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津呂 正人*; 大明 静香*; 竹田 知世*; 横田 裕一郎; 長谷 純宏
JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 90, 2008/03
ラベンダーのエッセンシャルオイルは多くの化合物で構成されており、その成分比の違いにより香調が大きく変化することから新しい香りの創出が期待されている。本研究では、Cビームの照射により、エッセンシャルオイル成分比が親植物体と大きく異なり香調が変化した変異体の作出を目的として、Cビームの線量がラベンダー培養細胞の増殖及び不定芽の形成に及ぼす影響を調査した。培養1か月間後のカルスの増殖程度を評価したところ、ラバンジン培養細胞では64.0Gy128.0Gyの間に致死線量があることが推察された。増殖したカルスをシュート誘導培地に移植した後、約1か月培養をしたとき、カルスからシュートの形成が認められた。しかしながら、すべての線量区で誘導されたシュートの多くが、伸長途中に枯死したため、効率的な変異体獲得には今後より詳細な培養条件の検討が必要であると思われる。
津呂 正人*; 大明 静香*; 竹田 知世*; 長谷 純宏
no journal, ,
ラベンダーはシソ科の常緑小低木であり、花穂を水蒸気蒸留して得られるエッセンシャルオイルは香料あるいは香粧品として利用されることが多く、その需要は高い。一方、ラベンダーのエッセンシャルオイルは100以上もの化合物で構成されており、その成分比の違いにより香調が大きく変化することから新しい香りの創出が期待されている。また、樟脳臭を呈し、香質の低下を招くカンファーあるいはボルネオールがラベンダーのエッセンシャルオイルに含まれており、これら成分比の低下した植物の開発も求められている。著者らは、培養細胞へのCビームにより、エッセンシャルオイル成分比が親植物体と大きく異なり香調が変化した変異体の作出、及びカンファー及びボルネオールの成分比が著しく低下した変異体の作出を目指している。ここでは、ビームの線量が培養細胞の増殖及び不定芽の形成に及ぼす影響を調査した。