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片野 進; 松本 武彦*; 舩橋 達; 飯田 潤二*; 田中 翠*; J.W.Cable*
Physica B; Condensed Matter, 213-214, p.218 - 220, 1995/00
被引用回数:8 パーセンタイル:48.94(Physics, Condensed Matter)化学量論組成のYFeO粉末試料の結晶構造と磁性を室温と225K、80Kで調べた。結晶構造に関して、室温のデータは六方晶R(-)3で、又、225Kのデータは三斜晶P(-)1で解析することができた。しかし80Kのデータは、三斜晶系でも全く解析できず、より複雑な構造であることが示唆される。一方、磁気散乱強度は偏極中性子解析法によって、結晶構造による散乱と分離して求めた。磁気構造も非常に複雑で、簡単な指数では解析することができなかった。
舩橋 達; 鬼頭 聖*; 秋光 純*; 飯田 潤二*; 田中 翆*; 白鳥 紀一*
Physica B; Condensed Matter, 174, p.74 - 76, 1991/00
被引用回数:1 パーセンタイル:10.68(Physics, Condensed Matter)ErFeOは、RFeO型の希土類鉄酸化物の一つであり、2価と3価の鉄が等価な位置に混在し特異な二次元磁性を示す。今回新たに調べたErFeOは、イオン半径や磁性のふるまいから、これまでにかなりよく知られているLuFeOとYbFeOの中間の性質が予想された。中性子回折の結果から、この物質はネール点直下ではかなりよい二次元性を示すが低温では三次元秩序に転移することが明らかになった。低温では磁気的に非整合性を示す傾向があるように見られるが、これを明確にするには高分解能の実験が必要である。
飯田 潤二*; 中川 康昭*; 舩橋 達; 竹川 俊二*; 君塚 昇*
J. Phys., Colloq., SUPPL.49(12), p.C8_1497 - C8_1498, 1988/12
六方晶の層状構造をもつLuFeOは同数の2価と3価の鉄イオンをもつが、それらは隣り合った2つの3角格子上に不規則に分布している。単結晶の中性子回析を行った結果、逆格子空間で(1/3,1/3l)及び(01l)で表される直線の上に分布した回析が観測された。3角格子上のスピンは反強磁性相互作用だけではフラストレーションを越すが、わずかな第2近接原子間の強磁性相互作用によって2:1のフェリ磁性層を形成する。この実験の直線上の複雑な回析強度の分布は、隣合った2つのフェリ磁性層が強磁性的に結合し、Luの層をへだてた鉄層が非常に弱い反強磁性結合によって結ばれているとしてよく説明される。