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秋山 雅胤*; 片倉 純一
JAERI-M 88-252, 239 Pages, 1988/12
高速中性によるTh、U、U及びPuの核分裂で発生する遅発ガンマ線スペクトルの測定データを表型式で表示した。スペクトルデータは、総和計算に使用すれる核データの信頼性を評価するのに有効である。測定は、東京大学の弥生炉で実施された。データは、NaI(Tl)検出器で得られた。生データは、スペクトル分布を得るために、アンホールディングされた。スペクトル分布は100keVから5MeVのエネルギー範囲で表型式で表示した。表示したデータの単位はphotons/fission/sec/MeVである。
五十嵐 信一; 秋山 雅胤*; 松本 純一郎; 中島 豊; 川合 将義*
JAERI-M 84-182, 107 Pages, 1984/10
1984年3月12日から16日の5日間、日本原子力研究所においてNEA核データ委員会(NEANDC)の第24回会合が開催され、その期間中の3月14日に、表記の研究会が行われた。研究会は日本原子力研究所とシグマ研究委員会との共同で準備され、NEANDC会合出席者を含めて約60名の研究者が参加した。本報告書は、研究会で発表された10編の論文をまとめたものである。
片倉 純一; 秋山 雅胤*; 吉田 正*; 松本 純一郎; 中嶋 龍三*
JAERI-M 84-117, 42 Pages, 1984/06
JNDCによる核分裂生成物崩壊データ・ファイル(JNDCファイル)を改訂するために、数核種について崩壊形式を検討した。その結果、RbとLaについては、JNDCファイルで採用すべきであることが分った。RbとLaの平均エネルギーを修正したファイルを用いた崩壊熱の計算は、数1000秒以降の冷却期間において、実験値により一致するようになった。ただし、数100秒から1500秒に見られた不一致を改善するには至らず、今後に残された課題である。
田坂 完二; 井原 均; 秋山 雅胤*; 吉田 正; 松本 純一郎; 中嶋 龍三*
JAERI 1287, 218 Pages, 1983/10
原子炉の安全性、遮蔽、核燃料サイクルなど広い利用分野で、崩壊熱のより精度の高い評価が要求されている。シグマ委員会崩壊熱評価ワーキング、グループでは、1000を越える核分裂生成物(FP)の崩壊データ、核分裂収率データを評価し、さらに実験のない短寿命領域の核種については理論的評価を求めて崩壊熱総和計算用ライブラリーを作った。そして崩壊熱実験値と比較、そのいずれの原因を検討して、最終的には短寿命のデータの良くない約90核種と実験的評価値から理論的評価値に置換えることにより、Pu、Puなどほとんどの場合に良い結果に導びくライブラリーを完成した。本報告書は、このライブラリー(第1版)の総合報告と云うべきものである。含まれる個々のデータと評価の方法、核分裂エネルギー、崩壊熱実験データとの比較検証、そして利用者のための指数関数タイプのフィッテング式などを含んでいる。
井原 均; 松本 純一郎; 田坂 完二; 中嶋 龍三*; 秋山 雅胤*; 吉田 正*
JAERI-M 9714, 132 Pages, 1981/10
核分裂生成物の生成崩壊を解析するコードDCHAIN、FPGSの核分裂収率データ作成、核データ・ライブラリーの編集、検索、データの修正の機能を持つ計算機コード、PROFP-Yの内容の報告書である。このコードを用いて、シグマ委員会;崩壊熱評価ワーキング・グループにおいて作られた崩壊データ・ファイル(JNDC FP Decay Data File:JAERI-M9357)とRinder-Meekにより整備された核分裂収率を基に崩壊熱計算用ライブラリーが作成された。現在実験データとの比較検討、それによるファイルの改善がなされつつあり、大変に良い結果を得ている。このコードはデータの修正や置換えが容易に行なえるように工夫されており、崩壊熱の感度解析などに大変有用である。
井原 均; 松本 純一郎; 田坂 完二; 秋山 雅胤*; 吉田 正*; 中嶋 龍三*
JAERI-M 9715, 117 Pages, 1981/09
崩壊熱の総和計算に用いられる、1172の核分裂生成物核種にたいする崩壊データと収率データを、崩壊連鎖図と表を用いて、データ・ブック的な見易い形にまとめた。このデータの内容は、シグマ委員会、崩壊熱評価ワーキング・グループによる評価結果からなり、最近崩壊熱実験データの説明に注目すべき成果を上げている。なお80核種にたいする中性子捕獲断面積も表示されている。核分裂生成物の質量数は66から172までの範囲にわたってとられている。
山本 徹*; 秋山 雅胤*; 松本 純一郎; 中嶋 龍三*
JAERI-M 9357, 80 Pages, 1981/02
核分裂生成物の崩壊熱の問題は、原子炉の実用化に伴う安全性の問題と関連して、最近とみに重要視されてきている。シグマ委員会・崩壊熱評価ワーキング・グループでは、個々の核分裂生成物の崩壊データを基に、総和計算によって崩壊熱を評価する作業をほぼ終了した。本報告書は、その評価作業のまとめの一部で、ベーター、ガンマ線の崩壊構造データから、計算コードPROFPを用いて平均崩壊エネルギーおよびその誤差を計算した方法と結果、および崩壊データの得られない核種についてはその評価値(理論的な推定評価の詳細は別の報告書を予定)を、半減期、Q値、崩壊様式と分岐比などと共に、合計1172核種について表示したものである。