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論文

弾性応力下におけるマルテンサイト鋼中の水素起因格子欠陥の形成促進と水素脆化

土信田 知樹*; 鈴木 啓史*; 高井 健一*; 平出 哲也; 大島 永康*

NanotechJapan Bulletin (インターネット), 8(3), 5 Pages, 2015/07

水素を含んだ鉄鋼材料は含まないものに比べ、応力付与によって延性低下が著しく進展し、より破断しやすくなる(水素脆化問題)。水素脆化の機構は、材料中の格子欠陥形成と深く関係するとされているが、一般に格子欠陥の実験的評価が難しいため不明な点も多い。本研究課題では、水素脆化と格子欠陥との関係を明らかにするために、昇温脱離分析(TDA)と陽電子プローブマイクロアナライザー(PPMA)とを用いて、一定弾性応力下に保持された鉄鋼材料(焼戻しマルテンサイト鋼)の水素チャージによって形成する格子欠陥の検出を試みた。この結果、弾性応力下であっても水素をチャージすることで鋼中での原子空孔生成が著しく促進されること、さらに生成した空孔型欠陥が鋼の延性低下をもたらすことを明らかにした。

論文

Enhanced lattice defect formation associated with hydrogen and hydrogen embrittlement under elastic stress of a tempered martensitic steel

土信田 知樹*; 鈴木 啓史*; 高井 健一*; 大島 永康*; 平出 哲也

ISIJ International, 52(2), p.198 - 207, 2012/02

 被引用回数:60 パーセンタイル:92.22(Metallurgy & Metallurgical Engineering)

欠陥のプローブとして、水素昇温脱離と陽電子プローブマイクロアナライザーを用い、弾性応力下における焼戻マルテンサイト鋼中における水素の挙動、及び水素による格子欠陥成長を、転位と空孔に関して明らかにした。水素脆化に及ぼす、水素による格子欠陥成長の影響についても調べた。水素存在下では、弾性応力範囲内においても、格子欠陥量は応力を負荷している時間とともにゆっくりと増大し、試料は脆性破壊する。弾性応力下でも、転位と水素の相互作用によって空孔が導入され、延性低下し、その影響は水素が抜けた後でも残存すると考えられる。以上のことから水素脆化において空孔の形成と蓄積が重要な要因であると結論できる。

口頭

純鉄及び伸線パーライト鋼の水素とひずみの相互作用により促進された格子欠陥の同定

宮下 友徳*; 生田 裕樹*; 鈴木 啓史*; 高井 健一*; 萩原 行人*; 平出 哲也

no journal, , 

純鉄、及び伸線パーライト鋼に対して、応力を付加した場合の格子欠陥の導入に対する、充填した水素の影響について調べた。純鉄に関しては、水素の昇温脱離分析と陽電子消滅寿命測定による結果から、また、伸線パーライト鋼に関しては、昇温脱離分析を行った結果から、水素が存在していると格子欠陥の導入が促進されることがわかった。

口頭

高強度鋼の弾性応力下における水素誘起格子欠陥の検出と水素脆化

土信田 知樹*; 鈴木 啓史*; 高井 健一*; 平出 哲也; 大島 永康*

no journal, , 

実際の材料における水素脆化による破壊は、弾性応力範囲内で起こる。そこで、高強度鋼において一定弾性応力下で起こる欠陥の導入を、水素をトレーサーとした検出法と、局所的な欠陥検出が可能な陽電子マイクロアナライザーで検出することを試みた。その結果、弾性応力下において、水素の存在によって欠陥が導入され、その欠陥が原因となって破壊に至ることを示す結果が得られた。

口頭

高強度鋼の定荷重下における水素誘起格子欠陥形成の時間変化

高井 健一*; 土信田 知樹*; 鈴木 啓史*; 大島 永康*; 平出 哲也

no journal, , 

自動車の軽量化に伴う材料の高強度化、及び水素利用社会実現に向けて、水素脆化克服は緊急の課題である。実材料の使用環境を模擬した、定荷重下における高強度鋼の水素脆性を、水素の昇温脱離分析と陽電子消滅寿命測定を用い研究を行った。その結果、水素の存在によって欠陥が導入され、その欠陥の蓄積によって破壊に至ることを示す結果が得られた。

口頭

弾性応力下における焼戻しマルテンサイト鋼中の水素誘起格子欠陥の形成と水素脆化

土信田 知樹*; 鈴木 啓史*; 高井 健一*; 大島 永康*; 平出 哲也

no journal, , 

焼戻しマルテンサイト鋼の一定弾性引張応力下における吸蔵水素量の変化、および格子欠陥量の変化、さらには形成された水素誘起格子欠陥と水素脆化の関係を調査した。その結果、吸蔵水素量と負荷応力だけでなく、空孔および空孔クラスターの形成・蓄積に要する時間も一定弾性応力下で起こる水素脆化において重要な因子であることが見出された。

口頭

Vacancy analysis with a positron microprobe for hydrogen embrittlement under elastic stress of tempered martensitic steels

大島 永康*; 土信田 知樹*; 鈴木 啓史*; 高井 健一*; 平出 哲也

no journal, , 

鉄鋼材料の水素脆化において、欠陥の形成に関する研究は重要である。我々は高強度鋼と水素による欠陥の導入の関係について、パルス化陽電子マイクロビームによる陽電子消滅寿命測定システムである陽電子マイクロアナライザーを用いて研究を行ってきた。陽電子消滅の平均寿命による評価では、弾性応力下において水素によって、空孔や空孔の集合体の形成が示唆されていた。今回、我々は、陽電子消滅寿命スペクトルを成分解析することで、水素による試料中の変化の詳細について調べた。その結果、多くの陽電子が空孔で消滅していることが示唆された。このことから、空孔は転位との複合体として形成されている可能性が示された。

口頭

Enhanced lattice defect formation associated with hydrogen and hydrogen embrittlement under elastic stress of a tempered martensitic steel

土信田 知樹*; 鈴木 啓史*; 高井 健一*; 平出 哲也; 大島 永康*

no journal, , 

水素を含んだ鉄鋼材料は含まないものに比べ、応力付与によって延性低下が著しく進展し、より破断しやすくなる(水素脆化問題)。水素脆化の機構は、材料中の格子欠陥形成と深く関係するとされているが、一般に格子欠陥の実験的評価が難しいため不明な点も多い。本研究課題では、水素脆化と格子欠陥との関係を明らかにするために、昇温脱離分析(TDA)と陽電子プローブマイクロアナライザー(PPMA)とを用いて、一定弾性応力下に保持された鉄鋼材料(焼戻しマルテンサイト鋼)の水素チャージによって形成する格子欠陥の検出を試みた。この結果、弾性応力下であっても水素をチャージすることで鋼中での原子空孔生成が著しく促進されること、さらに生成した空孔型欠陥が鋼の延性低下をもたらすことを明らかにした。

口頭

3D analysis by whole body serial sections of the systemic responses induced by local carbon-ion irradiation in medaka (${it Oryzias latipes}$)

浅香 智美*; 橋本 知佳*; 伊藤 加津沙*; 保田 隆子*; 永田 健斗*; 西槇 俊之*; 勝村 啓史*; 太田 博樹*; 鈴木 芳代; 舟山 知夫; et al.

no journal, , 

個体への局部照射は、照射領域のみならず、照射領域外にもその影響を及ぼすことが示唆されている。そこで、本研究では、メダカ成魚を用い、原子力機構TIARAの炭素イオンビームをその腹部あるいは背部のみに照射する技術を確立した。照射したメダカ個体は、固定に先立ち照射が心臓拍動に及ぼす影響を解析し、その後、全身を連続切片として照射影響を3次元的に解析した。その結果、ビームが照射された領域において組織に対する重篤な影響が認められたのみならず、二次鰓弁において、本来鰓にビームが照射されない腹部照射を行った個体においても障害が認められた。この結果は、照射による全身効果が誘導されたことを示唆している。また、本研究においては、照射が心臓拍動に及ぼす影響は観察されなかった。

口頭

Availability of medaka as systemic effect model of local irradiation by histological analysis

浅香 智美*; 伊藤 加津沙*; 橋本 知佳*; 保田 隆子*; 永田 健斗*; 西槇 俊之*; 勝村 啓史*; 太田 博樹*; 鈴木 芳代; 舟山 知夫; et al.

no journal, , 

放射線は、がん治療に広く応用されているが、その照射の影響が、個体において、その生体機能を介して照射領域外にも広がる可能性が指摘されている。しかし、マウスなどの従来の実験動物では、体全体への影響を網羅的に解析することは、サイズの問題として難しい。一方、メダカは、このような体全体への網羅的な影響解析を行う上で適した大きさを持つ実験生物である。本研究では、メダカ成魚をTIARAの炭素イオンビームで照射し、その腹部のみあるいは背部のみをビームで曝露する手法を確立した。照射後、心臓の拍動数を測定することで、イオンビーム照射が心臓に与える影響を解析するとともに、その全身を固定し連続切片として網羅的な組織学的解析に供した。その結果、照射領域のみならず照射領域外においてもイオンビームによる照射影響が認められ、この影響の誘導は血液を介した免疫系によるものと予想された。

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