検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 5 件中 1件目~5件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

論文

Transfer of $$^{137}$$Cs to web-building spiders, ${it Nephila clavata}$, and its pathways; A Preliminary study using stable carbon and nitrogen isotope analyses

田中 草太; 柿沼 穂垂*; 足達 太郎*; 安藤 麻里子; 小嵐 淳

Journal of Nuclear Science and Technology, 58(4), p.507 - 514, 2021/04

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)

捕食性のクモは、陸域と水域が繋がる森林生態系において、生食連鎖と腐食連鎖の双方から餌資源を得るため、彼らへの$$^{137}$$Csの移行経路を理解することは、環境中の$$^{137}$$Csの長期的挙動を評価するために役立つ。本研究では、福島第一原子力発電所事故後、約6.5年の森林内と河川沿いでクモを採集し、$$^{137}$$Csのクモへの移行を移行係数(T$$_{ag}$$)として定量した。また、$$^{137}$$Csのクモへの移行経路を推定するために、安定炭素・窒素同位体($$delta$$$$^{13}$$C, $$delta$$$$^{15}$$N)分析を実施した。

論文

Radioactive cesium contamination of arthropods and earthworms after the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Accident

田中 草太; 足達 太郎*; 高橋 知之*; 高橋 千太郎*

Low-Dose Radiation Effects on Animals and Ecosystems; Long-Term Study on the Fukushima Nuclear Accident, p.43 - 52, 2020/00

 被引用回数:1 パーセンタイル:12.47

陸生無脊椎動物における放射性セシウムの動態を理解するために、福島第一原子力発電所事故後に栄養段階の異なる節足動物とミミズにおける放射性セシウムの経年変化が調査された。コバネイナゴとエンマコオロギの放射性セシウム濃度の中央値は、2012年にそれぞれ、0.46Bq/g fw, 0.15Bq/g fwとなり、この値は減少を続け、2016年までにそれぞれ、0.05Bq/g fw, 0.01Bq/g fwとなった。一方、ジョロウグモでは、放射性セシウム濃度の有意な減少は認められず、その値は2012年に0.31Bq/g fw、2016年に0.14Bq/g fwと維持した。各栄養段階における放射性セシウム濃度の比較では、腐食性のミミズが植食性のコバネイナゴと比較して85倍高い値を示した。このことは、食物網を介した放射性セシウムの移行において、腐食連鎖が主要な移行経路となる可能性を示唆している。

論文

福島原発事故後の飛翔性昆虫における放射性セシウム濃度

田中 草太; 柿沼 穂垂*; 足達 太郎*; 高橋 知之*; 高橋 千太郎*

KEK Proceedings 2019-2, p.179 - 182, 2019/11

福島第一原子力発電所事故後の節足動物における放射性セシウム濃度の経年変化は、食性によって大きく異なり、昆虫類などを捕食する肉食性のジョロウグモでは、植食性のコバネイナゴや雑食性のエンマコオロギと比較して、放射性セシウム濃度が維持される傾向にある。餌資源を生きた植物、すなわち、生食連鎖に依存する種は、事故後の時間経過とともに放射性セシウムが減少するのに対して、汚染が蓄積するリターや土壌表層の有機物に起因する腐食連鎖に依存する種は、放射性セシウム濃度が維持されるものと考えられる。造網性のクモ類は、森林土壌の表層から発生する飛翔性昆虫に主な餌資源を依存しているために、放射性セシウム濃度が維持するものと予想される。しかしながら、土壌表層から地上部に生息する捕食者への放射性セシウムの移行をどのような餌昆虫が担っているかは不明である。そこで本研究では、造網性クモ類の餌となる飛翔性昆虫について、放射性セシウム濃度を調査した。その結果、事故8年後においても、飛翔性昆虫の多くから、$$^{137}$$Csが検出された。特に、造網性のクモ類の餌となる腐食性のハエ類が、放射性セシウムの移行経路の1つとして重要である可能性が示唆された。

口頭

表層性ミミズにおける放射性セシウムの体内分布と生物学的半減期

田中 草太; 足達 太郎*; 高橋 知之*; 高橋 千太郎*

no journal, , 

ミミズは、土壌生態系改変者として土壌構造や有機物の分解と循環に寄与しており、土壌表層の放射性セシウムの生物学的な移動と循環に寄与することが示唆されている。また、大型土壌動物の中でもバイオマスの大きいことで知られるミミズは、他の生物の餌資源として重要であり、食物連鎖を介した放射性セシウムの移行経路として重要と考えられる。ミミズは国際放射線防護委員会(ICRP)により、放射線の環境影響評価における指標となる標準動植物に指定されている。生態系における物質循環や放射線影響評価におけるミミズの重要性から、事故後に日本に優占するフトミミズ科ミミズを対象とした放射性セシウム濃度が調査されている。一方、放射性セシウムの体内分布や代謝データに関しては、ヨーロッパで優占するツリミミズ科ミミズと比較して、ほとんど調査がなされていない。本研究では、日本の森林生態系における放射性セシウムの長期的な動態予測と放射線影響評価の上で重要となるフトミミズ科の表層性ミミズを対象として、放射性セシウムの体内分布と生物学的半減期を調査した。

口頭

ジョロウグモへの放射性セシウムの移行と安定同位体分析($$delta$$$$^{13}$$C, $$delta$$$$^{15}$$N)

田中 草太; 柿沼 穂垂*; 足達 太郎*; 安藤 麻里子; 小嵐 淳

no journal, , 

陸生節足動物は、生物量が多く、他の生物の餌資源として重要であるため、食物連鎖を介した放射性セシウムの長期移行挙動を解明する上で重要な指標になりうる。特に、ジョロウグモは、広食性の捕食者として、生食連鎖と腐食連鎖の双方から様々な餌資源を捕食しているため、昆虫類の放射性セシウム汚染の指標となることが示唆されている。本研究では、山林と川沿いに生息するジョロウグモの$$^{137}$$Csの面移行係数(T$$_{ag}$$)を初期沈着量マップを用いて算出するとともに、ジョロウグモの安定同位体比($$delta$$$$^{13}$$C, $$delta$$$$^{15}$$N)を測定することで、$$^{137}$$Csの移行経路を推定した。

5 件中 1件目~5件目を表示
  • 1