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Choe, S.*; Dilkes, B. P.*; Gregory, B. D.*; Ross, A. S.*; Yuan, H.*; 野口 貴弘*; 藤岡 昭三*; 高津戸 秀*; 田中 淳; 吉田 茂男*; et al.
Plant Physiology, 119(3), p.897 - 907, 1999/03
被引用回数:184 パーセンタイル:97.2(Plant Sciences)シロイヌナズナに化学変異原処理(EMS)やT-DNA、トランスポゾンを用いて矮化(Dwarf)する同一遺伝子座の突然変異体10変異体を作成し、この遺伝子座をDWF1と命名した。DWF1はすでにDIMと名づけられた遺伝子座と同一であり、その遺伝子産物の機能はブラシノライド生合成系の上流、24-MethylenecholesterolからCampesterolへのC-24レダクターゼであることを明らかにした。得られた数多くの突然変異体から、この遺伝子のFAD結合ドメインがDWF1遺伝子産物の重要なアミノ酸配列であり、得られた10個の突然変異体のうち、7つがこのドメインかもしくは上流での突然変異であることがわかった。したがってdwf1ではDWF1遺伝子産物であるC-24レダクターゼが機能低下または欠如し、ブラシノライドホルモン分泌が低くなることによって、矮化を生じていることを明らかにした。
Choe, S.*; 野口 貴弘*; 藤岡 昭三*; 高津戸 秀*; Tissier, C. P.*; Gregory, B. D.*; Ross, A. S.*; 田中 淳; 吉田 茂男*; Tax, F. E.*; et al.
Plant Cell, 11, p.207 - 221, 1999/02
被引用回数:197 パーセンタイル:97.6(Biochemistry & Molecular Biology)シロイヌナズナにおいて、Ws野生株から矮化を示す新しい突然変異体、dwf7を発見した。dwf7の花の電子顕微鏡観察から、矮化は花の器官である花弁、萼、雄しべ等で観察されるがその程度は器官ごとに異なり、また矮小率は草丈ほど高くないことを示した。染色体マッピングの結果、dwf7は第3染色体の上腕、DNAマーカーnga172の非常に近傍に位置することがわかった。一方、その位置から原因遺伝子がDesaturase遺伝子である可能性が示唆できたため、Desaturase遺伝子の塩基配列でのWsとCol両系統間のCAPSマーカーを作成し、染色体マッピンクを行ったところ、dwf7遺伝子座と一致し、変異を同定できた。さらに、生化学的手法を用いて、dwf7ではdelta7Sterol-C-5-Desaturase活性がないことを明らかにし、DWF7の遺伝子産物を決定することができた。