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三枝 純; 菊田 恭章; 秋野 仁志
Applied Radiation and Isotopes, 77, p.56 - 60, 2013/07
被引用回数:9 パーセンタイル:57.54(Chemistry, Inorganic & Nuclear)福島第一原子力発電所事故時(2011年3月)に茨城県で採取された降下塵の線を測定した。塵は大型水盤内に捕集し、試料皿上に蒸発乾固した。その後、Ge検出器による測定を時期を変えて3度行い、各々の波高分布を精密に解析した。直後の測定では、502048keVの範囲に約140本のピークが観測され、大部分はテルル,ヨウ素,セシウム同位体の全吸収ピーク及びサムピークであった。今回のデータを過去の原子力発電所事故時の浮遊塵のそれと比較すると、放射性セリウム,ルテニウム等の核種は検出されていない一方で、Ag等多く検出されているものもあった。Csの放射能濃度は少なくとも1.410Bq mであり、このうち14%が降雨によるものと推定された。
大倉 毅史; 大石 哲也; 滝 光成; 芝沼 行男; 菊地 正光; 秋野 仁志; 菊田 恭章; 川崎 将亜; 三枝 純; 堤 正博; et al.
JAEA-Data/Code 2012-010, 37 Pages, 2012/05
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震によってもたらされた福島第一原子力発電所事故に伴い、原子力科学研究所では、緊急時環境放射線モニタリングを実施した。2011年6月上旬までのモニタリングで得られた結果を提供する。空気試料からはCs-134, Cs-137, I-131, I-132, Te-132, Xe-133などの人為由来放射性核種が検出された。2011年3月15日以降、空間線量率に連動して、大気中放射性物質濃度の変化した。それぞれのピークでの組成はさまざまな特徴を示した。実測された大気中放射性核種濃度を用いて、吸入摂取によってもたらされる内部被ばくを見積もった。
田中 靖人; 秋野 仁志; 吉富 寛; 西藤 文博; 半谷 英樹; 小野寺 淳一
no journal, ,
FCAにおける放射線作業の特徴は、炉心燃料装荷変更作業においてプルトニウム及びウラン燃料要素を取り扱う手作業があることや、実験準備等のため炉心近傍の比較的線量の高い場所で作業すること等が挙げられる。よって事前の作業計画において計画被ばく線量を設定することが重要となり、これまで蓄積された過去のデータを統計処理し、被ばく線量を推定することが必要である。本発表では被ばく線量を推定するために、プルトニウム燃料要素及びウラン燃料要素を取り扱う作業を対象として燃料取扱枚数及び被ばく線量の統計処理を行った。一つ目の作業として、アメリシウム-241からの低エネルギー線(59.5keV)の管理が重要となるプルトニウムを取り扱う炉心燃料装荷変更作業において、年間のプルトニウム燃料のべ取扱枚数と、それに対応する集団実効線量及び指の皮膚の集団等価線量との関係を調査した。二つ目の作業として、おもにウランの高エネルギーベータ線による皮膚の被ばくがあったウラン燃料要素再被覆作業において、ガラスバッジで測定された70マイクロメートル線量当量と指リング型TLDで測定された指の皮膚の等価線量との関係を調査した。その結果、これらの作業と被ばく線量との関係において、おおよその比例関係が見いだされ、今後の燃料要素取扱作業での計画被ばく線量の設定に活用できることがわかった。
大石 哲也; 菊地 正光; 高橋 健一; 大倉 毅史; 秋野 仁志; 川崎 将亜; 菊田 恭章; 三枝 純; 芝沼 行男; 山本 英明
no journal, ,
平成23年3月11日14時46分に発生した東日本大地震により、事業所内外に設置したMP, MS等への商用電源の供給が一斉に停止した。その直後より、安全確保に留意しつつ点検を実施するとともに、発電機等によりMPを稼動させ、環境放射線の監視を継続した。通信手段が停止したため、使送で対策本部への定期的な報告を行った。その後、24時間監視が可能な人員体制の整備,発電機や監視機器の安定運用計画の策定を行うとともに、環境放射線観測車による空気サンプリングを実施した。3月15日1時頃より福島原発事故の影響による環境放射線監視データの上昇が確認されたため、監視を強化するとともに環境放射線観測車による定期的な空気サンプリングを実施した。所内のMP-19においては、7時8分より5Sv/h以上が10分継続し、原子力災害対策特別措置法(原災法)第10条に基づく関係各所への通報を行った。これ以降、放射線量が上昇した際、原災法に基づく報告及び高頻度での空気サンプリングを実施する体制を整備した。災害時の監視継続には、安全を確保しつつも迅速な行動、電源・情報インフラ確保、情報共有、相互協力という基本的な事項が重要である。
三枝 純; 秋野 仁志; 菊田 恭章
no journal, ,
福島第一原子力発電所事故時(2011年3月)に東海村で採取された降下塵の線波高分布を測定した。塵は大型水盤内に捕集し、試料皿上に蒸発乾固した。その後、Ge検出器による測定を時期を変えて3度行い、各々の波高分布を精密に解析した。直後の測定では、502048keVの範囲に約140本のピークが観測され、大部分はTe, I, Cs同位体の全吸収ピーク及びサムピークであった。今回のデータを過去の原発事故時の浮遊塵のそれと比較すると、Ce等の核種は検出されていない一方で、Ag等、多く検出されているものもあった。また、Zr/Nb等、核種比が過去のデータと顕著に異なるなどの特徴が見いだされた。