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西方 香緒里; 木村 明博; 土谷 邦彦; 鈴木 邦彦*; 秋山 博明*; 長倉 正昭*; 河内 幸正*; 棚瀬 正和*
Proceedings of 5th International Symposium on Material Testing Reactors (ISMTR-5) (Internet), 9 Pages, 2012/10
テクネチウム-99m(Tc)は、がん,心筋梗塞,脳卒中をはじめとする疾病の画像診断に欠かせない放射性診断薬である。TcはMoの-崩壊により生成される。親核種である放射性モリブデン(Mo)は原料のMoに中性子を原子炉内で中性子照射することにより製造される。Mo収率増加・効率的生産の理由から高密度のMoOペレットを照射ターゲットとして使用する必要がある。本研究では、高密度MoOペレットを製造するためのひとつの手段であるプラズマ活性化焼結(PAS: Plasma Activated Sintering)法をとりあげ、(1)高密度MoOペレットの試作、(2)好適な焼結条件検出のための特性評価、(3)溶解工程での不溶解性残渣を少なくするための酸化技術の開発、(4)製造した高密度MoOペレットのNaOH溶液への溶解特性試験を行った。
西方 香緒里; 木村 明博; 石田 卓也; 土谷 邦彦; 北岸 茂
秋山 博明*; 長倉 正昭*; 鈴木 邦彦*
【課題】溶解時に不溶解性残渣が少ない、高密度MoO3ペレットの製造工程を確立することにより、放射性診断薬である99mTcの抽出に適する放射性モリブデン溶液を作製する方法を提供すること。 【解決手段】この方法は、MoO3粉末を準備する工程と、前記MoO3粉末を加熱されたダイに充填し、大気中で焼結処理し、MoO3ペレットを作製する工程と、前記MoO3ペレットを酸化処理する工程と、酸化処理された前記MoO3ペレットに中性子を照射し、照射済MoO3ペレットを作製する工程と、前記照射済MoO3ペレットを溶解し、放射性モリブデン溶液を得る工程を有する。