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鈴木 亮太*; 小林 貴訓*; 久野 義徳*; 山田 大地; 山崎 敬一*; 山崎 晶子*
International Journal on Artificial Intelligence Tools, 25(5), p.1640005_1 - 1640005_19, 2016/10
被引用回数:1 パーセンタイル:10.6(Computer Science, Artificial Intelligence)高齢化の進む現代社会において、知能化/ロボット化した車椅子に関する研究が注目されている。高齢者介護施設において、高齢者の心身の健康のために介護士からの積極的なコミュニケーションが重要視されている。一方で、車椅子による移動において、従来通り同伴者が背後から押して移動すると、搭乗者と同伴者の円滑で自然なコミュニケーションの妨げになる。そこで、我々は同伴者と車椅子が自然に隊列を組んでためのロボット車椅子のシステムを開発している。本稿では、車椅子搭乗者と同伴者のふるまいとコミュニケーションについての調査について報告する。また、エスノメソドロジーによってコミュニケーションをとるための自然な隊列について分析した。これらの調査の結果を基に、車椅子搭乗者とコミュニケーションしやすい隊列を組むための複数台ロボット車椅子システムを提案する。
笹尾 英嗣; 鈴木 敬一*; 山田 信人*; 窪島 光志*
Proceedings of 12th SEGJ International Symposium (USB Flash Drive), 4 Pages, 2015/11
筆者らは瑞浪超深地層研究所において、宇宙線ミューオンを用いた断層の検出を試みた。同研究所の地質は上位の堆積岩と下位の花崗岩からなり、両者の境界は深度170mに位置する。幅の広い粘土変質帯を伴う断層が花崗岩中に垂直に分布する。本研究では測定装置を深度200mと300mの水平坑道に設置してミューオンを測定した。その結果から、花崗岩、断層、堆積岩の密度は、各々3.38, 2.88, 1.99g/cmと求められた。この値はこれまでに測定された密度よりも明らかに大きい。その相違の理由は不明であるが、花崗岩の密度を2.6g/cmとして再計算すると、断層及び堆積岩の密度は2.2g/cm, 1.5g/cmと求められ、これまでに計測された値に一致した。このことから、宇宙線ミューオンを用いた探査は地質構造の検出に有効であると考えられる。
高松 邦吉; 竹上 弘彰; 伊藤 主税; 鈴木 敬一*; 大沼 寛*; 日野 竜太郎; 奥村 忠彦*
Annals of Nuclear Energy, 78, p.166 - 175, 2015/04
被引用回数:10 パーセンタイル:64.63(Nuclear Science & Technology)福島第一原子力発電所の燃料デブリの状況把握に向けた炉内可視化の技術開発として、原子炉内可視化に宇宙線ミューオンの適用性を検証するため、原子力機構のHTTRを対象とした炉内可視化予備試験を実施した。その結果、原子炉圧力容器(RPV)および原子炉格納容器(CV)の外側から、同時計数法を用いた宇宙線ミューオン可視化技術により、炉心および炉内構造物を可視化できた。
竹上 弘彰; 高松 邦吉; 伊藤 主税; 日野 竜太郎; 鈴木 敬一*; 大沼 寛*; 奥村 忠彦*
日本原子力学会和文論文誌, 13(1), p.7 - 16, 2014/03
東京電力福島第一原子力発電所(福島第一原発)の事故では、溶融・固化した燃料がデブリとなり、その一部は圧力容器を貫通し格納容器内に落下していると推定されており、燃料デブリの状況把握が重要な課題となっている。本研究では、原子炉の外側から燃料デブリの位置情報を取得するための一方策として、ミューオンを用いた原子炉内部構造の可視化の可能性を探るため、既存のミューオン測定装置を用いて日本原子力研究開発機構の高温工学試験研究炉(HTTR)内部構造の可視化予備試験を行った。さらに、予備試験の結果を基に、福島第一原発の可視化に適用する場合の課題を抽出し、対策を検討した。その結果、同時計数法を用いた宇宙線ミューオン可視化技術により、原子炉内の炉心、コンクリート壁といった特徴的な構造を可視化できることを示した。また、福島第一原発敷地内での測定における課題と対策を検討した結果、既存技術による装置の改造等で、新たな技術開発を行うことなく対応可能であることを示した。
竹上 弘彰; 寺田 敦彦; 野口 弘喜; 上地 優; 小野 正人; 高松 邦吉; 伊藤 主税; 日野 竜太郎; 鈴木 敬一*; 大沼 寛*; et al.
JAEA-Research 2013-032, 25 Pages, 2013/12
本研究では、原子炉建屋外から非破壊で燃料デブリの位置情報を取得可能な技術の候補として、宇宙線ミューオンを用いた非破壊検査技術に着目した。この技術は地盤探査を目的として開発された技術であることから、原子炉内部調査への適用性を検証するため、既存のミューオン受光システムを用いて、大洗研究開発センターに設置されている高温工学試験研究炉(HTTR)の内部構造可視化予備試験を実施した。可視化予備試験の結果、同時計数法を用いたミューオン非破壊検査技術により、HTTR内部の炉心、コンクリートのような高密度の構造物が判別可能であることを示した。また、オンサイト測定における課題を検討した結果、既存装置の改良により対応可能であることを示した。
鈴木 敬一*; 大沼 寛*; 竹上 弘彰; 高松 邦吉; 日野 竜太郎; 奥村 忠彦*
社団法人物理探査学会第129回(平成25年度秋季)学術講演会講演論文集, p.131 - 134, 2013/10
福島第一原子力発電所では、事故により核燃料が冷却できず溶融したため、燃料デブリが原子炉格納容器の下部に溜まっていると推定される。廃炉のためには、この燃料デブリを取り出す必要があるが、現時点でその大きさや場所は不明である。しかし、燃料デブリに含まれるウランやプルトニウムは密度が大きく、宇宙線ミュー粒子の吸収が大きくなることから、高密度の物質を容易に透過する宇宙線ミュー粒子を用いることで、非接触かつ非破壊状態で原子炉内部の可視化ができると考えられる。そこで、高温工学試験研究炉(HTTR)の原子炉格納容器の外側に5つの測定点を設け、1測定点あたり5方向の扇形測線を設定し、HTTRを透過した宇宙線ミュー粒子を計測した。その結果、原子炉格納容器内にある原子炉圧力容器に相当する位置で高密度領域が確認され、宇宙線ミュー粒子による非破壊検査技術の可能性を示すことができた。今後も、福島第一原子力発電所での実用化に向けて研究開発を進める予定である。
鈴木 敬一*; 西山 英一郎*
JNC TJ7410 2005-002, 79 Pages, 2003/03
地中レーダー探査を支配する主要な物性は誘電率である。地下を対象とした場合,水の誘電率は岩盤の誘電率に比べて大きく,両者にはコントラストがある。そのため,例えば透水性の割れ目帯では電磁波の反射や電磁波速度の低下が生じる。これらの現象に着目すると,レーダー調査技術は透水性の割れ目帯を対象とした調査に有効である。本件では,連続波レーダー実験機の機能を拡張するため,データの記憶・解析部を追加した。拡張した機能を用いて反射係数自動測定を行い,多量のデータを取得した。逆フーリエ変換を適用して取得データを時間領域波形に変換し,測定対象物からの反射波を確認した。さらに,これまで実施した基礎実験の結果に基づき,実用装置として使用するために必要な改良点を抽出し,その概念設計を行なった。その内容は,送信電力の高出力化,指向性アンテナ,ボアホール型アンテナ,ノイズ対策などである。今後,実験機を実用化することにより,従来のパルスレーダーでは探査できなかった深部の探査が可能になると考えられる。
鈴木 敬一*
JNC TJ7420 2000-007, 28 Pages, 2000/03
連続波レーダー実験機を用いて,反射係数を測定しインピーダンスを求める実験を実施した。測定対象は,空気,水,地面である。測定の結果,アンテナの接触する媒質により,インピーダンスの値が異なることがわかった。本実験結果で得られた知見を詳細に解析することにより,電磁ACROSS(Accurately Controlled Routine Operated Signal System)(またはACROSSレーダ)のハードウェアへの発展が期待される。
鈴木 敬一*
JNC TJ7410 99-001, 156 Pages, 1999/03
連続波を用いた電磁波調査機器(連続波レーダ装置)を開発するため,実験機を試作した。連続波として正弦波を連続的に送信することにより,従来のパルスレーダ探査では実現できなかった長距離の探査が可能である。本業務では,既存の測定器(ネットワークアナライザ)にアンテナを接続した実験機を試作し,東濃鉱山において性能試験を実施した。また,東濃鉱山のボーリングコアを用いて電気特性(比誘電率及び導電率)を測定し,アンテナ設計のための基礎データとした。本実験機は,存否セプストラム法を適用することにより,電磁ACROSS(Accurately Controlled Routine Operated Signal System)(またはACROSSレーダ)として実用化を目指すものである。
鈴木 敬一*; 林 泰幸*; 西山 英一郎*
JNC TJ7420 98-005, 99 Pages, 1998/09
既存の連続波レーダー装置を用いてトモグラフィへの適用性を検討するため,正馬様洞のAN-1号孔及びAN-3号孔の深度30180m間でトモグラフィ測定を実施した。取得データ数は2,951である。現地測定終了後,BPT法及びSIRT法を用いてトモグラフィ解析を実施し,速度分布図及び振幅比分布図を得た。なお,トモグラフィ解析に先立ち,伝搬時間及び振幅のデータ品質管理を実施した。パルスレーダーと同程度の時間分解能を得るため,伝搬時間の読みとりには位相スペクトルから計算する方法を採用した。解析結果及び既存ボーリングデータを用いて地質解釈を実施し,岩盤の性状を推定した。その結果,割れ目密度の大きい部分や変質帯の分布状況が明らかとなった。
鈴木 敬一*; 笠井 弘幸*
PNC TJ7374 98-001, 101 Pages, 1998/03
近年、地中レーダを用いて地中を可視化する技術が国内でも適用されるようになってきた。地中レーダは分解能が高く、特にボアホールレーダでは岩盤内の亀裂の探査に応用されている。しかし、パルス波用いた地中レーダはその反面、探査距離が短いという欠点がある。それを解消するため考案されたのが、FM-CW地中レーダである。FM-CW地中レーダは、連続的に電磁波を送信することにより探査距離を延長し、周波数変調された波形を送受信することでパルスレーダと同様な高分解能の探査ができる装置であり、今後の発展が期待される。本報告書では、FM-CW地中レーダの機器設計に必要な現状技術を分析するため、文献による調査を実施した。日本国内の物理探査、土木、電気通信に関連した学会の論文集、予稿集を参照し、地中レーダの現状技術についてとりまとめた。さらに、今後の機器設計を進める上で必要な基礎実験方法について検討した。
鈴木 一之; 中村 芳信; 疋田 敬一; 古川 隆之; 林 晋一郎
no journal, ,
再処理施設は、使用済燃料を溶解し、核分裂生成物の除去後にU及びPuを回収するプロセスである。濃縮ウラン溶解槽は、使用済燃料を加熱溶解する機器で、硝酸を沸騰状態で使用するため腐食環境が厳しく特に伝熱面での影響が大きい。このため、溶解槽は耐食性を考慮し高クロムニッケル鋼で製作されている。本報告では、溶解槽の腐食評価のために実施している遠隔による超音波肉厚測定方法と測定結果から求めた腐食速度について述べる。
疋田 敬一; 内田 直樹; 鈴木 一之; 三谷 浩信; 畠 勝郎; 林 晋一郎; 遊道 光浩*; 酒井 英明*
no journal, ,
溶解槽内部には使用済燃料の溶解運転に伴い、不溶解残渣としてMo, Zr等の核分裂生成物及び使用済燃料のせん断時に発生する被覆管の切粉等(以下スラッジ)が堆積するため、溶解槽内に挿入し、スラッジを効率的に除去する装置を開発した。
畠 勝郎; 鈴木 一之; 三好 竜太; 須貝 英司; 疋田 敬一; 中村 芳信; 林 晋一郎
no journal, ,
再処理施設の清澄工程で使用しているパルスフィルタのエレメント(ろ材)は、スラッジにより目詰まりが生じる。ろ過速度,逆洗性能に優れ目詰まりしにくいろ材を開発するため、既設の粉末金属焼結型のろ材に代わる積層金網焼結型等のろ材のろ過性能試験を実施した。その結果、基礎試験により選定した積層金網焼結型及び粉末金属皮膜型は、ろ材での評価試験から粉末金属焼結型より、ろ過速度の低下は少なくフィルタ洗浄目安までの処理量の増加が期待できること、かつ十分な捕集効率が得られることを確認した。
菊池 英樹; 鈴木 一之; 須貝 英司; 疋田 敬一; 大谷 武久; 佐本 寛孝; 林 晋一郎
no journal, ,
東海再処理施設(TRP)では、現在までにふげんMOXタイプB燃料(以後、「ふげんMOX燃料」という)約6トンの再処理を行った。ふげんMOX燃料はPu含有率が軽水炉燃料に比べ高く、溶解液のPu濃度を軽水炉燃料相当に調整する必要がある。本件では、Pu濃度の調整方法及び清澄工程から残渣に同伴して高放射性濃縮廃液(HAW)へ移行するPu挙動について調査した。ふげんMOX燃料を処理するのに際して、硝酸ウラニルを用いたPu濃度の調整方法を確立し、軽水炉燃料と同様な処理が行えることを確認した。また、HAWへ移行するPu挙動を調査した結果、パルスフィルタ洗浄液に含まれHAWへ移行するPu量はHAWへ移行する全Pu量の95%程度であり、軽水炉燃料と同程度であった。
高松 邦吉; 竹上 弘彰; 伊藤 主税; 日野 竜太郎; 鈴木 敬一*; 秋山 充*
no journal, ,
HTTRにおける原子炉出口冷却材温度950Cの高温条件での炉内状況把握のために検討を進めてきた宇宙線ミューオンを用いたトモグラフィによる非破壊検査技術の知見を応用して、福島第一原子力発電所の原子炉格納容器及び圧力容器の内部調査、特に燃料デブリの探索を行う研究開発計画を立案し、2012年からHTTR炉心を可視化する予備試験を実施した。試験では、各受光システムの設置位置、天頂角等を変えながら測定を行った。精度にかかわる各測定点でのミューオンの検出数は、これまでの地中探査の実績をもとに1000個/時間を目安とした。これによる密度分解能は0.5g/cmである。一方、空間分解能は、既存の地質探査用のシステムを流用したので1m程度である。今回の測定実績をもとに、燃料デブリの探索が可能な20cm以下の空間分解能を実現する改善策を立案する。
高松 邦吉; 竹上 弘彰; 伊藤 主税; 日野 竜太郎; 鈴木 敬一*; 秋山 充*
no journal, ,
宇宙線ミューオンは、工業用プラントまたは基礎や土台を含む建築物など巨大な構造物の中を透過する性質を持っている。一方、エンジニアリング協会(ENAA)および川崎地質(KGE)は、将来災害をもたらすであろう地下の空洞などを宇宙線ミューオンを用いて検知する装置を開発中である。そこで、日本原子力研究開発機構(JAEA)は福島第一原子力発電所の廃止措置に向けた研究開発を進めるため、ENAAおよびKEGと共に本技術を高温工学試験研究炉(HTTR)へ適用する試験を開始した。本研究では、HTTRの炉心内部構造を可視化することで、高解像度および計測時間を短縮化した新しい装置を開発する。
山田 信人; 笹尾 英嗣; 窪島 光志*; 鈴木 敬一*
no journal, ,
日本原子力研究開発機構と川崎地質は、両者の共同研究として、瑞浪超深地層研究所の研究坑道を利用し、断層等の地質構造の検出を目的としたミュー粒子測定を実施している。本研究では、地下坑道にミュー粒子の検出器を設置し、ミュー粒子を用いた探査手法の地質構造推定手法としての適用性評価を行う。2013年11月から2014年8月までに得られたデータを用いて坑道周辺の密度構造を推定したところ、深度300mの花崗岩中に設置された坑道においても、データ解析に必要な量のミュー粒子を取得できることがわかった。
山田 信人; 鈴木 敬一*; 金沢 淳*; 柘植 孝*
no journal, ,
地下坑道の周辺に存在する割れ目位置の把握は、高レベル放射性廃棄物の地層処分において重要である。ところが、ボーリング調査などの地質調査のみではその分布を十分に把握することは難しい。そこで、瑞浪超深地層研究所の周辺地質が花崗岩である地下坑道で地中レーダ探査を実施し、坑道周辺の割れ目分布の把握を試みた。その結果、地中レーダ探査を用いて割れ目分布を把握できることが分かった。
山田 信人; 笹尾 英嗣; 鈴木 敬一*; 窪島 光志*; 金沢 淳*
no journal, ,
日本原子力研究開発機構と川崎地質は、両者の共同研究として、瑞浪超深地層研究所の研究坑道を利用し、断層等の地質構造の検出を目的としたミュー粒子測定を実施している。本研究では、地下坑道にミュー粒子の検出器を設置し、ミュー粒子を用いた探査手法の地質構造推定手法としての適用性評価を行う。2013年11月から2014年8月までに得られたデータを用いて坑道周辺の密度構造を推定したところ、深度300mの花崗岩中に設置された坑道においても、データ解析に必要な量のミュー粒子を取得できることがわかった。