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井岡 郁夫; 依田 真一; 藤井 正司*; 奥 達雄; 田中 利幸
原子力工業, 32(2), p.54 - 56, 1986/00
X線CTスキャナは、極めて小さいX線吸収係数差を有する物体の識別において、在来のX線透過法より優れている。また、被検査物の輪切り断面の映像を直接観察できる利点を有している。そこで、X線CTスキャナを用いて各種人工欠陥を含む黒鉛材料の断面像を撮影し、それらの検出を行った。欠陥の検出限界は黒鉛の種類により異なったが、線状欠陥で幅0.1mm,円柱状欠陥で直径0.2mmのものまで検出できた。X線CTスキャナを用いた非破壊検査は、従来の方法に比べ、欠陥検出限界,形状の確認,欠陥の記録等で優れていた。
井岡 郁夫; 依田 真一; 藤井 正司*; 奥 達雄; 田中 利幸
日本原子力学会誌, 28(6), p.534 - 542, 1986/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)最近産業用として材料試験を目的としたX線CTスキャナが開発された。X線CT法は、通常の放射線法に比べ1桁以上検出感度が増すので微細な欠陥でも見付けられる利点がある。X線CTスキャナを用いて、人工欠陥を有する黒鉛材料の断面像を撮影した。その結果、IG-11の場合、円柱状欠陥で直径0.2mm、線状欠陥で幅0.1mmのものまで確認できた。また、黒鉛内部の巨視的、微視的き裂及び酸化により生じた空孔も確認できた。しかし、正確な欠陥寸法は得られなかった。更に、CT値のプロフィールより、酸化に伴う試料内部の連続的な密度変化も確認できた。X線CT法は、従来の超音波法、放射線法に比べ、より有効な非破壊検査法である。