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薄井 利英; 三上 智; 橋本 周; 中山 直人; 鈴木 ちひろ*; 谷 幸太郎*; 山崎 敬三*; 三澤 毅*
KURRI Progress Report 2010, P. 209, 2011/10
中性子場に応じた線量評価ができる可搬型中性子線量計の開発を行っている。この可搬型中性子線量計は熱中性子と速中性子それぞれによる反応に基づく出力から被ばく線量推定するものである。この可搬型中性子線量計を用いた中性子線量評価は、現場におけるスペクトル情報がなくとも、中性子場の状況を的確に反映した線量評価を可能にする技術として期待される。本線量計を用いた線量評価手法の有効性の検証及び線量評価性能の向上のため、特有の中性子エネルギー分布が予想される京都大学の加速器駆動未臨界炉にて、検出器の特性試験を実施した。
村岡 克紀*; 安積 正史; 鈴木 敬三*; 山形 幸彦*; 矢木 雅敏*
Journal of Physics D; Applied Physics, 39(10), p.2135 - 2139, 2006/05
被引用回数:6 パーセンタイル:24.62(Physics, Applied)プラズマ・ディスプレイ・パネル放電での縞状発光現象をモンテカルロ法によるシミュレーションにより再現し、その物理機構を解明した。シミュレーション結果は電子密度分布とエネルギー分布の逆位相性など実験結果とのよい一致を示している。提案された物理機構のモデルは、縞状発光のピッチからマイクロ放電中での電場を評価できることを示している。
長尾 誠也; 松永 武; 鈴木 康弘*; 平木 敬三*
地球化学, 35(3), p.107 - 120, 2001/08
天然水における放射性核種の移行挙動に影響を及ぼす要因の1つとして高分子の有機物が考えられる。この影響を定量的に把握するには、有機物そのものの特徴を検討する必要がある。本研究では、溶存有機物の濃縮等の複雑な前処理を行わずに、河川水を直接、高速液体ゲル浸透クロマトグラフィー紫外検出で測定し、これまでの方法に比べて簡便迅速に有機物の分子サイズ特性を調べた。溶存有機炭素濃度0.7~2.6mg/1の久慈川河川水中の紫外吸収有機物は、濃縮・精製した河川水フルボ酸のクロマトグラムとほぼ同じ特徴を有し、大部分がみかけの分子サイズ10,000daltons以下のフルボ酸様物質により構成されていることが明らかとなった。また、フルボ酸様物質の濃度は、溶存有機炭素濃度と同様に上流から下流に向けて増加し、溶存有機物の大部分を占めていると考えられる。
長尾 誠也; 中口 譲*; 鈴木 康弘*; 平木 敬三*; 藤嶽 暢英*; 小川 弘道
Proceedings of International Conference on the Biogeochemistry of Trace Elements (ICOBTE2001), P. 666, 2001/00
地下水中に溶存する高分子電解質の腐植物質は、放射性核種と錯体を形成するために地下環境における放射性核種の移行性に影響を及ぼす可能性が指摘されている。本研究では、沿岸付近での処分場を想定した場合に必要となる塩水地下水におけるAmと腐植物質との錯体特性を把握するために、塩水地下水から分離精製した腐植物質を用いて錯体実験を行い、分子サイズを基に腐植物質が共存した場合のAmの存在形態を調べた。その結果、pH710の人工海水において、腐植物質が存在しない場合には85100%のAmは孔径450nmのフィルターに捕集される粒子態として存在したが、腐植物質が存在する場合には、Amは腐植物質と錯体を形成するために粒子態Amの割合は30~60%と減少することが明らかとなった。また、溶存成分のAmは、主に、分子サイズ3万~1万と5千以下に存在し、フミン酸とフルボ酸により違いは認められなかった。これは、フミン酸とフルボ酸の構造特性が比較的似ているためと考えられる。
今中 麻幸代*; 長尾 誠也; 中口 譲*; 山口 善高*; 鈴木 康弘*; 村上 雅洋*; 平木 敬三*
Proceedings of International Conference on the Biogeochemistry of Trace Elements (ICOBTE2001), P. 662, 2001/00
高分子電解質の有機酸である腐植物質は天然水中に存在し、微量元素との錯形成能が高いために、微量元素の移行性及び分布状況に関与していることが報告されている。したがって、微量元素の移行動態を把握するためには、腐植物質との錯体の特性を検討する必要がある。本研究では、限外濾過法と3次元蛍光分光法とを組み合わせ、銅と地下水フルボ酸との錯体の特徴を分子サイズの観点より検討した。銅とフルボ酸を共存させた場合、フルボ酸の蛍光ピークの強度は約70%減少した。銅の添加前後でフルボ酸の分子サイズはそれほど大きな違いは認められないが、分子サイズ1万以下の画分の蛍光強度は70~80%減少した。添加した銅の大部分はこれらの分子サイズに存在したことから、フルボ酸の蛍光消光は主に分子サイズ1万以下の低分子の構成有機物と銅との錯形成により起こることが明らかとなった。
長尾 誠也; 田中 忠夫; 中口 譲*; 鈴木 康弘*; 村岡 進; 平木 敬三*
Understanding and Maraging Organic Matter in Soils, Sediments and Waters, p.525 - 532, 2001/00
地下水に存在する有機物はアクチニド元素と錯形成し、地層中における放射性核種の移行挙動に影響を及ぼす可能性が指摘されている。本研究では、アクチニド元素(Np,Pu及びAm)を対象に地下水に存在する有機物との錯体の特性を分子サイズの観点から考察した。実験には有機物濃度が高く、海水の化学組成に近い地下水を用いた。地下水にアクチニド元素を添加し、有機物と錯体を形成させた後、限外ろ過により5つの分子サイズフラクションに分離し、上記核種の分子サイズ分布を見積もった。その結果、地下水中のNp,Pu及び有機物は分子サイズ3,000以下のフラクションに70~80%存在した。一方、Amについては分子サイズ10,000~5,000と3,000以下のフラクションにそれぞれ33%と29%存在した。これらの結果は、核種による有機物と重炭酸との錯体の選択性の違い、有機物の分子サイズフラクションとの錯体の選択性の違いを反映している。
鈴木 康弘*; 中口 譲*; 平木 敬三*; 長尾 誠也; 工藤 充雄*; 木村 宗人*
地球化学, 32, p.21 - 30, 1998/00
本研究では、地層における放射性核種の移行挙動の支配因子の1つと考えられている腐植物質の特徴を調べる方法として、腐植物質の構造、官能基等の情報が得られる3次元蛍光スペクトルに着目し、天然水の腐植物質を濃縮することなく直接測定する方法の妥当性及び定量性を検討した。地下水の腐植物質の特徴に比較的良く似ている河川水試料に適用し、濃縮した腐植物質の測定結果と比較した。その結果、直接測定した河川水試料には2つのピークが検出され、濃縮した河川水腐植物質のピーク位置とほぼ一致した。また、採取地点により検出されるピークの蛍光強度が溶存有機物の有機炭素濃度と同様な変動傾向を示すことから、腐植物質は溶存有機物の大部分を占め、ピークの蛍光強度は腐植物質の濃度を反映していると考えられる。以上の結果は3次元蛍光スペクトルの直接測定法の有効性を示唆するものである。
長尾 誠也; 鈴木 康弘*; 中口 譲*; 妹尾 宗明; 平木 敬三*
分析化学, 46(5), p.335 - 342, 1997/00
天然水の腐植物質は重金属、超ウラン元素及び疎水性有害有機物のキャリアまたはトリハロメタンの前駆物質と考えられている。本測定法は、天然水に存在する腐植物質の蛍光特性を濃縮することなく簡易に測定するためのものである。天然水をグラスファイバーフィルターでろ過後、3次元分光蛍光光度計により腐植物質の蛍光特性を測定した。天然水の化学特性のうち、腐植物質の蛍光スペクトルに影響を及ぼす腐植物質濃度、pH及びイオン強度について検討した結果、陸水(腐植物質濃度0.5~10mg/l、pH6~9、イオン強度0.04M以下)及び海水(イオン強度0.75M)に適用可能であることがわかった。本測定法を河川水、湖水、湖底堆積物間隙水に適用した結果、これらの天然水腐植物質の3次元励起-蛍光スペクトルには、土壌フルボ酸に相当するピークが検出された。
鈴木 康弘*; 長尾 誠也; 中口 譲*; 松永 武; 村岡 進; 平木 敬三*
地球化学, 31, p.171 - 180, 1997/00
久慈川水系の河川水中に存在する蛍光物質の蛍光特性を濃縮等の試料前処理を行うことなく、3次元励起・蛍光光度計により調べた。河川水試料は久慈川から7点及び支流の3点で採取した。河川水の3次元励起・蛍光スペクトルは2ヶ所に蛍光強度ピークを有し、励起波長2205nm/蛍光波長42515nm及び励起波長32510nm/蛍光波長43010nmに蛍光強度ピークを示した。河川水試料中の蛍光強度ピーク位置及び蛍光強度比は、久慈川の中・下流域に分布する黒ボク土から抽出したフルボ酸のものとほぼ一致した。これらの結果より、久慈川水系の河川水中に溶存する蛍光物質は、主に、久慈川流域から供給されたフルボ酸様物質により構成されていることが示唆される。
中村 義輝; 荒川 和夫; 水橋 清; 横田 渉; 神谷 富裕; 福田 光宏; 奈良 孝幸; 上松 敬; 奥村 進; 石堀 郁夫; et al.
Proc. of the 8th Symp. on Accelerator Science and Technology, p.194 - 196, 1991/00
原研AVFサイクロトロン装置の真空排気系は、イオン源系、イオン入射系、サイクロトロン本体系およびビーム輸送系の4つに分類される。各系の真空圧力は、主としてイオンビーム透過率の検討結果を基にして決められた。全系は合計26の真空セクションに分割され、それぞれ独立に真空の維持・管理が行なえるよう、真空ポンプおよび真空ゲージ等が配置されている。なお各イオン室には、常設の補助排気系は設置せず、可搬式の真空排気セットにより真空を立ち上げる方式としている。また事前に使用している真空計ゲージの信頼性確認試験、およびコントローラーの耐放射線性試験も実施した。
辻村 重男; 藤沢 銀治; 高橋 昭; 鈴木 敬三
JAERI 1074, 14 Pages, 1964/12
フッ素ガスおよび反応の大きいフッ素化合物用の流量計の試作研究をおこない、次の2つの型を作成した。A型流量計ーニッケル管の中央にヒーター、その両側に抵抗温度計としての白金線を巻き、温度差を測定することによって流量を求める。B型流量計ーニッケルフィラメントを直接ガス中におき、その抵抗変化を測定することによって流量を求める。この2つの流量計の特徴を比較すると次のごとくである。流量測定範囲cc/minA型0~200B型0~3000フッ素ガスにたいする感度A/(cc/min)A型0.8B型0・01応答時間A型2minB型5sec電源D.CvoltA型12B型4大きさA型やや大B型コンパクト両者ともすぐれた耐フッ素性を有している。この他に無水フッ化水素酸蒸気用の流量計として、フッ素化オイル中にガスをバブルさせる型式の流量計を製作した。
辻村 重男; 高橋 昭; 藤沢 銀治; 鈴木 敬三
JAERI 1064, 24 Pages, 1964/07
フッ素ガスおよび反応性の大きいフッ素化合物ガス用の精密圧力計の試作研究をおこなった。受感部はニッケルメッキを施したリン青銅ベローズである。ベローズの内側に比測定ガス、外側に不活性ガスを導き、ベローズの伸縮がなくなるように不活性ガス圧力を調節する。このとき被測定ガスの圧力は不活性ガスの圧力に等しくなり、後者を通常のU字管マノメーターによって測定することにより求める結果が得られる。ベローズの動きの測定には差動トランスを利用した。圧力範囲0~1000mmHgにおいて圧力測定精度は0.2mmHg以内である。偏位法によって使用すると、速い圧力変化を記録させることができる。試作圧力計を用いて、6フッ化ウランの0Cにおける蒸気圧、およびNaF・xUF-xUF+NaF反応の分解圧測定をおこなった。結果は従来の報告とよい一致を示した。ベローズ圧力計の製作と並行して、ニッケル隔膜を用いる圧力計の試作もおこなったが、未完成のまま研究を中止した。
岩崎 又衛; 矢幡 胤昭; 大島 恵一*; 鈴木 敬三
工業化学雑誌, 65(8), p.1165 - 1167, 1962/00
金属タングステンとフッ素ガスとの反応性を200、350、500Cの各温度にて重量変化により調べた。フッ素ガスは電解により発生させ、窒素ガスにてうすめて用いた。反応開始温度は試料の形状により異なり、粉末状試料の場合は200Cにて反応を開始するが、棒状試料の場合は300Cにて開始する。反応生成物の主なものは六フッ化タングステンであることを赤外吸収により確認した。反応途中の試料を電子顕微鏡、電子線回折にて調べたが、中間生成物は確認されなかった。試料金属粉末の吸着表面積をB.E.T法にて測定したが、この表面積の増加と共に反応性も増す。粉末試料の場合、フッ化反応の見かけの活性化エネルギーは0.5kcal/molであった。
岩崎 又衛; 矢幡 胤昭; 鈴木 敬三; 辻村 重男; 大島 恵一*
日本化學雜誌, 83(1), p.36 - 39, 1962/00
臭素とフッ素との間の主な反応生成物としてBrFおよびBrFが確認されているが、反応温度とそれらの生成の割合とについて確かめるため実験を行なった。フッ素は電解により発生させ、臭素は窒素ガスをキャリアーとして両者をガス状にて反応させた。生成物の割合は臭素とフッ素を化学分析してその結果から計算する間接的方法と、核磁気共鳴吸収による直接定量法の2種類により算出した。両者の結果はほぼ一致しており、40゜~120Cの間ではBrFが約70mol%で一定量生成している。120゜~230Cの間では反応温度が上昇するに従ってBrFのmol%は徐々にまし、230Cでは90mol%以上に達する。
薄井 利英; 三上 智; 中山 直人; 橋本 周; 鈴木 ちひろ*; 山崎 敬三*; 三澤 毅*
no journal, ,
中性子場に応じた線量評価を可能とするため、混合ガスを封入した比例計数管(以下、「複合型比例計数管」という)の開発を行っている。この複合型比例計数管は、熱中性子と高速中性子それぞれによる反応数の比に基づき、それぞれの場の中性子エネルギー分布状況に適した線量評価指標を抽出し、線量を推定するものである。これまでに、単色エネルギーの中性子場や原子炉容器周辺などの中性子場で試験し、その性能が確認されている。京都大学臨界集合体実験装置(以下、「KUCA」という)の加速器駆動未臨界炉周辺では、D-T反応により生み出される高速中性子(約14MeV)と原子炉からの熱中性子が混在する特有のエネルギー分布の中性子場であると想定される。その場において、複合型比例計数管を使用した線量評価法のより一層の適合性を確認するために、実験を行ったので報告する。
栗田 勉; 木村 雄一; 加藤 良幸; 吉元 勝起; 鈴木 政浩; 植松 敬三*; 田中 諭*
no journal, ,
簡素化ペレット法では脱硝・造粒・焙焼還元の各処理容器を窒化珪素製脱硝皿で共用化することを検討している。脱硝皿は溶液腐食,熱疲労,応力疲労など使用環境での耐久性評価を行ってきたが、酸化還元環境の材料物性はない。焙焼還元処理への脱硝皿適用について窒化珪素の酸化還元雰囲気での材料試験及び加速試験条件の検討を行った。750Cでは強度低下は見られず、900Cでの腐食痕の反応速度から加速試験条件が設定できる可能性を見いだした。