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細野 雅一; 新井 英彦; 藍沢 正樹*; 下岡 敏雄*; 清水 建*; 杉山 昌*
水処理技術, 36(5), p.11 - 17, 1995/00
汚泥の脱水等の工程で生じる脱離液は、生物によっては分解されにくい有機成分を多量に含むため通常の活性汚泥法では処理が困難であり、効果的な処理技術の開発が望まれている。本研究では、このような汚泥脱離液を、先ず、回分式活性汚泥法で化学的酸素要求量(COD)を90%程度除去した後、電子線照射とオゾン酸化を併用して処理する試験を行った。この併用法により6kGyの照射でCODは20mg/lに低減された。この低減効果は、0.6mg/lの銅イオン(II)を添加することにより著しく増大した。反応機構及びモデルプラントについても検討を加えた。
細野 雅一; 新井 英彦; 藍沢 正樹*; 下岡 敏雄*; 山本 一郎*; 清水 建*; 杉山 昌*
JAERI-M 93-007, 35 Pages, 1993/02
下水汚泥の脱水工程等から生じる汚泥脱離液は、生物によっては分解されにくい有機成分を含んでいるため、通常の活性汚泥法では処理が困難である。本研究では、3気圧までの加圧下で酸素を過飽和に溶解させた後に電子線照射を連続的に行うことが可能な試験装置を用いて、汚泥脱離液の処理法を検討した。まず、アゾ染料(Acid Red 265)の230nmにおける吸光度の減少に対する溶存酸素濃度の効果を調べ、酸素3気圧加圧では12kGyまで十分な酸素の供給ができることを示した。次いで、皮革工場廃水から生じた汚泥脱離液について処理試験を行った。この試験では前処理により亜硝酸を除去したが、この処理により化学的酸素要求量(COD)は200mg/lから53mg/lに低減した。この前処理済液を酸素飽和状態で照射し、生分解度の変化を調べた。その結果、7kGy照射後、生物処理を行うことによりCODは30mg/lに低減された。
細野 雅一; 新井 英彦; 藍沢 正樹*; 山本 一郎*; 清水 建*; 杉山 昌*
Applied Radiation and Isotopes, 44(9), p.1199 - 1203, 1993/00
被引用回数:22 パーセンタイル:86.82(Chemistry, Inorganic & Nuclear)電子線照射により水中の有機物を効率よく酸化分解させる方法として、予じめ1~3気圧の加圧下で酸素を高濃度に溶解させてから照射する方法をアゾ染料(Acid Red)水溶液を用いて検討した。その結果、溶存酸素濃度を高めると、照射による芳香環の開裂、全有機炭素の減少が効果的に起き、特に3気圧加圧の場合、5~14kGyの照射に必要な酸素が供給されたことが明らかとなった。