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松田 達磨; 阿部 敬介*; 綿貫 文人*; 菅原 仁*; 青木 勇二*; 佐藤 英行*; 稲田 佳彦*; 摂待 力生*; 大貫 惇睦
Physica B; Condensed Matter, 312-313, p.832 - 833, 2002/03
被引用回数:20 パーセンタイル:67.13(Physics, Condensed Matter)充填スクッテルダイト構造をもつ物質は、多彩かつ特異な物性を示すことから近年強相関電子系の研究において注目を集めている物質である。中でもPr元素を含む化合物は、これまでにない異常な物性を示すことが知られている。そこでわれわれはこれらの系統的電子構造の解明を目的としてPrRuSbのドハースファンアルフェン効果測定を行い、フェルミ面を明らかにした。その結果、PrRuSb のフェルミ面の構造は、LaRuSbと非常に良い一致を見せることがわかった。この結果は、元素を置き換えたPrFePにおいて、LaFePのフェルミ面の構造と大きくことなることや、重い電子状態が観測されたこととは、ことなる結果である。このことは、充填スクッテルダイト構造をとる化合物の物性を特徴付けるf電子と伝導電子間の混成の強弱が、元素の置き換えによる格子定数の変化に敏感であることを示している。