Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
高橋 武士; 加藤 浩; 中澤 修; 柏崎 博; 藤田 朝雄; 野村 和則; 山名 智
JNC TN8420 99-005, 48 Pages, 1999/01
この報告は、環境保全・研究開発センター関連部署における「開かれた研究開発」に係わる実績の調査および、具体化に当たっての課題の整理ならびに具体化策についての検討結果を取りまとめたものである。
中江 延男; 三島 毅; 高橋 武士
PNC TN1100 98-005, 62 Pages, 1998/05
東京大学とハーバード大学の共催で実施されるプルトニウム及びグローバル社会に関する第2回作業部会において、日本におけるプルトニウム利用に関し、高速増殖炉、MOX燃料製造、再処理の分野での研究開発の実績及び今後の計画を紹介する。
船坂 英之; 杉山 顕寿; 山本 和典; 高橋 武士
Chemical Physics Letters, 241(3), p.154 - 160, 1995/07
被引用回数:3 パーセンタイル:14.17(Chemistry, Physical)アルカリ金属フラーレン超電導体において、Rb3C60は、臨界温度が30Kであり、その結晶構造が面心立方構造であることはよく知られている。今回我々はルビジウム金属を多くドープさせたRb4C60, Rb5C60, Rb6C60において、30K以外に12.5Kでも超電導転移を示すことを初めて見い出した。
船坂 英之; 杉山 顕寿; 山本 和典; 高橋 武士
Chemical Physics Letters, 236(3), p.277 - 284, 1995/04
被引用回数:5 パーセンタイル:21.89(Chemistry, Physical)従来ナノ粒子に内包された物質の化学形態については、ランタニド元素では炭化物、鉄系元素では金属であることが報告されているにすぎなかった。我々は、アーク放電前の陽極円に充填するランタン化合物を変化させることにより、アーク放電後に生成する内包ナノ粒子の内包物の形態を変えることができることを初めて見い出した。すなわち従来報告されているランタン炭化物以外にもランタンホウ化物、ランタン金属体の形態でも内包されることを初めて見い出した。
藤井 寛一*; 北谷 文人; 高橋 武士*
PNC TY8613 95-001, 48 Pages, 1995/03
レーザを用いて、種々の元素の同位体分離を行うためには、同位体分離用にカスタマイズされたレーザを開発することが必要である。現在のレーザを用いた同位体分離に用いられるレーザは、CO2レーザおよび、YAGレーザまたはエキシマレーザ励起の色素レーザである。これらのレーザでは、光子当たりのエネルギーが低いために効率のよい同位体分離を行うことがしづらい。これは、レーザを用いた同位体分離においては、最終段階では、目的同位体に解離、イオン化、運動量変化などの物理化学的変化を生じさせることによって目的同位体を分離回収する技術であるために、これらような変化を容易に生じさせるためには、エネルギーの大きな光子の利用が必須となる。これから、高効率で高出力の短波長レーザの開発は、レーザを用いた同位体分離にとって非常に重要な項目となる。また、高効率に光子を用いるためには、発生したレーザ光の質が重要となる。ビームの質(スペクトル幅、横モード、広がり角など)が悪ければ、レーザ光は、効率よく利用することができない。このために、種々の同位体分離に必要な波長を高効率で発生できる可能性のある短波長レーザとして、金属蒸気を用いた短波長レーザの開発と発生したレーザビームの高品質化について茨城大学と動燃で共同に研究を行った結果について報告する。金属蒸気レーザとしては、高繰り返しの可視光を、単純な構造のレーザ管で発生できる金属ハロゲン化物を用いたレーザの高効率化について基礎的な研究を行った。また、レーザ光の高品位化については、回折の影響をのぞき伝播可能な、非回折光の発生について考察を行った。
船坂 英之; 小田 好博; 桜井 孝二*; 山本 和典; 高橋 武士
Chemical Physics Letters, 232(3), p.273 - 277, 1995/01
被引用回数:103 パーセンタイル:95.04(Chemistry, Physical)カドリニウム金属内包フラーレンの分離精製を行い、純粋なマクロ量(12mg)のGd@C82を得た。これを試料として、SQUID装置を用いて、Gd@C82の磁気測定を行った。その結果、Gd@C82はGd(J=7/2, g=2)に起因する常磁性を有することを明らかにした。
加瀬 健; 原田 秀郎; 高橋 武士
Progress in Nuclear Energy, 29(Suppl.), p.335 - 341, 1995/00
長寿命核分裂生成物である99Tcや137Csを消滅処理の対象核種として取り上げ、3つの加速器を利用した消滅処理方法(陽子法、スポレーション中性子法、MCF法)に対する解析、評価を行った。評価は実効半減期、消滅エネルギー(対象核種を1核種、消滅するために要するエネルギー)の2点について行った。その結果、99Tcの場合、スポレーション中性子法とMCF法は2555MeVの少ないエネルギーで実効半減期を15年にできることがわかった。
北谷 文人; 高橋 武士
動燃技報, (92), p.74 - 79, 1994/12
管理区域などでの遠隔加工に適した、石英系のファイバーで容易にエネルギーの伝送が可能な近赤外光を、高効率かつ高出力に発生する化学励起ヨウ素レーザの開発を行っている。これまでに、出力100W級の試作機の設計製作を行い、レーザ動作に関する基本的な特性を把握するための発振試験を行った。試験では、曲率半径R=3000で反射率98%と100%の2枚の曲率鏡を組み合わせた共振器を用い、ヨウ素セル温度を80100の範囲で、Cl2流量を変化させたところ、ヨウ素セル温度が80、塩素流量が36SLMの範囲で、最大出力6W程度の発振を確認した。
山本 和典; 船坂 英之; 高橋 武士
Journal of Chemical Physics, 98(49), p.12831 - 12833, 1994/12
これまでに報告された手法に改良を加えて、ランタン内包フラーレンLa@C82の構造異性体を初めて分離した。これはESR活性で、その質量スペクトルと吸収スペクトルをあわせて測定した。試料の酸化還元電位の測定から、その安定性と吸収スペクトルに一致するデータが得られた。
北谷 文人; 高橋 武士*
PNC TN8410 94-268, 39 Pages, 1994/09
化学励起ヨウ素レーザ(COIL)は、ファイバー伝送可能な高効率出力レーザとして遠隔での光エネルギー利用のために研究開発が進められている。動燃においても管理区域での装置部品の解体および補修のために光エネルギーの利用を考えている。このためのレーザ光源としてCOILの研究開発を行っている。本報告書では、原子力にCOILを応用するために、その基礎的特性を把握し、より高度な応用を目指したパルス化などの特殊動作をおこなわせるための基礎的データの収集を目指した出力100W試作機の設計製作を行ったので報告する。
高橋 武士
PNC TN8410 94-194, 90 Pages, 1994/05
本報告書は、1992年度、1993年度に核燃料技術開発部で実施した研究開発の中で、ある程度のまとまりをみたテーマに関する論文集であり、核燃料、レーザ、材料等の広い分野にわたる研究開発が述べられている。なお、各々のテーマについてはそれぞれ単独の報告書が作成されているが、ここにそれらをダイジェスト版的にまとめたものである。
原田 秀郎; 中村 裕治*; 加瀬 健; 高橋 武士
PNC TN8410 94-123, 39 Pages, 1994/04
電子線ビームを用いた中性子源の評価を行うため、電子線-線輸送コード(EGS4)、及び中性子輸送コード(MCNP)を用いて、発生中性子数、中性子束、発熱分布、中性子スペクトルの解析を行った。EGS4には、D(,n)反応を組み込み、ここで放出される中性子のエネルギーはイベント毎に入射線のエネルギーに対応するよう計算した。この結果、電子線を用いた定常中性子源において2山構造のエネルギースペクトルが見出だされた。重水ターゲット中における中性子束分布の解析は、電子エネルギーが10MeVと30MeVの場合について行った。中性子束の電子エネルギー10MeVの場合、中心領域で10/SUP12/n/[cm/SUP2・sec・MW]以上の中性子束の得られることが分った。この他、照射用パイプを体系に組み込んだ場合の中性子束分布も計算した。本研究の目的は、低エネルギー電子線による定常中性子源の中性子束分布および中性子エネルギー分布等の諸特性を定量的に与えることである。
赤阪 健*; 加藤 立久*; 小林 郁*; 永瀬 茂*; 山本 和典; 船坂 英之; 高橋 武士
Nature, 374, p.600 - 601, 1994/04
被引用回数:156 パーセンタイル:99.11(Multidisciplinary Sciences)金属内包フラーレンLa@Cの単離成功の報告以降、その様々な物理化学的性質が調べられて報告されているが、その化学反応性についての研究はこれまで全く報告されていない。本論文では、ケイ素試薬(disilirane)を用いたLa@C異性体-Aの化学修飾に関する報告を、はじめて行う。質量スペクトル、電子スピン共鳴スペクトル、可視・近赤外吸収スペクトルの結果から、1対1付加体であるLa@C(SiMes)CHの生成を確認し、その興味深い性質が明らかになった。この付加体はLa@C等と同じく常磁性であるが、それとは異なったESRシグナルや近赤外吸収を示す。これらの結果は、金属内包フラーレンの応用展開に全く新しい境地を開いたものといえる。
加瀬 健; 原田 秀郎; 高橋 武士
Proceedings of International Symposium on Global Environment and Nuclear Energy Systems, 0 Pages, 1994/00
長寿命核分裂生成物である99Tcや137Csを消滅処理の対象核種として取り上げ、4つの加速器を利用した消滅処理方法(電子法、陽子法、スポレーション中性子法、MC平法)に対する解析・評価を行った。評価は、実効半減期、消滅エネルギー(対象核種を1核種、消滅するために要するエネルギー)の2点について行った。その結果、99Tcの場合、スポレーション中性子法とMCF法は、2555MeVの少ないエネルギーで実効半減期を15年にできることがわかった。
原田 秀郎; 高下 浩文; 高橋 武士; 笹尾 信之
7th International Conference on Emerging Nuclear Energy Systems (ICENES '93), 0 Pages, 1993/09
MOX燃料を使用した原型炉クラスの高速炉によりMA及び長寿命FP(99Tc、129I)がどれだけ消滅可能かを評価した。FPを装荷する領域(FP領域)は半径方向ブランケット内に設け、炉心からもれ出る中性子を使って消滅処理を行う。MAに関しては炉心内に装荷し主にMAの核分裂によって消滅させる。MAを炉心に均質に混ぜた場合と非均質に混ぜた場合を評価した。FP及びMAの消滅率、年間消滅量を計算した。また中性子経済をよくするために炉心外径と炉心高さを等しくした加速器制御によるMOX燃料高速炉について議論する。陽子加速器のビームエネルギーやターゲットを支化させたときの系の中性子束分布やMA、FPの消滅率、年間消滅量などを評価した。
五十嵐 寛; 加藤 功; 高橋 武士
PNC TN8410 92-331, 1 Pages, 1992/12
ガラス溶融炉からのオフガスはオフガス処理工程のスクラッバにより冷却・洗浄される。ガラス溶融炉直後のスクラッバにおける気体状Ruの除去性能を把握するため,実験室規模の試験装置を用いて水蒸気の凝縮時における気体状Ruの凝縮液への吸収挙動を評価した。気体状Ruの形態のひとつとしてRuO/SUB4が考えられていることから,塩化ルテニウムのCe(IV)との酸化反応によってRuO/SUB4を発生させた。吸収挙動については,RuO/SUB4の水への吸収およびNO/SUB2とNOの共存の影響について調べた。塩化ルテニウムの酸化によって発生する気体状Ruは,吸収スペクトルの測定によってRuO/SUB4と同定され,凝縮液に吸収され難いことが判った。しかし,このRuO/SUB4もNOあるいはNO/SUB2の添加によって吸収され易くなり,この効果はNO/SUB2よりNOの方が顕著であった。RuO/SUB4とNOxとの反応生成物はニトロシルルテニウム錯体と同定されたことから,この吸収挙動の変化は,RuO/SUB4とNOまたはNO/SUB2との反応がより水に吸収されやすいニトロシルルテニウムを生成したためと考えられた。
正木 敏夫; 五十嵐 寛; 宮内 智子*; 高橋 武士
動燃技報, (84), p.60 - 64, 1992/12
高レベル廃棄物処理研究開発データベースは、高レベル廃棄物処理技術開発のために実施してきた各種試験の成果に対する、事業団および外部からの情報提供依頼ならびに今後の技術移転等に円滑に対応していくため、大量の情報のなかから正確、迅速に必要なものを検索するためのシステムとして、昭和62年度より開発してきたシステムである。本データベースシステムにより、既存の技術情報の検索が迅速且つ正確に行え、機器等の設計および報告書等の作成が容易となり、業務の効率化、合理化が図られた。
鈴木 政浩; 北谷 文人; 高橋 武士
PNC TN8410 92-342, 38 Pages, 1992/11
再処理オフガス中に含まれる放射性核種の中で,SUP14/C同位体の分離回収を目的としている。レーザ分子法による同位体分離の基礎試験を実施した。基礎試験は,エネルギー利用効率の点から重要な解離しきい値の測定とSUP13/C同位体分離特性の測定である。解離しきい値の測定結果でガス線形吸収と集光ジオメトリーの関係から,レーザ照射ラインで決まる真の解離しきい値が得られた。また,SUP13/C同位体分離特性の測定結果からSUP13/C濃縮度59%で生成量は1時間当たり約4.5ミューgであり、SUP13/C濃縮度23%で生成量は1時間当たり約60ミューgであることが算出された。
五十嵐 寛; 高橋 武士
PNC TN8410 92-067, 1 Pages, 1992/03
直接通電型セラミックメルタの熱流動現象を予測するための3次元数学モデルを開発した。数学モデルは電荷、質量、エネルギーおよび運動量に対する保存則の方程式から成り、有限差分法により解いた。本モデルを外寸法が1.6l.61.6mで、溶解表面積が0.53m/SUP2の工学規模溶融炉に適用した。解析メッシュは複合耐火物構造と内部の溶融ガラスに対し323835メッシュとし、運転条件と同様の境界条件で解析した。解析結果は運転結果と比較した。最大発熱密度は電極前方に観察された。炉内の速度ベクトル分布から,炉内中央部に上昇流のある2つの循環流が認められた。溶融炉内の輸送現象は数学モデルにより説明でき、温度分布解析結果は複雑な構造を有する工学規模溶融炉に対して、運転結果と比較的良く一致することが判った。
五十嵐 寛; 加藤 功; 高橋 武士
Radiochimica Acta, 57(1), p.51 - 55, 1992/00
水洗浄による揮発性ルテニウムの除去性能を把握するため、ビーカスケールの試験装置を作成し、水蒸気の凝縮時における揮発性ルテニウムの凝縮液への吸収挙動を評価した。揮発性ルテニウムは、塩化ルテニウムをCe(IV)による酸化反応によって発生させた。塩化ルテニウムの酸化によって発生する揮発性ルテニウムは、凝縮液に吸収されにくく、吸収スペクトルの測定によってRuOと同定された。しかし、この凝縮液に吸収されにくいRuOもNOあるいはNOの添加によって吸収されやすくなり、この効果はNOよりNOの方が顕著であった。この吸収挙動の変化はRuOとNOxが反応してニトロシルルテニウムが生成したためと考えられる。