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新原 隆史*; 都築 祐樹*; 三澤 啓司*; 横山 立憲; 米田 成一*
no journal, ,
いくつかの角礫岩コンドライト隕石には、アルカリに富む岩片が確認される。これら岩片の形成過程として、太陽系星雲中で凝縮したアルカリに富む物質が衝撃溶融を受けたと考えられている。コンドライト隕石であるBeardsley (H5)は他のHコンドライトと比較してRbを多量に含有する。しかしながら、他のHコンドライトに認められるハライトやシルバイト及びアルカリに富む岩片の形成過程として示唆される水質変質の岩石鉱物学的な痕跡は未だBeardsleyからは見つかっていない。本研究では、特に二次変質やアルカリ元素の分布を明らかにし、岩石鉱物学的記載を通じて、Beardsleyの形成過程について考察した。Beardsleyの岩石鉱物学的特徴は他の衝撃溶融を受けたHコンドライトと類似し、灰色の岩相は衝撃溶融イベントによって形成されたことが示唆された。一方で、KOに富む灰色の岩相は衝撃溶融だけでその成因は説明できず、現段階では成因は明らかではない。