性が小さいことが明らかとなった。

論文

Elimination of manganese-54 in waste water by oxine-impregnated activated charcoal

本島 健次*; 立川 圓造; 神山 秀雄

Journal of Nuclear Science and Technology, 16(5), p.356 - 362, 1979/00

 被引用回数:4

オキシン添着活性炭カラムによるマンガンイオンの捕集効率を調べた。吸着初期では吸着は一次式に従うが処理水量の増加とともに初期の速い吸着とともにおそい吸着過程が関与し結果として一次式からのずれがみられる。種々のカラム長からの破過時間を実験的に求めるとともに理論式を求め「有効吸着容量」の概念を導入し一般式を求めた。

論文

Adsorption of radionuclides in waste water on oxine-Impregnated activated charcoal; Adsorption characteristics of manganese-54 ion

本島 健次*; 立川 圓造; 神山 秀雄

Journal of Nuclear Science and Technology, 16(3), p.200 - 206, 1979/00

放射性コバルトおよびマンガンは種々原子力施設からの廃水中の放射性核種の90%以上を占める。マンガンイオンのオキシン添着炭による吸着挙動を調べた。イオンの吸着はマンガンオキシネートのpH依存性にともない高pH側でより強く吸着される。吸着に関する二つのパラメータ吸着容量および吸着速度を種々イオン濃度の関数として求め、先に報告したコバルトイオンについての結果と比較検討した。

論文

Removal of radiocobaltion in waste water oxine-impregnated activated charcoal; Column experiments

本島 健次*; 立川 圓造; 神山 秀雄

Nuclear Technology, 42(2), p.172 - 179, 1979/00

 被引用回数:4

オキシン添着活性炭カラムによる水中の放射性コバルトイオンの吸着除去に関する研究を行った。見掛けの吸着速度定数Kapは先にバッチ法で得た結果と同様な濃度依存性を示し0.06ug/me以下の濃度ではほぼ一定となる。又カラム破過時間を求めるに必要なパラメーターを実験的に求めた。計算値は実験値と$$pm$$10%以内でよい一致を示す。

論文

Removal of radiocobalt in waste water by activated charcoal using oxine as a chelating agent

本島 健次; 立川 圓造; 神山 秀雄; 今橋 強

Annals of Nuclear Energy, 5(1), p.5 - 12, 1978/01

 被引用回数:12

活性炭をオキシンで添着し、水中のコバルトの除去に関する特性を調べた。吸着容量は添着量と共に増加する。しかし初期吸着速度は変化を受けず、拡散律速であることを示している。無添着炭に捕集されたコバルトイオンは水により容易に洗い流されるが、添着炭に捕集されたものは洗い流されず、安定に捕集されている。吸着の初期では吸着速度は水中のコバルト濃度の0.91乗に比例する。

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