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論文

Speciation of cesium in tree tissues and its implication for uptake and translocation of radiocesium in tree bodies

田中 万也; 金指 努*; 竹中 千里*; 高橋 嘉夫*

Science of the Total Environment, 755(Part 2), p.142598_1 - 142598_8, 2021/02

 被引用回数:5 パーセンタイル:35.21(Environmental Sciences)

本研究では、安定セシウムを樹皮,辺材,心材,樹葉,枝に吸着させてEXAFSスペクトル測定を行った。その結果、すべての部位においてセシウムは外圏型錯体として静電的に吸着していることが明らかとなった。これは酢酸アンモニウムを用いたセシウム脱離実験の結果と整合的であった。また、これらの結果は、常緑樹であるスギ,アカマツと落葉広葉樹であるコナラ,コシアブラのすべての樹種において同様であった。

口頭

樹木中セシウムの化学状態と森林生態系における放射性セシウムの動態の関係

田中 万也; 金指 努*; 竹中 千里*; 高橋 嘉夫*

no journal, , 

本研究では、樹木中の放射性Csの化学状態を明らかにするために安定Csを吸着させた試料のEXAFSスペクトル測定を行った。具体的には、福島県における代表的な常緑樹であるスギ・アカマツ及び落葉広葉樹であるコナラ・コシアブラをそれぞれ研究対象とした。採取した樹木試料を樹葉,樹皮,心材,辺材の部位ごとに切り分け粉砕し、安定Csを吸着させた。各試料のEXAFSスペクトルを解析した結果、すべての樹種の各部位に対してCsが外圏型錯体を形成して吸着していることが明らかとなった。外圏型錯体が比較的弱い吸着形態であることや、樹幹流や樹液中の他の陽イオン(K$$^{+}$$やCa$$^{2+}$$など)との競合を考えると、実際の樹木組織にはCsはほとんど吸着しないと考えられる。以上のことから、福島の森林においても樹木中に取り込まれた放射性Csは、動きやすい化学形態(例えばCs$$^{+}$$イオン)を保ちながら樹体内を転流していると解釈出来る。こうした解釈は、実際に報告されている観測事実と整合的である。

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