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鋤柄 光二
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東海再処理施設では、設備の仕様や故障履歴など、過去の保全データを蓄積する保全技術管理支援システム(TORMASS:Tokai Reprocessing plant Maintenance Support System)を昭和59年から導入し、再処理施設の運転実績から得られた保全データの一元管理,運用を行っている。TORMASSには、再処理施設において実施されてきた保全履歴約250,000件,機器仕様約23,000件が登録されており、機器,作業件名,故障原因などの項目別に検索が可能であり、これらのデータを故障頻度や故障原因などの視点で分析することで、設備の状態評価や保全管理に活用している。その活用例として、設備の保全時期の推定,設備の健全性や点検方法の妥当性の評価などを行っている。その他、機器や部品の故障原因の推定や故障率の算出などにも活用している。今後も継続的に保全情報の収集・蓄積を行っていくことで、設備の状態管理保全の信頼性の向上を図り、さらには、確率論的安全評価(PSA)に資する故障率等の信頼性データを得るための機能整備を図る。
西田 恭輔; 鋤柄 光二; 照沼 朋広; 岩崎 省悟; 伊波 慎一
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平成21年4月に確認された東海再処理施設の海中放出設備の漏えい事象は、漏えい箇所が海底埋設の放出管であった。漏えいの原因は、放出管の施工時に損傷し、経年変化として損傷箇所に電気防食で発生した水素が影響したことで水素脆性割れが起こり、き裂が発生、さらには水素脆性割れによりき裂が進展し貫通したことによるものと推定した。損傷箇所に水素脆性割れが生じる原因となった水素は電気防食によるものであり、このときの防食電位と水素発生の関係等の調査を行った。この結果、損傷があったとしても水素脆性割れを生じさせない適正な電位で管理する対策をとることとした。
綿引 健二; 石井 貴広; 鋤柄 光二; 算用子 裕孝; 伊波 慎一
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東海再処理施設では、浄水(工業用水)を施設の運転維持に必要な冷却水のほか、消火栓用水に用いており、地中埋設及び共同溝内に敷設した配管により、各施設に供給している。この浄水を供給する配管(以下、「浄水配管」という。)のうち、建家近傍に埋設している消火栓用の浄水配管の鋳鉄製管フランジ部が損傷して漏水が発生した。これは、東北地方太平洋沖地震で生じた地盤沈下の影響から浄水配管も地盤と共に沈下し、フランジに引張許容応力以上の力が継続的に作用したことが原因であった。この漏水した浄水配管の補修には、建家境界部と配管を埋設する地盤に生じる変位に追従、吸収できる措置として、可とう管継手で接続する工法を採用することとした。また、選定にあたっては、当該配管が設置されている埋設環境における作業性も考慮した。本報では、多種多様な可とう管継手の中から、N-1型クランプの選定に至るまでの技術的評価等について述べる。