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梶本 亮一; 横尾 哲也*; 古府 麻衣子*; 野田 耕平*; 桑原 英樹*
Journal of Physics and Chemistry of Solids, 68(11), p.2087 - 2090, 2007/11
被引用回数:4 パーセンタイル:22.69(Chemistry, Multidisciplinary)EuYMnOはK以下の温度で反強磁性転移を示す。K以下で軸方向に自発分極()が生じるが、の向きはK以下で軸方向へ変化する。と磁気構造の関係を調べるために、EuYMnOの単結晶試料に対して中性子回折実験を行った。中性子回折実験は高エネルギー加速器研究機構(KEK)のパルス中性子研究施設KENSに設置されている熱外中性子回折計EXCEDで行った。非整合波数ベクトルを持つ磁気ブラッグ反射を観測した。散乱ベクトルがほぼ軸に平行な磁気ブラッグピークと、ほぼ軸に平行なものの強度を比較することで、が出現する温度、及びその向きが変わる温度にて磁気構造が変化していることが確認できた。磁気散乱強度の変化は誘電特性の変化に応じてスパイラル磁気構造が形成され、また、その容易面が変化しているとして解釈でき、最近の理論とも整合する。
梶本 亮一; 吉澤 英樹*; 川崎 隆一*; 野田 耕平*; 桑原 英樹*
Journal of the Physical Society of Japan, 74(1), p.502 - 503, 2005/01
被引用回数:2 パーセンタイル:19.77(Physics, Multidisciplinary)NdSrMnOにおけるC型反強磁性スピン波の分散関係を中性子散乱実験によって決定した。スピン交換相互作用は大きな異方性を示し、d軌道が軸方向に整列した軌道秩序状態が形成されているためと解釈できる。軸方向の交換相互作用はかなり大きく、強磁性金属相での値と同程度である。このことは軌道秩序方向に沿って有限の電荷のホッピングが存在することを示唆する。
梶本 亮一; 横尾 哲也*; 古府 麻衣子*; 野田 耕平*; 桑原 英樹*
no journal, ,
EuYMnOはK以下で反強磁性転移を示す。K以下で軸に平行な自発電気分極が生じるが、その向きはK以下で軸方向へと変化する。強誘電性を示すMnOの多くは長周期磁気秩序相がらせん秩序となるときに自発電気分極が出現している。EuYMnOにおける電気分極の変化と磁気構造の関係を調べるためにEuYMnOの単結晶試料に対してパルス中性子回折実験を行った。散乱ベクトルの向きが大きく異なる2つの磁気反射と()の強度の温度変化を測定したところ、両者はとを境に異なる変化を示し、の向きの変化に対応してスピンの向きが変化していることがわかった。その温度変化は、スピン秩序がT()では面内でらせんを描き、T()では面内でらせんを描いている、と考えることで説明できる。
梶本 亮一; 横尾 哲也*; 古府 麻衣子*; 野田 耕平*; 桑原 英樹*
no journal, ,
MnOは長周期磁気秩序相で強誘電性を示すことで最近注目されているが、その多くでは自発電気分極は長周期磁気秩序がらせん秩序となる時に出現している。EuYMnOはK以下で反強磁性転移を示す。K以下で軸に平行な自発電気分極が生じるが、その向きはK以下で軸方向へと変化する。この電気分極の変化と磁気構造の関係を実験的に調べるためにEuYMnOの単結晶試料に対して中性子回折実験を行った。磁気反射は, の位置に観測された。散乱ベクトルが軸にほぼ平行なと軸にほぼ平行なの2つの磁気反射強度の温度変化の比較から磁気構造の変化を考察した。両者ともに, で変化が見られ、の向きの変化に対応してスピンの向きが変化していることがわかった。らせん秩序及びサイン波秩序を仮定したモデルを元に2つの磁気反射強度を解析し、の向きとの関係について考察した。