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川橋 正昭*; 細井 健司*; 平原 裕行*; 福井 大俊*; 文沢 元雄
可視化情報学会誌, 14(54), p.185 - 190, 1994/07
高温ガス炉スタンドパイプ破断事故時の空気浸入挙動解明の一環として、本報では、ヘリウム-空気置換流の可視化実験を行った。置換流の可視化はレーザライトシート法を用い、流速測定はビームスイープ照明法によるスペックル法を用いて行った。その結果、水平開口(垂直管)において生じる捩れ構造の対向置換流および傾斜開口(傾斜管)において生じる二層密度流の構造が明らかとなった。さらに捩れ構造から二層流構造への遷移過程が可視化できた。これらの可視化観察より、置換流量と傾斜角との関係を考察した。
川橋 正昭*; 細井 健司*; 平原 裕行*; 福井 大俊*; 文沢 元雄
Proc. of the 3rd Asian Symp. on Visualization:ASV 94, 0, p.792 - 797, 1994/00
高温ガス炉スタンドパイプ破断事故時空気浸入挙動の解明の一環として、本研究では浮力置換流の挙動を調べた。傾斜した開口管及びテスト容器にレーザライトシートを照明することで可視化し、また置換流量は質量変化法により測定した。その結果、置換流量は時間とともに変化し、傾斜角にも大きく依存することがわかった。また可視化により、傾斜角が30゜以上では成層した分離流となること、傾斜角が15゜の場合は、衝突振動流と分離流の2つの流動様式が混在することが明らかとなった。
川橋 正昭*; 細井 健司*; 平原 裕行*; 福井 大俊*; 文沢 元雄
The 4th Triennial Int. Symp. on Fluid Control,Fluid Measurement,and Visualization; FLUCOME 94, 0, p.691 - 695, 1994/00
高温ガス炉空気浸入事故時の流動挙動解明の一環として、本研究では小口径開口部を通るヘリウムと空気の置換流について可視化観察を行った。可視化はレーザライトシート法を用いた。その結果、水平開口において捩れ構造の対向置換流が生じること、傾斜開口においては分離した二相流構造となることが明らかとなった。またこれらの可視化観察により、置換流量と傾斜角との関係を考察した。
川橋 正昭*; 細井 健司*; 平原 裕行*; 福井 大俊*; 文沢 元雄
可視化情報学会誌, 13(SUPPL.2), p.87 - 90, 1993/10
高温ガス炉スタンドパイプ破断時空気侵入挙動の解明の一環として、傾斜管内置換流の可視化実験を行った。すなわち、容器内気体(ヘリウム)の密度が外気(空気)に比べて小さい場合、容器上部の傾斜管内で対向置換流が生じるが、その置換流をレーザライトシート法により可視化した。その結果、傾斜管内では断面内2次流れが観察されたが、管路全体にわたってほぼ分離した置換流が生じていることが明らかになった。