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天本 一平; 明珍 宗孝; 矢野 哲司*; 赤木 直人*; 瀬川 浩代*; 柴田 修一*
no journal, ,
鉄リン酸ガラスの組成を変化させることにより、ガラスの熱的性質,化学的耐久性にどのような影響を与えるのかについて、模擬核分裂生成物(FP)を含まないガラス、25mass%のFPを含ませたガラス、及びそれぞれでFeOの一部を遷移金属酸化物(MnO, CoO)に置換した均質なガラスを作製し、評価を行った。得られたガラスはすべて均質にガラスを形成し、熱物性(ガラス転移温度,線熱膨張係数)を正確に評価できた。化学的耐久性の実験では、FeOの置換による溶出速度の変化がFPを含む場合と含まない場合とで逆の傾向を示し、一部をCoOに置換したFP含有ガラスで化学的耐久性が高くなることがわかった。熱物性の変化や耐久性の変化がどのようにして生じたのかについては、今後、さらなる検討が必要であるが、本研究結果は、機能性の高いリン酸塩系ガラスを見いだすうえで、有用な知見となり得る。
矢野 哲司*; 赤木 直人*; 柴田 修一*; 天本 一平
no journal, ,
鉄リン酸塩ガラスの化学的耐久性に与える遷移金属酸化物の置換効果について調査し、光電子スペクトル測定によるガラス表面構造と物性との関係について検討した。その結果、クロム酸化物の添加は高い化学的耐久性をもつガラスの作製に大きな効果を持つことを見いだした。さらに、化学的耐久性に影響を与える構造因子について、酸素やリンの電子密度との間に明瞭な関係性が存在することを明らかにした。
矢野 哲司*; 赤木 直人*; 柴田 修一*; 沖田 壮史*; 松山 加苗*; 宮本 真哉*; 天本 一平; 小藤 博英
no journal, ,
鉄リン酸塩ガラスの化学的安定性が増大する原理を検討するため、蛍光X線分析を用いたガラス表面構造の解析を行った。本研究では数種類の鉄リン酸塩ガラス試料について一部の酸化鉄を他の遷移金属酸化物で置換し、化学的安定性の評価を行っており、元素浸出試験の前後の表面構造の変化に関して得られた知見を報告する。