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論文

Experimental study of Gamow-Teller transitions via the high-energy-resolution $$^{18}$$O($$^3$$He,$$t$$)$$^{18}$$F reaction; Identification of the low-energy "super" -Gamow-Teller state

藤田 浩彦*; 藤田 佳孝*; 宇都野 穣; 吉田 賢市*; 足立 竜也*; Algora, A.*; Csatl$'o$s, M.*; Deaven, J. M.*; Estevez-Aguado, E.*; Guess, C. J.*; et al.

Physical Review C, 100(3), p.034618_1 - 034618_13, 2019/09

AA2019-0318.pdf:1.1MB

 被引用回数:12 パーセンタイル:77.09(Physics, Nuclear)

大阪大学のリングサイクロトロンにて$$^{18}$$O($$^3$$He,$$t$$)$$^{18}$$F反応実験を行い、その荷電交換反応の断面積から、$$^{18}textrm{O}to^{18}textrm{F}$$のガモフテラー遷移分布$$B(textrm{GT})$$の励起エネルギー分布を測定した。その結果、$$^{18}$$Fの基底状態への$$B(textrm{GT})$$が3.1と非常に大きく、その他の励起状態への遷移強度は小さいことがわかった。この実験結果を大規模殻模型計算や乱雑位相近似計算と比較し、基底状態への強い遷移が理論計算によってよく説明されることがわかった。

論文

Bulky averaged microscopic information for ECAP-processed Cu using Accelerator-based gamma-ray-Induced Positron Annihilation Spectroscopy and neutron diffraction

石橋 寿啓*; 友田 陽*; 菅谷 聡*; 豊川 弘之*; 平出 哲也; 堀田 善治*; 鈴木 裕士

Materials Transactions, 54(9), p.1562 - 1569, 2013/09

Equal Channel Angular Pressing(ECAP)法による99.99%銅の空孔密度,組織,粒界応力などのバルク平均された微視的構造パラメータを加速器利用の$$gamma$$線誘起陽電子消滅分光(AIPAS)と中性子回折により調べた。AIPASで得られた消滅$$gamma$$線ピークのドップラー広がりを示すSパラメータは最初のECAP処理で大きく増大し、その後の処理でわずかな減少が確認された。また、熱処理によって回復が見られたが、8サイクルのECAP処理試料の方が1サイクルのものよりも低温での回復が見られた。ECAP処理による組織や粒界の応力を中性子回折分析で求めた。熱処理を行いながら観測した中性子回折の半値幅と強度の変化から、8サイクルのECAP処理試料において再結晶化がより早く起こっていることがわかった。これらのバルク平均されたデータは結晶方位解析(SEM-EBSD)や機械的特性評価の結果と定性的に良い一致を示した。

論文

肉盛溶接クラッド部に着目した原子炉圧力容器の構造健全性評価

西川 弘之*; 小坂部 和也*; 後藤 伸寿*; 鈴木 広一*; 勝山 仁哉; 鬼沢 邦雄

みずほ情報総研技報(インターネット), 4(1), 5 Pages, 2012/03

原子炉圧力容器の内表面には、耐食性向上のため厚さ5mm程度のステンレス鋼のクラッドが肉盛溶接されている。肉盛溶接により、容器内表面近傍には降伏応力に近い引張の溶接残留応力が生じる。しかし、現行の健全性評価に関する規程には、クラッドに関する記述がなされていない。このため、クラッドの残留応力が原子炉圧力容器の構造健全性に影響を評価した。すなわち、加圧熱衝撃時における原子炉圧力容器の健全性を適切に確認するため、クラッドの肉盛溶接を考慮したうえで溶接残留応力を把握し、健全性に及ぼす影響を定量的に評価した。本稿では、有限要素法による原子炉圧力容器内面クラッドの溶接残留応力解析手法及び仮想欠陥を考慮した破壊力学解析手法を紹介する。

論文

Evaluation of the relative biological effectiveness of carbon ion beams in the cerebellum using the rat organotypic slice culture system

吉田 由香里*; 鈴木 義行*; Al-Jahdari, W. S.*; 浜田 信行*; 舟山 知夫; 白井 克幸*; 加藤 弘之*; 坂下 哲哉; 小林 泰彦; 中野 隆史*

Journal of Radiation Research, 53(1), p.87 - 92, 2012/02

 被引用回数:8 パーセンタイル:41.9(Biology)

To clarify the relative biological effectiveness (RBE) values of carbon ion (C) beams in normal brain tissues, a rat organotypic slice culture system was used. The cerebellum was dissected from 10-day-old Wistar rats, cut parasagittally into approximately 600-$$mu$$m-thick slices and cultivated using a membrane-based culture system with a liquid-air interface. Slices were irradiated with 140 kV X-rays and 18.3 MeV/amu C-beams (linear energy transfer = 108 keV/$$mu$$m). After irradiation, the slices were evaluated histopathologically using hematoxylin and eosin staining, and apoptosis was quantified using the TdT-mediated dUTP-biotin nick-end labeling (TUNEL) assay. Disorganization of the external granule cell layer (EGL) and apoptosis of the external granule cells (EGCs) were induced within 24 h after exposure to doses of more than 5 Gy from C-beams and X-rays. In the early postnatal cerebellum, morphological changes following exposure to C-beams were similar to those following exposure to X-rays. The RBEs values of C-beams using the EGL disorganization and the EGC TUNEL index endpoints ranged from 1.4 to 1.5. This system represents a useful model for assaying the biological effects of radiation on the brain, especially physiological and time-dependent phenomena.

論文

Radiation-induced ICAM-1 expression via TGF-$$beta$$1 pathway on human umbilical vein endothelial cells; Comparison between X-ray and carbon-ion beam irradiation

清原 浩樹*; 石崎 泰樹*; 鈴木 義行*; 加藤 弘之*; 浜田 信行*; 大野 達也*; 高橋 健夫*; 小林 泰彦; 中野 隆史*

Journal of Radiation Research, 52(3), p.287 - 292, 2011/03

 被引用回数:15 パーセンタイル:51.48(Biology)

Radiation-induced intercellular adhesion molecule-1 (ICAM-1) expression on endothelial cells was investigated with the use of an inhibitor of transforming growth factor-beta1 (TGF-$$beta$$1) receptor kinase (SB431542) and the effects of X-ray and carbon-ion beam were compared. Expression of ICAM-1 was increased by X-ray and carbon-ion beam irradiation and decreased significantly with SB431542 after both irradiations. The expression of ICAM-1 by 2 Gy of carbon-ion beam irradiation was 6.7 fold higher than that of non-irradiated cells, while 5 Gy of X-ray irradiation increased the expression of ICAM-1 by 2.5 fold. According to ICAM-1 expression, the effect of carbon-ion beam irradiation was about 2.2, 4.4 and 5.0 times greater than that of the same doses of X-ray irradiation (1, 2 and 5 Gy, respectively). The present results suggested that radiation-induced ICAM-1 expression on human umbilical vein endothelial cells (HUVE cells) was, at least partially, regulated by TGF-$$beta$$1. Carbon-ion beam induced significantly higher ICAM-1 expression than X-ray.

論文

IFMIF加速器のプロトタイプ建設の意義と目標課題

杉本 昌義; Garin, P.*; Vermare, C.*; 設楽 弘之; 木村 晴行; 鈴木 寛光; 大平 茂; 奥村 義和; Mosnier, A.*; Facco, A.*; et al.

加速器, 7(2), p.110 - 118, 2010/07

国際核融合材料照射施設(IFMIF)は核融合材料開発のための加速器型中性子源である。2007年6月より始まったIFMIFの工学実証工学設計活動(EVEDA)では40MeV, 125mAの重陽子加速実現のための原型加速器を青森県六ヶ所村に建設中である。原型機は超電導加速器の初段部までをつくり、9MeV, 125mAの運転を実現するのが目標である。その主な技術仕様や大電流加速器の課題を述べるとともに、原型機運転において期待される成果を概説する。

論文

Application of high-energy photon beam to industrial imaging based on positron annihilation

豊川 弘之*; 平出 哲也; 黒田 隆之助*; 鈴木 良一*; 大平 俊行*

Proceedings of 8th International Topical Meeting on Nuclear Applications and Utilization of Accelerators (AccApp '07) (CD-ROM), p.331 - 335, 2007/00

陽電子消滅を利用した工業製品の最新の非破壊透過診断技術を紹介する。この方法ではレーザー・コンプトン散乱により生成される、高エネルギーの$$gamma$$線ビームを用いている。強化コンクリートブロックを用いた実験結果は、この手法が金属を含むような工業製品の非破壊検査方法として優れていることを示している。断層画像診断への利用も行い、試料の断面画像を得ることにも成功した。手法の主な特徴は、直線性に優れたレーザー・コンプトン散乱により生成される高エネルギーの$$gamma$$線ビームを試料に入射し、後方に設置した検出器でこのビームの減衰を計測し、試料横方向から試料内部で電子対生成によって形成された陽電子の消滅$$gamma$$線の試料内部での減衰を計測する。これを試料をステージうえで移動,回転させ、データを蓄積,解析することで試料を取り囲んだ検出器でないと得られなかったPET(陽電子放出断層)画像を得ることができる。また、この手法により構造物内部の特定部位の陽電子消滅法の適用が可能となり、構造物内部の金属などの欠陥評価等への利用が期待される。

論文

Positron annihilation methods by $$gamma$$-rays produced in laser-induced compton-backscattering

平出 哲也; 豊川 弘之*; 大平 俊行*; 鈴木 良一*; 大垣 英明*

Materials Science Forum, 445-446, p.474 - 476, 2004/02

陽電子消滅法はとてもユニークで重要な手法であるが、陽電子は通常試料外部から入射する。そのため、試料は真空中に置くか、放射性同位元素を試料で挟み込まなくてはならない。最近、SelimらはLinacを用いて2MeVの$$gamma$$線を作り、その$$gamma$$線で試料内部に陽電子を生成させることで、厚みのある試料内部を試料の破壊をせずに陽電子手法で観察することに成功した。われわれも同様の手法をレーザー誘起コンプトンバックスキャッタリング$$gamma$$線(20MeVまで)により試料内部に陽電子を生成させ試みてきた。この手法ではまっすぐに進む$$gamma$$線上に試料を置くだけでよく、試料は空気中,ガス中でも問題なく、例えば、高温試料,融点付近の金属などの陽電子消滅法による観察なども可能である。

報告書

多成分自動分析システムの開発(2); 電位差滴定法自動分析装置の開発

稲田 聡; 鴨志田 政之*; 池田 久; 神長 一博; 鈴木 弘之; 庄司 和弘; 久野 祐輔

PNC TN8410 96-266, 67 Pages, 1996/05

PNC-TN8410-96-266.pdf:2.57MB

[目的]再処理工場における工程管理分析業務の高度化等を目的に,ロボット操作による多種にわたる分析操作の自動化を図る。[概要]東海再処理工場・分析所では,分析操作の自動化に向けて,分析頻度的に最も高いウラン,プルトニウム,酸および放射能濃度等を自動で,同時に測定できる分析システムの開発(多成分自動分析システムの開発という。)を1993年より進めている。本開発は,工程管理分析の高度化,作業効率の向上,個人差による分析値の誤差減少,被ばくの低減化などを目的に,高性能ロボットによる分析操作の自動化を行うものである。具体的には,工程管理分析のうち,6$$sim$$7割を占めると考えられる吸光光度法分析,電位差滴定法分析,放射能法分析を各々,自動化すると共に,複合的に組み合わせることにより分析の総合ネットワーク化を図り,多種目の分析を自動で且つ効率良く行うことができるものである。開発計画としては,第1ステップとして実験台系分析室用の自動分析装置(吸光光度法自動分析装置,電位差滴定法自動分析装置,放射能自動分析装置)を開発する。次に,その基礎データを基にグローブボックス系分析室用の自動分析装置を開発し,最終的には,セル系分析室用の分析を自動化する予定である。本報告は,上記第一ステップのうち,実験台系分析室で処理しているウラン,ヒドラジン,酸,アルカリ濃度等の電位差滴定法分析作業を高性能ロボットを用いて自動で分析ができる装置(電位差滴定法自動分析装置)の開発成果を述べたものである。主な成果は次のとおりである。(1)これまで多大な労力を要していた電位差滴定法の分析作業について自動化が図れた。これにより,これまで作業員が行っていた試料の採取,定量,液定ビーカーのセット等の分析操作が省略でき,分析作業の省力化が図られた。(再処理工場95-2キャンペーンにおいて,定常的に使用できることを確認した。)(2)将来のグローブボックス内への自動分析システムの設置の検討を含め,電位差滴定法の自動化に必要な自動処理機器等をユニット化し,小型化を図った。(3)データ処理装置の分析条件登録ソフトプログラムの効率化を図った結果,測定中であっても分析条件の登録変更や追加,削除を容易に設定できるなど,緊急性を要する分析作業にも十分対応可能なシステムとした。(4)ロボットの操作上生じる無駄な操作や,作業工程上の待ち時間に

論文

多成分自動分析システムの開発, 1; 吸光光度法自動分析装置の開発

鈴木 弘之; 山田 敬二; 田村 三郎; 池田 久; 久野 祐輔

動燃技報, (94), p.91 - 94, 1995/06

多成分・分析システムは、1993年から分析操作の自動化への取り組みとして、再処理工程中のウラン、プルトニウム、酸および放射能濃度等を自動で、同時に測定できる分析システムの開発に取り組んでいる。本システムは、高性能ロボットを用いて、吸光光度法自動分析装置、電位差滴定法自動分析装置、放射能自動分析装置を複合的に組み合わせ、分析の総合ネットワークを図るものであり、同時に多種にわたる分析を自動で行うことができるものである。本稿においては、本開発の概要を紹介するとともに、1994年より試験評価を実施している吸光光度法自動分析装置について報告する。

報告書

高周波プラズマ質量分析装置による極微量元素分析法の開発(1)

鈴木 弘之; 斉藤 和則*; 大内 義房; 岡本 文敏; 富樫 昭夫

PNC TN8410 90-089, 59 Pages, 1990/10

PNC-TN8410-90-089.pdf:1.38MB

処分環境下におけるガラス固化体の健全性を評価するため、ガラス固化体浸出液中の極微量元素分析法の開発は、必要不可欠な分析技術開発課題である。従来の分析手法であるICP-発光分光法や原子吸光法は、ppmオーダーの元素分析法として、有効な分析手法であるが、処分技術開発において要求されるppbオーダーの極微量元素濃度分析には、分析感度及び精度の点で、その対応が困難であった。そこで、これらの極微量濃度域をカバーできる分析法として、高周波プラズマ質量分析装置を用いたICPー質量分析法に着目し、検討した。その結果、以下に示す知見が得られた。(1)浸出挙動評価上重要なリチウム、ナトリウム、アルミニウムなど33元素の最適な測定条件を検出し、従来法の100$$sim$$1000倍の検出感度で定量できることを確かめた。(2)上記の測定条件に基づき、模擬ガラス固化体浸出液を分析し、従来法において検出不能であったppbオーダーの極微量元素を有意値として検出した。また、この時の分析精度はほとんどの元素において+ー5%以下であった。(3)実ガラス固化体浸出液の分析に対応するため、イオン化源であるICP部と質量分析部を分離したフード設置型の高周波プラズマ質量分析装置を開発し、本装置がホット試料分析装置として、十分な分析性能を有することを確認した。今後は、ホット試料分析に向けた各種の条件を検討していく計画である。

口頭

Effects of the heavy ion beam irradiation on the expression of ICAM-1 and TGF-b1 on HUVEC

清原 浩樹*; 石崎 泰樹*; 加藤 弘之*; 鈴木 義行*; 浜田 信行*; 舟山 知夫; 和田 成一*; 坂下 哲哉; 小林 泰彦; 中野 隆史*

no journal, , 

生体での放射線による線維症の誘発にかかわる分子として、細胞間接着分子(ICAM-1)と形質転換成長因子(TGF-$$beta$$1)が報告されているが、これまでに両者の関係は実験的に検証されていない。そこで、本研究では、ヒト臍帯静脈内皮細胞において、X線又は炭素線によるICAM-1の発現誘導にTGF-$$beta$$1が関与しているかどうかを明らかにすることを目的とした。その結果、炭素線の方がX線よりも3倍強くICAM-1を誘導することがわかった。また、放射線照射によるICAM-1の発現誘導はTGF-$$beta$$1阻害剤により抑制されたことから、放射線線維症は、TGF-$$beta$$1もしくはその上流を起点として誘発される可能性が示唆された。

口頭

重イオン線照射に対する血管内皮細胞の応答とサイトカインの関連

清原 浩樹*; 石崎 泰樹*; 加藤 弘之*; 浜田 信行*; 鈴木 義行*; 舟山 知夫; 小林 泰彦; 中野 隆史*

no journal, , 

放射線照射により組織の炎症反応・線維化が生じるプロセスの連鎖は、血管内皮細胞における細胞表面接着分子の発現増加が引き金となっていると考えられ、その反応にサイトカインの関与が示唆されている。培養したヒト臍帯静脈血管内皮細胞(HUVEC)に140kV X線(1$$sim$$10Gy)及び220MeV炭素イオン線(108keV/$$mu$$m, 0.5$$sim$$5Gy)を照射し、24時間,48時間後に固定し、細胞表面の接着分子ICAM-1の発現を蛍光免疫染色法で解析した。また、TGF$$beta$$1受容体阻害剤を添加した際のICAM-1の発現量変化から、放射線照射時の接着分子発現におけるTGF$$beta$$1の関与を確認した。X線照射したHUVEC細胞表面に接着分子ICAM1の発現誘導が認められた。その発現誘導には、線量依存性,照射からの時間依存性が見られた。炭素イオン線照射でもICAM-1発現誘導は線量依存性に増加した。さらにX線及び炭素イオン線照射2時間後にTGF$$beta$$1receptorを阻害すると、ICAM-1の発現はそれぞれ抑制されることが認められた。また、血管内皮細胞表面へのICAM-1の発現において、炭素イオン線照射のRBEは約3と考えられた。放射線照射によるダメージに対する血管内皮細胞の反応の一部として、接着分子が血管内皮細胞表面に発現することが示された。また、照射による組織の炎症及び線維化の形成過程において、TGF$$beta$$1が促進的に働いていることが示唆された。

口頭

レーザーコンプトン$$gamma$$線を用いた陽電子発生とそれを用いた材料研究

豊川 弘之*; 平出 哲也; 友田 陽*; 石橋 寿啓*; 菅谷 聡*; 鈴木 良一*

no journal, , 

材料の脆化などには格子欠陥や転位,不純物元素などの存在などが大きく関与しているが、それらの影響は十分に理解されていない。これらを解明することは、原子力分野などにおける材料開発にとって、信頼できる材料劣化予測モデルを構築するために重要である。物質に1.02MeV以上の高エネルギー光子を照射すると電子・陽電子対が生成する。MeV領域のレーザーコンプトン$$gamma$$線を直径数mmにコリメートし、それを用いて物質深部に針状の陽電子分布を形成する。これを用いて物質深部で陽電子消滅法による分析を行い、格子欠陥や陽電子生成断面積の測定とその可視化が可能となる。本手法は大気中や高温高圧,水素曝露下などの環境下において、材料深部が測定できると期待される。そこで本手法の実証実験を行った。産業技術総合研究所において、直径5mmにコリメートした9.1MeVのレーザーコンプトン$$gamma$$線ビームを、鉄筋を挿入したコンクリートブロックへ照射し、透過像と陽電子生成像をCTで測定し、画像として表示することが可能であることがわかった。また、欠陥を大量に導入した金属サンプルを用いて陽電子Sパラメータ測定を行い、格子欠陥の測定を試みた。

口頭

Clinical application of Si/CdTe Compton imaging device

鈴木 義行*; 吉田 由香里*; 島田 博文*; 加藤 弘之*; 櫻井 英幸*; 河地 有木; 武田 伸一郎*; 石川 真之介*; 青野 博之*; 渡辺 伸*; et al.

no journal, , 

本研究は、現在開発を進めているSi/CdTeコンプトンカメラの医療への応用について検討したものである。本報告では、これまで開発を進めてきたプロトタイプ機を用い、ラットに投与した3核種($$^{111}$$In, $$^{131}$$I, $$^{64}$$Cu)のイメージング及びファントム実験結果について述べる。さらに、多核種同時イメージングによる新たな診断法及び微小な病変部位の精密診断法について述べるとともに、照射した重粒子イオンの体内位置のリアルタイムモニターによるがん治療の高精度化への期待と今後の臨床利用までの研究計画について述べる。

口頭

Recent development of the plasma diagnostics for JT-60SA

伊丹 潔; 篠原 孝司; 波多江 仰紀; 神谷 健作; 福本 正勝; 仲野 友英; 吉田 麻衣子; 東條 寛; 荒川 弘之; 石仙 茂晴; et al.

no journal, , 

Recent design activities of the plasma diagnostic systems for JT-60SA are presented. Toward finalizations of the cryostat design and arrangements of all the systems in the JT-60SA torus hall, design study of the port plug and arrangement of diagnostic around the cryostat port have progressed significantly. Divertor Langmuir probes are manufactured in FY2011. In addition to the diagnostic systems which have been already defined, advanced diagnostics are studied.

口頭

シビアアクシデント時のセシウム, ヨウ素の化学挙動に与えるホウ素の影響

三輪 周平; 鈴木 恵理子; 塩津 弘之; 杉山 智之; 逢坂 正彦

no journal, , 

軽水炉シビアアクシデントにおいて原子炉内移行時のホウ素がセシウム, ヨウ素の化学挙動に与える影響を評価した。ホウ素は炉内高温領域に沈着してセシウムを捕集する可能性があること、気相中のセシウムとの反応により揮発性ヨウ素化合物を生成させること等、シビアアクシデント解析にて考慮すべきホウ素の影響を明らかにした。

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