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奥山 邦人; 小澤 由行*; 井上 晃*; 青木 成文*
Int. J. Heat Mass Transfer, 31(10), p.2161 - 2174, 1988/00
ステップ状高熱発生時のR113の過渡沸騰熱伝達特性が系圧力の広い範囲にわたって実験的に調べられた。
奥山 邦人; 青木 成文*; 小澤 由行*; 井上 晃*
Bull.JSME, 29(253), p.2122 - 2130, 1986/00
著者らは、前報において狭い流路内の発熱体をステップ状に加熱した際に生じる非定常沸騰及び非定常二相流に関する実験を行った。そして比較的低熱流束下では発泡・凝縮消滅による周期的な脈動現象が生じることが観測された。本報では圧力変動場での孤立気泡の生長・消滅をモデル化して流路内の非定常二相流特性の解析を行った。その結果、脈動の周期や沸騰気泡の挙動を定性的に説明することができた。更に、流路内の発泡による圧力上昇は他の場所の発泡を抑え、凝縮による圧力低下は他の気泡を生長させ消滅を遅らせるといった圧力変動の非定常沸騰へのフィード・バック効果が明らかとなった。
秋本 肇; 田中 義敏*; 小沢 由行*; 井上 晃*; 青木 成文*
Journal of Nuclear Science and Technology, 22(4), p.269 - 283, 1985/00
被引用回数:5 パーセンタイル:59.84(Nuclear Science & Technology)加圧水型原子炉の冷却材喪失事故時蓄圧タンク内の過冷却水が注入されると、コールドレグでは蒸気と注入水の直接接触凝縮による激しい凝縮が起こる。振動流中での蒸気と水の凝縮過程と混合過程を明らかにするために実験を行った。観察された流動様式は3種類に分類でき、各流動様式の境界は注入水の凝縮能力を用いて表された。圧力測定と高速度撮影による流動観察を同期して行い、凝縮現象と蒸気-水の混合挙動について調べた。試験の結果、閉塞水の運動における復元力が凝縮により生成されていることが確かめられた。また蒸気と水の混合形態と凝縮効率の間によい対応関係が観察された。振動の周期に対する相関式を求めた。その相関式は試験結果と20%の誤差範囲で一致し、振動の周期が閉塞水質量の平方根に比例することを示す。
秋本 肇; 小澤 由行*; 井上 晃*; 青木 成文*
Journal of Nuclear Science and Technology, 20(12), p.1006 - 1022, 1983/00
被引用回数:8 パーセンタイル:68.41(Nuclear Science & Technology)加圧水型原子炉の冷却材喪失事故時蓄圧タンク内の過冷却水が注入されると、コールドレグでは蒸気と注入水の直接接触による激しい凝縮が起こる。注水領域における凝縮現象と蒸気と冷水の混合過程を解明するために、二相流の多流体モデルを基礎とした流動モデルをたて検討を行なった。(a)注入水の微粒化による液滴生成(b)液滴上への蒸気の凝縮(c)死水生成による縮流(d)液滴の再付着を考慮したモデルを用いて、測定された注水領域の液膜温度分布と圧力分布を定量的に説明できた。計算結果から、蒸気の凝縮速度は注水口近傍で生成される液滴径と注水領域での最大液滴質量率に最も依存することがわかった。また入口熱水力条件が凝縮速度に及ぼす影響に関し、実験と定性的に一致する結果が得られた。入口蒸気流量が高くなる程凝縮速度が大きくなるのは、微細な液滴が効率よく生成されるためであることが判明した。