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菱田 誠; 岡本 芳三; 関 昌弘; 花輪 寿一*
Proc.Int.Meeting on Reactor Heat Transfer, p.134 - 154, 1974/00
原子炉の燃料や熱交換器の伝熱面に乱流促進体をとりつけ熱伝達を促進する方法はしばしば用いられる。乱流促進体を有する伝熱面からの熱伝達に関する研究は現在まで主として促進体の高さが流路の代表直径に比べて小さな場合について行われているものが多い。本報では平行平板の両面に、促進体の高さが流路の代表直径に比べて比較的大きな促進体をとりつけ、両面の促進体相互の干渉がある場合の熱伝達及び摩擦損失を実験的に調べた。実験条件として、レイノルズ数、約5000~15000:平板間距離9.24mm:促進体のピッチ30mm,60mm:促進体高さ3mm:両面の促進体の取付位置の位相差0~1:の範囲で実験を行なった。その結果(1)平均熱伝導率、局所熱伝達率、摩擦損失係数は促進体取付位置の位相差、促進体のピッチによって大きく影響を受ける事(2)平均熱伝達率は滑らかな円管の2.3~4.1倍、摩擦損失係数は15~80倍になる事が判った。また(3)平均熱伝達率、摩擦損失係数の実験式を得た。
岡本 芳三; 河村 洋; 花輪 寿一*
日本機械学会誌, 75(639), p.498 - 506, 1972/00
所定の伝熱流動条件のもとでの伝熱面表面温度や熱流束の測定には,従来,熱電対,抵抗温度計などの感温素子が使用されてきた.しかしこれらの方法では,検出部を伝熱涙表面に取付けるとき,その大きさが境界層の厚みや気ほうの大きさなどの伝熱過程を律する特性長に比べてかならずしも小さくないために,伝熱面での熱流を乱す原因となっていた.また,これらの検出部の熱容量はかなり大きいため,応答のはやい測定を行なうこともむずかしかった.最近,伝熱面表面にミクロン・オーダのきわめて薄い薄膜感温素子,を取付け,温度および熱流束を測定しようとする方法が注目されている.これによれば,伝熱面における熱流や流体流れに対する影響も少なく,また十分はやい応答速度も得られるので,今後,熱流体をはじめ各分野に広い用途を待つことが期待される.本稿では,薄膜感温素子の材料や構成上の特性を解説し,あわせて応用例および技術上の問題について述べる.
岡本 芳三; 河村 洋; 花輪 寿一*
機械学会日立講演会講演論文集, p.131 - 134, 1971/00
測定しようとする方法が注目されている。この薄膜感温素子の特徴は,(1)素子の熱容量が小さいため応答が速いこと(2)厚みが極めて薄いため挿入による熱や液体の流れへの影響が小さいことである。薄膜感温素子の利用方法としては,(1)表面温度計(2)積層形熱流束計などがある。
岡本 芳三; 花輪 寿一*
JAERI 1142, 13 Pages, 1967/09
半導体を使用した流速計に指向性を与える目的で考案された球頭付きサーミスター指向性流速計の、流速測定精度および指向性感度についての報告である。まず、測定粒子の漏洩熱量評価のためにおこなわれた静止放熱試験および小孔基準流放熱試験の結果を示した。さらに、噴出し風洞を使用しておこなわれた自由流下の放熱特性および方向性試験の結果を報告し、流速と放熱量の関係を無次元関係式で示した。その結果、半導体粒子に貫孔付き球体を取付けることにより十分な指向性をもたせること、低速まで高感度の流速測定をおこなうことなどが可能となった。