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論文

房総半島九十九里浜平野の海浜堆積物から求めた過去6000年間の相対的海水準変動と地震隆起

藤原 治; 酒井 哲弥*; 荒谷 忠*

地学雑誌, 110(5), p.650 - 664, 2001/00

過去の海水準の変化や地殻変動を地層から読み出す手法を、千葉県の九十九里浜を事例に研究した。研究には九十九里浜を海-陸方向に横断する側線に沿って掘削した19本のコアを用いた。過去の海岸線がどの位置と高さにあったかを、コアに見られる海浜堆積物を指標にして求めた。海浜堆積物は波打ち際で寄せ波や引き波の作用で形成された地層で、堆積相解析という手法で識別した。また、海浜堆積物の年代を貝殻の14C年代から決定した。海浜堆積物の高度の年代にそった変化を調べることで、過去6000年間の海面変化を明らかにした。堆積物から直接海面高度と年代を推定するこの方法は、従来の地形に基づく海面高度の推定法よりも分解能が高い。九十九里浜における海面変化は、世界的な海面変化とこの地域の地殻変動が合わさった相対的なものである。九十九里浜の海面変化から、地殻変動が殆ど無い東京湾奥で求められた海面変化を差し引くことにより、

論文

Tsunami deposits in Holocene bay mud in southern Kanto region, Pacific coast of Central Japan

藤原 治; 酒井 哲弥*; 入月 俊明*

Sedimentary Geology, 135, p.219 - 230, 2001/00

 被引用回数:91 パーセンタイル:86.68(Geology)

相模湾周辺で過去約1万年間に発生した海底地震の痕跡(津波堆積物)を地層中から見いだし、その堆積学的な特徴について記載した。津波堆積物は基底に侵食面を持ち上方細粒化する砂礫層からなる、異なる環境に棲む生物の化石を混合して含む、含まれる貝化石の年代値が下位層と逆転するなどの特徴があり、流水によって湾周辺から掘り出され、混濁流となって運ばれて再堆積したことを示している。相模湾周辺で広域に分布することや、形成年代が地震で隆起したとされる海岸段丘と近似すること、また海から陸へ向かって運ばれたことを示す堆積構造を持つことから、津波起源であることを推定した。

論文

房総半島と三浦半島の完新統コアに見られる津波堆積物

藤原 治; 増田 富士雄; 酒井 哲弥*; 入月 俊明*; 布施 圭介*

第四紀研究, 38(1), p.41 - 58, 1999/02

相模湾周辺で過去約1万年間に繰り返し発生した7回のプレート境界地震を、これらの地震にともなう津波の痕跡(津波堆積物)としてボーリングコアから見出した。津波堆積物は、基底に侵食面を持ち上方細粒化する礫質の砂層からなり、水深10m前後の内湾に堆積した泥質の地層に挟まれている。堆積構造や化石の種構成などから、海底の侵食と砂層の運搬が海から陸へ向かう強い流れに起因することが示され、また、これらの砂層の年代が地震で隆起した海岸段丘と近似した値を持つことから、津波堆積物であることが明らかになった。本研究では、露頭調査に限られていた津波堆積物の研究範囲をボーリングコアにも広げ、その一連の調査・分析方法についても言及した。このことは、地震の再来間隔などの推定について、津波堆積物の実用性を高めることに貢献する。本研究は長期安定性研究に反映される。

論文

房総半島南部の完新統の津波堆積物と段丘形成との関係

藤原 治; 酒井 哲弥*; 布施 圭介*; 斉藤 晃*

四紀学研究, 36(2), p.73 - 86, 1997/00

地層中に含まれる津波堆積物が,改訂地震の再来間隔の解明や,それに伴う地殻変動の将来予測の有力な推定手法となることを,南関東を例に論じた.津波堆積物は従来,陸上のみから知られていたが,本研究で初めて海底堆積物からも見いだされた.海底に堆積した津波堆積物は,陸上に比べて侵食される機会が少なく,より長期間にわたる地震や地殻変動を詳細に記録していると考えられる.

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