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江花 稔; 野村 幸広; 渡辺 敏幸; 白井 謙二; 大高 正; 相馬 丞; 神 和美; 住谷 秀一; 深沢 国雄
PNC TN8530 87-004, 196 Pages, 1987/09
動燃東海事業所では再処理施設、プルトニウム燃料製造施設等核燃料サイクルに関連する数多くの施設が運転され、運転に合わせた約30年間の放射線管理の経験を有している。放射線管理の実施にあたっては、各施設の放射線の状況に応じて多種多様な放射線測定器を中心として、広範囲にわたる放射線管理機器が使用されている。本便覧は、東海事業所の放射線管理に現在使用している機器のうち代表的な機種を選定し、機器の概要、使用方法、特性、保守・点検及び仕様等についてその概要をまとめたものである。機器の区分は、個人モニタリング機器、作業環境モニタリング機器、環境モニタリング機器、保守・校正機器に大別し、さらに用途により分類した。記載内容については、各器とも23ページに統一した。メーカー仕様をもとにして、使用方法及び保守・点検については放射線管理の実務において必要な情報に限定されているが、機器の概要を知るには適当と考える。本便覧は、原子力施設の放射線管理機器全般について、仕様等その概要を知るための資料として利用されたい。また今後必要に応じ、記載する機器を追記して行く予定である。
小泉 勝三; 宮部 賢次郎*; 野村 幸広*; 宇津 重次*; 中田 啓
PNC TN841 85-07, 73 Pages, 1985/03
東海事業所において,臨界事故時に個人被曝線量を測定するための臨界線量計と,定常測定に使用しているTLDバッジを日本原子力研究所の原子炉NSRRにおいて照射し,生成した誘導放射能の測定により,中性子フルエンスと,線量当量を算出する方法について検討した。また,TLDバッジ中インジウムの誘導放射能をサーベイメータを用いてスクリーニングする方法について検討した。その結果以下のことが明らかとなった。 1)臨界事故時の個人被曝線量は速中性子の寄与が大きく,32S(n,P)32P反応によって生成する 32Pの測定が重要である。32Sは燃焼による前処理によって自己吸収の少ない試料とすることが出来ること,また測定器としては低バックグランド計数装置が適していることを確認した。 2)現在用いている300mgの硫黄による速中性子の検出限界は約10rem,金による熱中性子の検出限界は2.910-4rem,金による中速中性子の検出限界は1.610-2rem,であった。速中性子の検出限界を3remにするためには約1gの硫黄が必要である。 3)TLDバッジ中インジウムの誘導放射能から中性子被曝者をスクリーニングする際,インジウムの放射能と線量当量を直接結びつける方法は,中性子スペクトルの違いによる評価誤差が大きい。従ってスクリーニングは中性子被曝の有無に止めることが望ましい。
宮部 賢次郎*; 石黒 秀治*; 野村 幸広*; 中田 啓
PNC TN841 84-48, 78 Pages, 1984/09
東海事業所および大洗工学センターでの個人被曝管理に使用しているTLDバッジによる中性子線量評価では,入射した中性子線が身体中で減速・散乱し対外にでてくる低速中性子線を 6Li210B4O7(Cu)素子にて検出する方法(アルベド法)を採用し,さらにTLD素子にCdフィルターを組み合せて,熱・熱外・速中性子線量の分離評価を行っている。 アルベド型の個人線量計による線量評価においては,特に中性子線に対する線量計のエネルギー特性が問題となる。そこで,電子技術総合研究所(電総研)のペレトロン型加速器による照射を行い,TLDバッジの144KeVから4MeVの領域の単色速中性子線に対するエネルギー特性を調べた。この結果,今後種々のエネルギー場での中性子線量評価法を確立するにおいて有効なデータが得られた。 一方,6L-210B4O7(Cu)素子を介して,TLDバッジの照射校正に利用している東海事業所の黒船パイル熱中性子線場と電総研の国家標準熱中性子線場とのトレーサビリティの関係を確立させ,熱中間子線量評価における精度向上を図った。 本報告書は,TLDバッジによる中性子線量評価に関して実施したこれらの照射試験の結果をまとめたものである。
中田 啓; 石黒 秀治*; 宮部 賢次郎*; 野村 幸広*
PNC TN841 83-84, 146 Pages, 1983/12
動燃東海事業所においては,被曝管理対象者の増加に対処するとともに線量評価精度の向上を目的として昭和53年度よりLI2B4O7(Cu)蛍光体を使用した自動読取方式の新しいTLDバッジの開発を行ってきた。そして,55年度までに,,中性子線に対する線量当量評価法の検討,試作線量計による基礎的な性能・特性試験を実施した。そこで,今回はさらに最終的に仕様を決定したTLDバッジに対して照射試験を行い,線量評価式の決定を行うとともに線量評価上の諸性能・特性を調べた。また,昭和49年度より使用している従来のTLDバッジ(手動読取方式)に代って新しいTLDバッジを個人被曝管理に使用するに際し,新・旧TLDバッジの比較試験を実施した。この結果,新型TLDバッジは自動読取方式の採用により測定処理が自動的に迅速に行えるだけでなく,線のみならず線および中性子線に対しても低線量まで精度よく測定評価できることが確認された。本書においては,LI2B4O7(Cu)蛍光体を用いた新しいTLDバッジに対して実施した上記の照射試験の結果をまとめた。
中田 啓; 石黒 秀治*; 宮部 賢次郎*; 野村 幸広*
PNC TN843 82-06, 42 Pages, 1982/05
ICRP26では、決定臓器に注目し,線量当量限定を定めていた従来の管理評価方法に代って,照射をうけた全ての組織のリスクを考慮した実効線量当量という概念を採用している。また,とくに体外被曝に関しては深部線量当量指標を評価することにより,実効線量当量で評価した場合と同等の防護レベルが達成できるとしている。東海事業所においては,個人被曝管理用線量計として昭和57年4月よりLi2B4O7(Cu)蛍光体を用いた新しい自動読取型のTLDバッジの使用を開始した。ガンマ(X)線の評価については,CaSO4(Tm)蛍光体を用いていた従来のTLDバッジでは身体に装着された位置での照射線量を測定し,作業者の被曝線量値としていたが,新しいTLDバッジでは1,000mg/cm2厚フィルター下での吸収線量をLi2B4O7(Cu)蛍光体で測定し,深部線量当量指標として評価している。本書では,いろいろの文献により個人被曝線量評価における深部線量当量指標の適用について調べた結果をまとめるとともに,東海事業所で使用している新しいTLDバッジにおける深部線量当量指標の測定原理および方法について述べる。
福田 整司*; 三浦 信; 石黒 秀治*; 武田 伸荘*; 野村 幸広*
PNC TN841 81-03, 233 Pages, 1980/12
中間報告書の中性子線量当評価法の開発に継続して,今回は個人被曝管理するガンマ線,ベータ線をも含めた総合的な個人被曝線量計の開発及び各線量当量評価法の開発を実施した。その結果,まずTLD(SUP6/Li/SUB2/SUP10/B/SUB4/O/SUB7:Cu,SUP7/Li/SUB2/SUP11/B/SUB4/O/SUB7:Cu)素子の中性子感度,ガンマ線感度の向上を目ざした素子の改良を検討した。更に被曝線量の評価は,全身被曝線量,特にガンマ線について従来の身体表面での照射線量を被曝線量であると見なす考えから人体組織の深部線量当量指標を評価する新しい考えを導入した線量計の作製により実施した。ベータ線による皮膚被曝線量は,混在場でのフィールドのベータ線実効最大エネルギー情報が得られ,かつ皮膚不感層直下7mg/cm/SUP2での吸収線量の評価可能である線量計の作製により実施した。中性子線量当量については,中性子エネルギースペクトルの変動によるアルベド率の変化に伴う線量当量評価の信頼性について検討し,中性子とガンマ線の混在場でも分離評価が約+-20%の誤差で速中性子線量当量,熱中性子線量当量及び熱外中性子線量当量が評価しうる線量計の作製及び線量評価式を得ることができた。
加藤 仁三*; 武田 伸荘*; 野村 幸広*; 石黒 秀治*
PNC TN843 80-17, 107 Pages, 1980/05
再処理工場においてEP等によるベータ線,ガンマ線混在場での局部被曝線量のうち,ベータ線による被曝量が増えている。この為市販型のTL指リング線量計を使用して来たが,線量計の構造上防水性が悪く,線量評価上も測定精度に問題点があった。これに対処する為,新たにベータ線,ガンマ線分離測定可能である(ベータ+ガンマ)線用TL指リング線量計が概念設計及び作製を行った。特にベータ線,ガンマ線の分離測定精度を得る為,線量計の構造について各種の特性試験を実施した。更に作製した指リング線量計のガンマ線応答,ベータ線応答及び各種の混在照射試験結果よりベータ線ガンマ線の分離評価式を算出した。又,プル燃部等でのPuを取扱うグローブボックス作業に従事する作業員の局部被曝線量は,従来,ガラス指リング線量計を用いてガンマ線による被曝量を評価して来たが,測定にかなりの時間と労力を要した。この為,より迅速測定可能でかつ測定精度の向上を計る目的で,新たにTLDを用いたガンマ線用TL指リング線量計の概念設計及び作成を行った。この線量計の特性試験及び線量評価式を算出した。これらのTL指リング線量計を用いて特に皮膚不感層直下部位での吸収線量評価上の問題点について検討した。
加藤 仁三*; 石田 順一郎; 吉崎 裕一*; 野村 幸広*; 竹田 誠一; 石黒 秀治*
PNC TN841 77-45, 42 Pages, 1977/08
小型の密封容器(3m3)中へ漏洩した六フッ化ウランエアロゾルを対象として,放射性物質濃度,粒子径分布等の測定をおこなった。これらの結果を報告する。
古田 定昭; 池田 幸喜; 見掛 信一郎; 今枝 靖博; 永崎 靖志; 鈴木 一; 野村 幸広
no journal, ,
原子力機構の瑞浪超深地層研究所では、高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発として、立坑や水平坑道を設置し、地下水の水圧や水質の観測などを実施している。研究所周辺は花崗岩地帯であることから、平成24, 25年度に深度300mにある延長100mの水平坑道内における空気中の平衡等価ラドン濃度を測定したところ、季節的な変化として夏季に高くなる傾向が見られた。これは外気温が高いことにより地下坑道の自然換気が抑制されたためと考えられる。平衡等価ラドン濃度は最大値3,300Bq/mが観測されたが、作業者の入坑時間帯(送風時、1015時)では、月平均濃度で最大765Bq/m、最小37Bq/mであった。この間、1,880Bq/mの最大濃度(1時間値)が測定された。この測定データと作業者の立ち入り時間を考慮して被ばく評価を行ったところ年間1mSvを下回ることが確認された。