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中村 進一*; 鈴木 康大*; 鈴井 伸郎; 伊藤 正志*; 石井 里美; 河地 有木; 頼 泰樹*; 服部 浩之*; 藤巻 秀
no journal, ,
これまでの研究で、植物の根に部位特異的に投与したグルタチオン(GSH)が植物体の地上部へのCdの移行と蓄積を抑制することを確認している。本研究では異なるCd処理濃度で吸収実験を行い、それらがCdの移行と蓄積に及ぼす影響を調べた。実験には改変ホグランド液を用いて水耕栽培をしたアブラナを用いた。Cd処理は0.1Mから10Mの濃度で、2日間行った。同時にこれらの植物にGSH処理を行い、収穫した植物の地上部・地下部におけるCd蓄積濃度をICP発光分光法により測定した。また、Cd及びポジトロンイメージング技術(PETIS)を用いて、0.1Mと10Mの濃度でCd処理を行った植物におけるCd動態をモニタリングし、比較することを試みた。植物体の地上部と地下部に蓄積したCd量から、植物体の地上部へのCd移行率を求めると、Cd処理濃度が低くなるにつれてCd移行率は高くなった。一方、Cd処理濃度が低くなるとGSHが植物体の地上部へのCdの移行を抑制する効果は減少していた。Cdを用いたPETISによるCd動態の可視化の実験の結果も、Cd処理濃度を0.1Mにした場合は、Cdの地上部への移行と蓄積の抑制効果が減少することを示していた。