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立田 初己; 竜福 廣; 城谷 孝
日本原子力学会誌, 9(12), p.700 - 704, 1967/00
放射線作業者が原子炉,加速器などの周辺で中性子線による被爆を受ける場合、一般には低,中速中性子によるものがかなりの割合いを占めるであろう。しかし、このエネルギー範囲の中性子の個人被曝線量を測定することは、従来要求されながらも、適当な検出器または測定法がないということで放置されて来た。この問題に対する1つの解決策が最近考えられてきた。これは人体を減速材と考える方法である。すなわち、作業者が中性子線量計を装着した場合を考えると、人体内に入射した低,中速中性子は体内で減速して熱中性子となり、拡散過程によって一部は対外に浸出してくることが考えられる。線量計に熱中性子感度を有するものを用いれば、この浸出してくる熱中性子を計数して開放的に低,中速の中性子線を検出することができる。このとのについて述べられた2,3の文献および実験結果が、1966年に発表されている。