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田中 康介; 佐藤 勇*; 大西 貴士; 石川 高史; 廣沢 孝志; 勝山 幸三; 清野 裕; 大野 修司; 浜田 広次; 所 大志郎*; et al.
Journal of Nuclear Materials, 536, p.152119_1 - 152119_8, 2020/08
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Materials Science, Multidisciplinary)照射済高速炉MOX燃料の加熱試験(2773K, 2973K及び3173K)により放出したFP等が沈着したサンプリングパーツにおける核種分析結果に基づき、高速炉MOX燃料からのFP等の放出挙動を評価した。その結果、FP核種の放出速度は、従来の軽水炉燃料で得られている知見と同等または低い値となる傾向を示した。また、燃料組成については、先行研究結果で得られた軽水炉燃料におけるデータのばらつきの範囲内にあることがわかった。
井口 正; 須藤 高史; 岡部 一治*; 杉本 純; 秋本 肇; 大久保 努; 村尾 良夫
JAERI-M 91-174, 98 Pages, 1991/10
CCTFで低崩壊熱模擬(初期炉心出力7.1MW)の再冠水試験を行い、基準試験(同9.4MW)の結果と比較した。(1)低炉心出力試験での再冠水現象は基準試験での再冠水現象と定性的に殆ど等しかった。このことは、PWRの再冠水現象予測を行うに際し、基準試験結果を基礎にして開発した再冠水物理モデルを、少なくとも初期炉心出力7.1MWの条件まで拡張して使用することに問題はないことを示す。(2)一方、定量的には次のような低炉心出力の影響が見られた。再冠水初期には炉心冠水速度、炉心内熱伝達率ともに炉心出力にはほとんど影響されない。再冠水中期以降では、炉心冠水速度は炉心出力にほとんど影響されず、一方熱伝達率は低炉心出力ほど大きくなる。(3)低炉心出力で炉心冷却がよいため、炉心安全性は高まる。(4)炉心冠水速度が炉心出力に殆ど影響されないことは、REFLAコードによる模擬計算でも確認した。
杉本 純; 須藤 高史; 村尾 良夫
Journal of Nuclear Science and Technology, 23(4), p.315 - 325, 1986/00
被引用回数:3 パーセンタイル:40.89(Nuclear Science & Technology)本研究の目的は、典型的なPWR-LOCA時再冠水条件下において、実験で多く使用している電気加熱式模擬燃料棒と核燃料棒の熱的応答の特性を解析的に明らかにすることである。このため Malang による HETRAPコードの手法を基に燃料棒内半径方向温度分布モデルを開発し、再冠水解析コードREFLAに組込んだ。既存の再冠水試験に対する計算と実験との良好な一致により、本解析モデルの妥当性を確かめた。核燃料棒は、電気加熱式模擬燃料棒に比べてギャップ熱伝達率や被覆管の熱容量が小さいため、被覆管温度応答は一般に低く、かつクエンチ時刻は早くなる傾向のあることを解析的に明らかにした。また被覆材にジルカロイを用い、かつ被覆管・燃料間に適当なギャップを設けることにより、核燃料棒の熱的応答を電気加熱式燃料棒で良く模擬し得ることを示した。
村尾 良夫; 大久保 努; 杉本 純; 井口 正; 須藤 高史
JAERI-M 84-243, 205 Pages, 1985/02
本マニュアルは、原研で開発中のREFLA-1D/MODE3再冠水システム解析コードについて説明したものである。本コードは、強制注水時ならびにFLEGHT-SET PhaseAのようなシステムにおけるダウンカマからの重力差による注水時の炉心熱水力動特性を解析するために用いることができる。本マニュアルには、REFLA-1D/MODE3のモデルが述べてあり、また、コード使用上の情報が与えられている。
石川 雅章*; 泉 文男; 須藤 高史
JAERI-M 84-051, 40 Pages, 1984/03
この報告書は、原子力発電プラント・データベースシステム開発の一環として行われた共同研究の成果について述べるものである。共同研究では、公開されている原子炉設置許可申請書中の安全設計データを中心とするデータに、日本語処理とイメージ処理を適用するデータベースシステムの概念設計を行ったもので、その成果の概要を述べている。
吉田 一雄; 須藤 高史; 三橋 利玄*; 田辺 文也
JAERI-M 84-016, 17 Pages, 1984/02
RELAP5/MOD1の計算結果をSPLデータ形式に変換するプログラムRLP5SPLを作成した。このプログラムはRELAP5/MOD1のリスタートファイルからプロット情報を取り出しLSPLデータ形式のファイルを作成する機能を首する。これによる編集・作図用標準プログラムパッケージSPLPACKを使用してRELAP5/MOD1の計算結果から単位変換、他計算コード計算結果及び実験結果との比較、三次元曲線の作成を容易に行うことができる。
須藤 高史; 村尾 良夫
JAERI-M 83-140, 63 Pages, 1983/09
本報告書は、大型再冠水効果実証試験の中の円筒炉心試験装置による第1回試験(C1-1、Run010)に注目し、ループ抵抗の再冠水挙動に与える影響を調べたものである。本試験では、ポンプ模擬部オリフィス径を小さくし、ループ全体の抵抗を、基準試験(C1-5)より約40%大きくした。本試験と基準試験とを比較し、次の事が得られた。・ループ蒸気流量は、ループ流動抵抗増大のため、約20%減少し、炉心冠水速度も同様に約20%減少した。・この結果、炉心熱伝達率は低くなり、ターンアラウンド時間、クエンチ時間はともに長くなった。・炉心発熱体の到達最高温度は1088Kであり、これは基準試験結果より50K高い。
須藤 高史*; 村尾 良夫
JAERI-M 83-121, 101 Pages, 1983/08
大型再冠水円筒炉心試験では、一次系の減圧過程を含む再冠水試験をリフィル模擬試験と呼んでいる。Cl-4では系を0.6MPaから0.2MPaに減圧させながら、ECC注水を開始し、Cl-15では、蓄圧系注水終了後窒素ガスを更に注入し、その影響をみた。得られた主な結果は次のとおりである。・減圧過程では、下部プレナム内の飽和水のフラッシングがみられた。・サブクール水のコールドレグ注入により、蒸気凝縮が生じ、減圧過程中に、健全ループ中い多量の蒸気が流れ、圧力容器減圧を加速した。・炉心蓄水量が初期に小さく、炉心入口流体温度も高くなり、基準試験(C1-2)に比べ、炉心熱伝達が低くなった。・窒素ガス注入による顕著な影響は観測されなかった。
須藤 高史; 村尾 良夫
JAERI-M 83-115, 98 Pages, 1983/07
本報告書は、大型再冠水効果実証試験計画の中の円筒炉心試験装置によるC1-18(Run37)とC1-8(Run17)両試験に注目し、ループシール部留水の再冠水挙動に与える影響を検討したものである。得られた主な結論を次に示す。・炉心で発生した蒸気は、ループシール部留水を再冠水後32秒で押し出して流れはじめ、65秒で押し出してしまう。・ループシール部が水でシールされている間は、炉心蓄水は低く抑えられ、炉心内熱伝達は向上しなかった。そのため、ターンアラウンド温度は高くなった。・ループレール部留水を押す力は、ダウンカマ内蓄水類により得られる。そのため、この留水を押し出し、蒸気が流れはじめるまでの時間は、ECC水の注入流量に影響された。
村尾 良夫; 須藤 高史; 井口 正
JAERI-M 83-065, 113 Pages, 1983/05
円筒炉心試験装置(CCTF)内の現象が他の試験装置内の現象と類似のものであることを確証するため、FLECHT-SET実験3105B,2714B,3420Bを模擬した試験条件で3回のCCTF試験を行った。ダウンカマおよび、上部プレナムの蓄水、健全ループの圧力損失は、CCTFとFLECHT-SETとで同じであったが、破断ループの圧力損失、及びそれによって生じたシステム内の水力的振動、炉心内の熱水力挙動は両者で異なっていた。これらの違いは、主としてC C T Fにおける破断コールドレグでの圧力損失によってもたらされたことがわかった。FLECHT-SET実験においては、構造の違い、装置の運転法の違いによりこの圧力損失は現われなかった。従って、両試験装置の構造、運転法の違いを考慮に入れれば、両試験装置で観測された現象は互に類似のものであると結論できる。
村尾 良夫; 秋本 肇; 須藤 高史; 大久保 努
JAERI-M 83-027, 64 Pages, 1983/03
再浸水、再冠水現象の研究のために行った円筒炉心試験装置による試験結果を解析し、次の結論を得た。1)観測された現象は、いくつかの点を除き、PWR安全評価用の評価モデルに基づいて開発したモデルと同様のものである。2)異なる点は、上部プレナムの蓄水、ダウンカマ内のECCのバイパス、有効ダウンカマ水頭の低下および、破断コールドレグノズルおよび、連結配管内での圧力損失である。
村尾 良夫; 須藤 高史; 秋本 肇; 井口 正; 杉本 純; 藤木 和男; 平野 見明
JAERI-M 82-073, 31 Pages, 1982/07
55年度に行われた大型再冠水円筒炉心第1次炉心試験のうち、次の試験についての結果を述べた。(1)多次元効果試験(2)評価モデル試験(3)FLECHT結合試験(1)について・は,炉心熱水力挙動の一次元性について検討した。(2)については、評価モデルコードによる計算結果との比較、又、(3)については,対応するFLECHT-SET実(Run2714B)との比較を行った。
村尾 良夫; 秋本 肇; 大久保 努; 須藤 高史; 平野 見明
JAERI-M 82-002, 144 Pages, 1982/03
54年度分として行った19回の試験結果にもとづいて行った解析の結果について中間報告としてまとめたものである。試験結果から次の事柄が見い出された。(1)安全評価基準に基づくモデル(EMモデル)と試験結果との比較により、ダウンカマ部を除き、全体としては、現在のEMモデルを肯定し、かつ、各部分に保守性が見い出された。(2)ダウンカマについては、水位の上昇速度が低く、飽和値又は、溢水位に達するのに12時間がかかったが、これは、ECC水の注水流量の設定値が保守的すぎるためと考えられ、今後の注水流量を変えた試験により確かめることとした。(3)ループシール蓄水試験は、電源遮断設定温度が低く、中断した。今後、再試験を行う。(4)今後行うべき試験についてまとめた。
村尾 良夫; 秋本 肇; 須藤 高史; 大久保 努
Journal of Nuclear Science and Technology, 19(9), p.705 - 719, 1982/00
被引用回数:35 パーセンタイル:93.52(Nuclear Science & Technology)再浸水、再冠水現象を調べる為に行なわれた円筒炉心試験装置(CCTF)試験結果の解析を行い、次の結論を得た。1)観測された現象は、いくつかの点を除き、PWRの安全評価のための評価モデルと類似なものである。2)異なる点は、上部プレナムの蓄水、ダウンカマの非常用炉心冷却水のバイパス、ダウンカマ有効水頭の減少、破断コールドレグ及び接続された配管内の圧力損失である。
須藤 高史
JAERI-M 9533, 26 Pages, 1981/06
再冠水実験には、その容易性から、実燃料を模擬した電気ヒータが使用されることが多い。しかしながら電気ヒータでは構成材料の熱容量、熱伝導率の違いおよびギャップの有無などにより、そのデータをただちに実燃料に適用できるかどうかは問題である。また実燃料による再冠水実験もまだ少なく、実燃料の挙動に関しては、まだ完全には明らかにされていない。本研究では、有限要素法を用いた非定常熱伝導解析コードHETFEMを開発し、そのコードにより、直接通電ヒータ、間接通電ヒータおよび実燃料についての温度挙動を解析し、ヒータの模擬性を検討した。また実燃料計算では、ギャップ熱伝達率をパラメータとし、その効果の検討を行なった。
村尾 良夫; 須藤 高史; 杉本 純
Experimental and Analytical Modeling of LWR Safety Experiments,HTD-Vol.7, p.23 - 29, 1980/00
再冠水解析コード(REFLA)の開発の現状について述べた。一次元炉心コードモデル、システムモデルについて説明した。炉心モデルは完成されていないが、システムモデルと結合して、システムコードへの拡張を試み、成功した。計算値と実験値との定性的一致が得られた。 実際のPWRを模擬するための総合コードの展望を得る為に、大型再冠水試験が行われ、多くの情報が得られた。総合コードモデルの備えるべき特性について述べられた。すなわち、炉心は半径方向の出力分布を考慮した多チャンネル一次元モデル、高温壁効果を有する一次元ダウンカマモデルを用いたものでよく、エネルギ式を直接に質量バランス式、運動量バランス式と組合せて解く必要はない。ただし、ダウンカマでのECCS水のバイパス効果、破断コールドレグノズルでの圧力損失モデルを考慮する必要がある。
佐野川 好母; 幾島 毅; 大西 信秋; 須藤 高史; 宮園 昭八郎; 伊勢 武治
日本原子力学会誌, 22(12), p.890 - 902, 1980/00
有限要素法計算コードは構造解析のみならず、熱、流体、核計算にも広く使用されている。しかし、これらの計算コードの使用にあたっては、使用限界や解の精度を把握しておく必要がある。本報告は、現在使用されている有限要素法計算コードの妥当性や計算精度を調べるため、地震応答、非弾性解析、熱移動解析のベンチマークテストの結果と検討についてまとめたものである。得られた結果の要約は次の通りである。(1)地震応答解析において、数値積分法や積分時間刻みと解の精度について明らかにした。(2)シェル要素を含む振動解析では、シェル要素の特性によって固有値に差違が生じる。(3)弾塑性解析において、計算コード内の構成方程式の取り扱いの相違によって結果に差違が生じる(4)非定常温度解析では、物性値の温度依存性や発熱量の取り扱いの相違によって結果に差が生じる。
杉本 純; 村尾 良夫; 井口 正; 須藤 高史; 数土 幸夫; 大久保 努; 新妻 泰; 深谷 好夫; 平野 見明; 南雲 宏一*
JAERI-M 8169, 369 Pages, 1979/03
44本間接発熱体による再冠水実験(シリーズ6実験)目的は、次の7項目である。1)完全埋込熱電対付間接加熱発熱体を用いた実験による再冠水現象の全体的把握 2)低冠水速度でのクエンチ特性の把握 3)炉心差圧特性の把握 4)クエンチ時刻以前の熱伝達率の把握 5)炉心出口への冷却材流出挙動の把握 6)非発熱棒効果の把握 7)強制的に冠水速度を振動させた時の系の応答特性の把握。本報告は、シリーズ6実験における主要実験条件、データ処理法および熱伝達データをまとめたものである。
須藤 高史; 村尾 良夫; 新妻 泰
JAERI-M 8165, 31 Pages, 1979/03
安全工学第2研究室の再冠水実験には、高速集録装置(30kHz、30CH)が使用されていたが、必要な情報量が増加したことや、またその情報の測定レンジが多様化してきたこと等の理由により、改造を計画した。改造にあたっての主な要求される性能は次のとおりである。(1)集録速度は100CH/sec、チャンネル切換は増幅器前段の低レベル入力時に行う。(2)集録数100CH (3)集録システム各チャンネル毎の簡便な較正 (4)ノイズ対策 (5)データレベルの監視 (6)高速集録装置へのディジタル出力 この要求に従い、データ集録装置を追加し、高速集録装置には、ディジタル入力チャンネルを加えて、性能試験を行なった。この結果、ノイズ除去された安定した入力をAD変換し、精度よく集録できることを確認した。
須藤 高史; 村尾 良夫; 井口 正; 数土 幸夫; 杉本 純; 大久保 努; 新妻 泰; 深谷 好夫; 平野 見明; 南雲 宏一*
JAERI-M 8162, 270 Pages, 1979/03
この報告書は、1978年3月から6月にかけて行なわれた再冠水シリーズ6実験(44本間接発熱体による実験)のうち、変動流量強制注入実験とシステム効果実験により得られた温度、差圧、流量等のデータをまとめたものである。シリーズ6実験の目的は、1)完全埋込熱電対付間接発熱体を用いた実験による再冠水現象の全体的把握 2)低冠水速度でのクエンチ特性 3)炉心の差圧特性 4)クエンチ時刻以前の熱伝達率の把握 5)炉心出口への冷却材流出挙動の把握 6)非発熱棒の効果の把握、および7)強制的に冠水速度を断続させた時の系の応答特性である。