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谷村 嘉彦; 富田 純平; 吉富 寛; 吉澤 道夫; 箱崎 亮三*; 高橋 荘平*
保健物理, 51(3), p.141 - 146, 2016/09
南相馬市の家屋内外における光子線スペクトルをNaI(Tl)検出器を用いて測定した。光子のエネルギーに応じて、(1)低エネルギー光子を含む散乱線、(2)CsまたはCsからの直接線及び(3)その他の光子の3グループに分けて、直接線と散乱線の周辺線量当量H(10)の比を評価した。H(10)の比は、屋外と比べて屋内の方が高く、散乱線の寄与率は屋内において50以上になることがわかった。散乱線のH(10)平均エネルギーは屋内、屋外ともに約0.25MeVであった。これらのデータは外部被ばく防護のための遮蔽の最適化において、有益なデータとなる。
谷村 嘉彦; 富田 純平; 吉富 寛; 吉澤 道夫; 箱崎 亮三*; 高橋 荘平*
no journal, ,
可搬型NaI(Tl)スペクトロサーベイメータとアンフォールディングコードMAXEDを用いた線スペクトルの簡便な測定技術を開発した。福島県南相馬市の特定避難勧奨地点の民家において、生活環境中の線スペクトルを測定した。そして、エネルギー毎に低エネルギー成分を含む散乱線、放射性セシウム直接線、K直接線及びその他の四つに区分し、それぞれの周辺線量当量を計算した。放射性セシウム直接線に対する散乱線の比を家屋の内外において評価した結果、屋外よりも屋内において、散乱線の線量寄与が大きい傾向があることが明らかになった。