Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
藪田 尚弘*; 滝沢 真之*; 氷川 珠恵*; 河合 潤*
JNC TN6400 2004-004, 89 Pages, 2004/03
人形峠環境技術センター(以下、センター)及び岡山県と鳥取県に跨り点在する核原料物質鉱山関連施設を廃止するにあって、以下の検討を行い、周辺住民や自治体の理解を得ながら円滑に措置を進めるためのリスクコミュニケーション活動を策定した。本件において行うべきリスクコミュニケーション活動の要件を、現在の社会状況に対応する全体的な視野のもとに的確に絞り込んでいくため、本件と類似の事例についてこれまでに行われてきたリスクコミュニケーション活動の概要を整理した。対象とする分野は、化学物質の排出、産業廃棄物処理事業、鉱山の廃止、海外ウラン鉱山の廃止とした。次に、センター鉱山跡措置を取り巻く地域社会環境の状況を整理した上で、リスクコミュニケーション活動により解決していくべき課題や目標を設定した。また、これらのリスクコミュニケーション課題の解決に資する方策を検討するため、詳細な事例調査を行った。調査結果は、解決すべきリスクコミュニケーション課題、調査対象事例において課題解決のために採られた方策、活動の推移および結果、本件に適用するための要点等を中心に整理した。上記の成果に基づいて、センター鉱山跡措置を進めていく上で今後行うべき地域社会環境を対象としたリスクコミュニケーション活動について、段階的な活動計画を設計した。設計にあたっては、より効果的な活動へと洗練させていくプロセスを重視し、当面の3ヶ年、5ヶ年を目処に行うべきマイルストーンを明確にした。また、計画の遂行段階の様々な局面において留意すべきと考えられる危機管理要素を抽出し、その対策を設定した。