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Wang, H.*; 大津 秀暁*; 千賀 信幸*; 川瀬 頌一郎*; 武内 聡*; 炭竃 聡之*; 小山 俊平*; 櫻井 博儀*; 渡辺 幸信*; 中山 梓介; et al.
Communications Physics (Internet), 2(1), p.78_1 - 78_6, 2019/07
被引用回数:8 パーセンタイル:56.2(Physics, Multidisciplinary)陽子(あるいは中性子)過剰核の効率的な生成経路を探索することは、原子核反応研究の主な動機のひとつである。本研究では、Pdに対する核子当たり50MeVの陽子および重陽子入射による残留核生成断面積を逆運動学法によって測定した。その結果、重陽子入射ではAgやPd同位体の生成断面積が大きくなることを実験的に示した。また、理論計算による解析から、この生成断面積の増大は重陽子の不完全融合反応に起因することを示した。これらの結果は、陽子過剰核の生成において重陽子のような弱束縛核の利用が有効であることを示すものである。
池添 康正; 鈴木 和弥
Journal of the Mass Spectrometry Society of Japan, 48(4), p.254 - 262, 2000/04
アンモニアクラスターイオン(NH・nNH,n=0~6)について、Gaussian 98を用いた分子軌道計算とコロナ放電ジェット噴出法による調製実験を行った。分子軌道計算により、(1)全電子エネルギー、(2)空間構造、(3)アンモニアの全対称変角振動の波数を求め、これまでに得られている計算値、実験値と比較、検討した。クラスター調製実験によって、(1)ジェット噴出過程でのクラスター成長の程度、(2)クラスターの内部温度のサイズ依存を明らかにした。
池添 康正; 鈴木 和弥; 中島 幹雄; 横山 淳; 白石 浩二; 大野 新一*
JAERI-Research 98-051, 43 Pages, 1998/09
アンモニアクラスターイオン(NH.nNH)について、非経験的分子軌道法計算による解析及びコロナ放電-Jet expansion法による生成・分解実験を行った。分子軌道計算はGaussian94を用いて、最適構造、全電子エネルギー、基準振動の振動数を求めた。クラスター生成については、放電電流、ガス組成と圧力、ガス噴出細孔の径等のクラスターサイズ分布に対する効果を調べた。ガス噴出細孔部におけるクラスター成長はクラスターサイズn単位で1以下であった。クラスターの熱分解については、放電電流、細孔径、飛行時間、クラスターサイズによる分解速度の変化を調べた。実験結果をもとにして、クラスターによる分解速度の変化を調べた。実験結果から、クラスターの内部エネルギーの多寡に主たる寄与をする過程は、クラスター生成、分解反応であることを推論した。
池添 康正; 曽我 猛; 鈴木 和弥; 大野 新一*
Journal of the Mass Spectometry Society of Japan, 43(5), p.257 - 263, 1995/00
炭酸ガスレーザーによるアンモニアのクラスターイオン(NH・nNHとND・nND)の光分解を調べた。NH・5NHは1080cmの光で、光強度に比例して分解した。クラスターが大きくなると低波数側へシフト(レッドシフト)した。光分解を構成する光吸収過程と配位子分離過程の二つの基礎過程における同位体効果について考察した。
大和田 謙; 鈴木 和弥
Spectrochimica Acta, Part A, 50(6), p.1057 - 1063, 1994/00
赤外・ラマンスペクトルデータの基準振動解析から得られる二次のポテンシャル定数(力の定数)を応用して、多原子分子形成時の電子化学ポテンシャルを求める方法を検討した。本報では密度汎関数理論を採用して、これに単純結合一電荷モデル(Simple Bond-Charge Model)を試験的に組み込んだ近似法を提案した。この方法を用いて、種々の異核二原子分子及び多原子分子の電子化学ポテンシャルを計算し、実験値及びab-initio SCF計算から得られる値と比較した結果、本法の有用性を確かめることができた。
横山 淳; 藤沢 銀治; 桜井 勉; 鈴木 和弥
Spectrochimica Acta, Part A, 47(5), p.567 - 575, 1991/00
He-Neレーザー振動数付近でヨウ素分子(I)からの蛍光の高分解能励起スペクトルを窒素分子(N)共存下で測定した。その結果に基づいて、レーザー誘起蛍光法によりIをモニターする場合の検出限界とヨウ素同位体選択性に対するN圧の影響について議論した。また、再処理オフガス中に数%含まれる二酸化窒素(NO)がヨウ素の検出に及ぼす影響についても調べた。さらに、He-Neレーザーを用いたレーザー誘起蛍光法により、大気圧のN中で510molecules/cmまでのIを検出出来た。
池添 康正; 曽我 猛; 鈴木 和弥; 大野 新一
JAERI-M 90-141, 55 Pages, 1990/09
クラスターイオンの光分解について、1)クラスターイオンの特性、2)レーザー光の特性、3)これまでに行われた研究例、4)予備実験装置を用いたアンモニアクラスターイオンの生成と分解、等を調べた。予備試験装置においては、クラスターイオンの生成は、コロナ放電-jet expansion法による。NH・nNHの形のクラスターイオンがえられる。クラスターの大きさをあらわすには、条件により0~10の範囲で変化する。クラスターの大きさの分布とクラスターイオンの温度の関係について議論した。
岩崎 又衛*; 作花 哲夫*; 大橋 成介*; 松下 寛*; 横山 淳; 鈴木 和弥
Journal of Physical Chemistry, 93(13), p.5139 - 5143, 1989/00
被引用回数:6 パーセンタイル:32.14(Chemistry, Physical)クロロホルム相と水相の二液相系でのCHClとDO間水素同位体交換反応の速度を研究した。実験結果は、水とクロロホルムの両相間移動と水相におけるCHClとDO間水素同位体交換反応の二つのステップを経て反応が進むというモデルにより説明が出来た。26Cでのクロロホルムの相関移動速度定数および水相における水素同位体交換反応速度定数は、それぞれ0.1070.003m・sおよび0.2310.013L・mol・sと求まった。
鈴木 和弥; 横山 淳; 藤沢 銀治; 石川 二郎; 岩崎 又衛*
JAERI-M 88-168, 98 Pages, 1988/09
水からのトリチウム分離を目的に、ホルムアルデヒドのエキシマーレーザーによる照射、ジクロロメタンの炭酸ガスレーザーによる照射およびクロロホルムのアンモニアレーザーによる照射実験を行った。最大トリチウム分離係数570の値がクロロホルムの場合に得られた。また、トリチウム水とクロロホルム間のトリチウムと水素の交換反応実験を行い、反応速度は、水中のOHイオンの濃度に比例して増加することを見出した。
横山 淳; 鈴木 和弥; 藤沢 銀治; 石川 二郎; 岩崎 又衛
Radiochimica Acta, 40, p.107 - 111, 1986/00
塩基触媒によるHTO-CHCl間トリチウム交換反応およびCHClの加水分解反応の動力学的研究を、水およびクロロホルムの二相が存在する条件下で行った。その結果、反応は水相中で進行することがわかった。また加水分解反応およびCTClの脱トリチウム反応の速度定数を25~41.5Cの温度範囲で求め、分献値との比較を行った。さらに、トリチウム交換反応の平衡定数を求め、調和振動子近似による換算分配関数比を用いて計算した理論値との比較を行った。
横山 淳; 鈴木 和弥; 藤沢 銀治; 石川 二郎; 岩崎 又衛*
Applied Physics B, 38(2), p.99 - 105, 1985/00
被引用回数:17 パーセンタイル:65.92(Physics, Applied)T化クロロホルム(CTCl)の赤外多光子解離およびCTCl/CHCl混合系でのCTClの選択的解離を、アンモニアレーザーを用いて研究した。クロロホルム圧0.2~7torrの範囲で、CTClの分解速度は、クロロホルム圧の増加に従って単調に減少した。またCTCl/CHCl混合系にXeを添加すると、クロロホルム圧が2torr以下では、CTClの分解速度が増加した。さらに、実験誤差範囲内でCHClの解離は認められず、クロロホルム圧2torrで分離係数は570以上であった。
横山 淳; 鈴木 和弥; 藤沢 銀治; 石川 二郎; 岩崎 又衛*
Chemical Physics Letters, 99(3), p.221 - 224, 1983/00
被引用回数:7 パーセンタイル:32.29(Chemistry, Physical)大量のCDCl中のCDTClをTEACOレーザー光照射よって選択的に分解した。CDTClの分解速度は、927cm光照射で最大となり、この振動数は、ジクロロメタンに対する一般化分子力場における力の定数の文献値を用いて計算したCDTClのU基準振動数(927cm)と一致した。またレーザー光1パルス照射当たりに生成する分解生成物中のトリチウム分離係数は、試料全圧3torr、907.8cm光照射で29となった。
横山 淳; 鈴木 和弥; 藤沢 銀治; 石川 二郎; 岩崎 又衛
Journal of Nuclear Science and Technology, 18(9), p.737 - 738, 1981/00
CHClおよびCDCl等モル混合系にCDClのバンドの波長に相当するTEACOレーザーからのレーザー光(10.83mおよび10.91m)照射を行い、CDClの選択的多光子解離を確認した。分解生成物中の分離係数は、10.91m光照射の場合、全圧410Paで47以上となり、全圧が増加するに従って、分離係数が低下した。また全圧が同じ場合には、10.83m光照射の場合に比べて光学的選択性(CDClとCHClのモル吸光係数の比)の大きい10.91m光照射の場合に、より大きい分離係数の値を得た。
大道 英樹; 吉田 健三; 鈴木 和弥; 荒木 邦夫
J.Appl.Polym.Sci., 22(12), p.3387 - 3395, 1978/00
被引用回数:1ポリ塩化ビニール(PVC)は汎用樹脂として広く使われているが、耐衝撃性の低い点が一つの欠点とされている。耐衝撃性を改良する一般的な方法はゴム状物質のブレンドであるが、PVCとゴム成分との化学結合を付与することによってさらに十分な衝撃強度を与える。我々はPVCに対するブタジエンを放射線グラフトして、PVCにゴム的性質を付与することを試みた。グラフト率と共に衝撃強度が増大し、約15%のグラフト率のものでは衝撃強度が原料PVCの約70倍に達した。シートに成形したグラフト物の電子顕微鏡撮影の結果、0.1~1のポリブタジエン相がPVC相中に存在し、印加された衝撃を吸収することがわかった。ブタジエンだけグラフトしたものでは耐候性が不十分であったが、長鎖のエステル基をもつアクリレートまたはメタクリレートをブタジエンと共グラフトすることによってこの欠点を解決できた。
大道 英樹; 吉田 健三; 鈴木 和弥; 荒木 邦夫
Journal of Polymer Science; Polymer Chemistry Edition, 16(11), p.2875 - 2884, 1978/00
ポリ塩化ビニール(PVC)に対する放射線グラフと重合は種々試みられている。特にブタジエンをグラフトすれば容易に耐衝撃性のあるPVCが得られることがわかったが、この反応プロセスを工業化するには至っていない。その一つの原因はこの反応に対する基礎的知見の不足にある。そこで本報告では、この反応に対する速度論的検討を行った。PVC粉末に対するブタジエンの吸着量の測定とグラフト反応速度の測定から、吸着が反応の律速段階にはならないと判断した。反応速度は温度、線量率の影響を受け、また反応時間と共に変化して極大値をもつことがわかった。これらの影響を定量的に扱うため、素反応の解析を行って生長反応、停止反応の速度定数を求めた。Kpと温度との関係から生長反応の活性化エネルギーは16kcal/moleと求められた。線量率Iとの関係では、kpががIの0.42乗、kp8〔Z〕(Zは反応を停止させるラジカルなど)がIの0.84乗に比例することがわかった。
大道 英樹; 吉田 健三; 鈴木 和弥; 荒木 邦夫
Radiation Physics and Chemistry, 11, p.327 - 334, 1978/00
ポリ塩化ビニル粉末に対するブタジエンガスの放射線グラフト重合プロセスを開発し、得られた成果をとりまとめた。反応容器の選定にあたっては、構造が単純であること、グラフトポリマーの生産量が大きいことに着目し、撹拌式移動層反応機を用いることにした。反応機の内部にコバルト60の線線源を挿入し、線源の有効利用をはかった。反応機内の線量率分布のシミュレーションを試み、計算値と実測値がほぼ一致することを確かめた。反応機内粉体層の半径方向の温度分布はほぼ均一であった。これは半径方向に粉体を撹拌したことによると結論した。反応機内のグラフト率分布を測定したところ、対数正規確率分布に従っていることを見出した。この反応機で得られたグラフト物の物性を明らかにするとともに、プロセスの経済的評価を試み、工業化するのにふさわしいプロセスであることを明らかにした。
鈴木 和弥; 岩崎 又衛
JAERI-M 6841, 50 Pages, 1977/01
化学レーザーの一種であるHFレーザーは、1964年初めて発振に成功し、以後活発な研究開発が続けられている。このレーザーに用いられる反応物質は多種多様であるが、それらの反応機構および発振特性について分類解説した。また、応用開発の動向についても言及した。
本島 健次; 棚瀬 正和; 鈴木 和弥; 岩崎 又衛
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 27(9), p.495 - 498, 1976/09
被引用回数:9中性子照射したUOからMoを昇華法によって分離する時、問題となるMo,Te,Ruの昇華挙動及びIの捕集と回収について基礎的な研究をした。Mo,Te,Ruは真空下、1200Cの加熱(UOはあらかじめ500CでUOに酸化する)によってほぼ100%昇華することがわかった。IはCuカラムに捕集し、水素気流によってHIで回収されることが確認できた。以上から中性子照射したUOからのMoの分離・製造に際し、その実用化への可能性が得られたと考えられる。
大道 英樹; 吉田 健三; 鈴木 和弥; 後藤田 正夫; 荒木 邦夫
JAERI-M 6593, 34 Pages, 1976/06
粉末ポリ塩化ビニルに対するブタジエンガスの放射線グラフト重合反応装置として流動層を用い、反応温度、線量率、ブタジエン吸着量の反応速度に対する影響を調べたところ、(1)みかけの反応の活性化エネルギーは3.0kcal/molであること、(2)反応速度は線量率の0.6乗に比例すること、(3)予めブタジエンを吸着させると、照射開始と同時にブタジエンを流す場合に比べ、高いグラフト率の得られること等が明かになった。これらの結果に基き、この反応の工業化の可能性を検討するため、反応ガスによる比例温度制御方式を用いた流動層反応装置により、温度制御、流動化条件、熱稼動、反損失等について予備的考察を行なった。次いでこの制御方式により、内径5.5cm、高さ15cmの流動層反応装置と、内径9.5cm、高さ32cmn流動層反応装置を制作してグラフト反応を行ない、温度制御の可能性を検討したところ、小型装置では十分制御できるか、大型装置では制御が難しいことがわかった。
鈴木 和弥
Journal of Polymer Science; Polymer Chemistry Edition, 11(9), p.2377 - 2381, 1973/09
コバルト60線前照射したポリ塩化ビニルへのブタジエンのグラフト共重合について、ESR測定を行った。反応中間体は、ブタジエンのアリル型ラジカルであり、そのスペクトルは、グラフト鎖が成長するにつれて、また温度が高くなるにつれて、鋭くなり、グラフト鎖の成長点の運動状態をよく反映している。