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長嶺 竹明*; 高田 久嗣*; 草壁 孝彦*; 中里 享美*; 酒井 卓郎; 及川 将一*; 神谷 富裕; 荒川 和夫; 伊波 匡彦*
Biological Trace Element Research, 124(1), p.60 - 69, 2008/07
被引用回数:2 パーセンタイル:6.92(Biochemistry & Molecular Biology)本研究は、オキナワモズクから抽出したフコイダンの投与による金属元素の細胞内変化を調べるために行った。TRL1215細胞(ラット正常肝細胞)にフコイダン0, 0.1及び1.0mg/mLを加えて処理し、細胞内元素分布を大気マイクロPIXE法で測定した。フコイダンを投与した細胞にはAl, Mg, Fe及びZnが集積されることを見いだすとともに、Br(BrdU)が細胞核に局在して集積し、Brの分布とAlの分布が空間的によく一致していることを見いだした。この結果は、フコイダンに結合しているAlが核内に移動していることを示唆するものである。
山内 恵美子*; 渡辺 立子; 及川 美代子*; 藤本 浩文*; 山田 明徳*; 斎藤 公明; 村上 正弘*; 橋戸 和夫*; 土田 耕三*; 高田 直子*; et al.
Journal of Insect Biotechnology and Sericology, 77(1), p.17 - 24, 2008/02
PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法を用いて、Cs-137線照射によるpBR322プラスミドDNAの両方の鎖それぞれに生じた1本鎖切断の収率を測定する方法を確立した。本研究では、PCRによる増幅を経時的に測定することで、増幅率をreal-time PCRがDNA切断数の収量の絶対値測定に応用・有用であることを初めて示した。この方法によるSSB収率の実験結果は、モンテカルロシミュレーションによる計算結果と非常によい一致を示したことによっても実証された。
長嶺 竹明*; 草壁 孝彦*; 高田 久嗣*; 中里 享美*; 酒井 卓郎; 及川 将一*; 佐藤 隆博; 荒川 和夫
Cytokine, 34(5-6), p.312 - 319, 2006/06
被引用回数:8 パーセンタイル:16.54(Biochemistry & Molecular Biology)インターフェロンは抗ウイルス,抗腫瘍,免疫調節など多岐にわたる生理活性を有するが、その機序は未だ明らかになっていない。そこで、マイクロPIXEを利用して、インターフェロンの生理活性について亜鉛代謝の面から検討を行った。その結果、インターフェロンはS期の細胞核内へ亜鉛の移送を促進させることが確認された。このことから、細胞内でメタロチオネインと結合した亜鉛は、S期の核内へ移行し、遺伝子発現と関連していることを明らかにした。
中野 隆史*; 荒川 和夫; 桜井 英幸*; 長谷川 正俊*; 湯浅 和久*; 斎藤 悦子*; 高木 均*; 長嶺 竹明*; 草壁 孝彦*; 高田 久嗣*; et al.
International Journal of PIXE, 16(1&2), p.69 - 76, 2006/00
高度な加速器及びイオンビーム技術を利用して放射線腫瘍学,核薬学の新しい医学の科学の一分野を創出する新しい研究プログラムが開始され、その中の重要なテーマの一つである大気マイクロPIXE分析システムでは、マイクロビーム走査の範囲で厚みに変動のあるサンプルの元素マッピングの精度を向上するための高度化を行った。他方、本プログラムでは、癌に関する重要な生物医学課題にアプローチするため、本システムを使用して病気の発展に伴う微量元素の細胞内挙動を調べた。この論文では、このプログラムについて概説し、システム高度化の内容、及び課題に関する予備的な研究結果を示す。
田中 進; 中島 宏; 坂本 幸夫; 中根 佳弘; 明午 伸一郎; 田中 俊一; 中村 尚司*; 高田 真志*; 黒沢 忠弘*; 平山 英夫*; et al.
Health Physics, 81(4), p.406 - 418, 2001/10
被引用回数:5 パーセンタイル:39.04(Environmental Sciences)日本原子力研究所高崎研究所イオン照射研究施設において、68MeVの陽子で銅ターゲットを照射している照射室及び長さ29mの3脚迷路内の漏洩放射線測定実験を行った。実験では、中性子及び線のエネルギースペクトル並びに線量当量率、中性子反応率を各種検出器及び線量計で測定した。中間エネルギー領域の陽子加速器施設の設計において、測定値は、照射室内の熱中性子束及び迷路内漏洩熱中性子の評価に経験式が応用可能であることを示した。測定データは、中性子捕獲反応による生成2次線が支配的となっている迷路内の線線量当量率の評価が必須であることを示唆している。
中島 宏; 益村 朋美*; 田中 進; 坂本 幸夫; 高田 弘; 田中 俊一; 中根 佳弘; 明午 伸一郎; 中村 尚司*; 黒沢 忠弘*; et al.
Journal of Nuclear Science and Technology, 37(Suppl.1), p.192 - 196, 2000/03
日本原子力研究所TIARAの第2軽イオン室において、67MeV陽子のp-Cu反応から生じる中性子のターゲット周囲における角度・エネルギー分布を放射化法により測定した。また、中性子ターゲット室内における速・熱中性子束の空間分布を核分裂計数管、TLD及び金の放射化法によりそれぞれ測定した。今回は、この実験について、MCNP-4B等のモンテカルロ計算コードによる解析を行い、その計算精度を検証した。その結果、中性子線源であるターゲット構造体周囲の速中性子束については、後方角を除いて、計算値は角度・エネルギー分布の測定値と50%以内で一致した。室内の速中性子束分布については、線源から離れ、散乱線の寄与が大きくなるにつれて、計算値が過小評価する傾向にあるが、50%以内で測定値と一致した。一方、熱中性子束分布については、計算値は全体的にファクター2程度測定値を過大評価した。
柴 是行*; 海江田 圭右; 幕内 恵三; 高田 和夫; 野村 正之
原子力工業, 43(2), p.27 - 42, 1997/00
日本原子力研究所が、国際原子力総合技術センターにおいて実施しているJICAコース、IAEAコースおよび国際原子力安全セミナーなどの国際研修、国際協力室を窓口に実施しているSTA交流制度および二国間協力協定に基づいた研究員の受け入れおよび派遣、また高崎研究所を中心に実施しているRCA協力協定に基づいた各種人的国際協力について、その現状と今後の計画をまとめたものである。
高田 和夫
日本放射線影響学会ニュース, (129), p.445 - 446, 1996/12
人体放射能の除去の研究に直接タッチしてきた、放医研関係の、多数のベテランおよび第一線研究者が、わが国における成果に重点を置き、この分野の研究状況と実際技術について分担執筆した。本稿は、これをまとめた単行本に対する書評である。
田中 進; 中島 宏; 中根 佳弘; 坂本 幸夫; 明午 伸一郎; 田中 俊一; 高田 真志*; 黒沢 忠弘*; 中村 尚司*; 中尾 徳晶*; et al.
原子核研究, 41(3), p.101 - 112, 1996/06
加速器施設の迷路遮蔽設計用のベンチマークデータとして、67MeVの陽子によるCu(p,xn)反応を用いた中性子源を用い、TIARAの第2軽イオン室で迷路内漏洩線を測定した。測定器は、BC501Aシンチレータ, ボナボール検出器, TLD, 固体飛跡検出器, レムカウンター及び放射化検出器を用いた。これら多種類の検出器を用いて測定した照射室内の中性子・ガンマ線強度分布、迷路散乱中性子・ガンマ線のエネルギースペクトル及び線量・強度分布を報告する。
中島 宏; 中尾 徳晶*; 田中 俊一; 中村 尚司*; 秦 和夫*; 田中 進; 明午 伸一郎; 中根 佳弘; 高田 弘; 坂本 幸夫; et al.
JAERI-Data/Code 96-005, 46 Pages, 1996/03
中間エネルギー領域中性子の鉄遮蔽体透過に関するベンチマークデータを取得するために、原研高崎研の90MV-AVFサイクロトロンの単色中性子発生装置を用いて、43及び68MeV陽子により薄いLiターゲットから発生するビーム状疑似単色中性子が0cmから130cmの厚さの鉄遮蔽体を透過したときの、遮蔽体後面における中性子エネルギースペクトル及び遮蔽体内部の中性子反応率の分布を測定した。本報告書には、5種類の検出器、即ちBC501Aシンチレーション検出器、ボナーボール検出器、U及びTh核分裂計数管、LiF及びLiF TLD、固体飛跡検出器を用いて測定した。Li(P,n)反応による中性子ピークエネルギーから10eVに至るエネルギー範囲に対する測定値の数値データが記載されている。
中島 宏; 中尾 徳晶*; 田中 俊一; 中村 尚司*; 秦 和夫*; 田中 進; 高田 弘; 明午 伸一郎; 中根 佳弘; 坂本 幸夫; et al.
Nuclear Science and Engineering, 124(2), p.243 - 257, 1996/00
被引用回数:40 パーセンタイル:94.29(Nuclear Science & Technology)43及び68MeV陽子のLi(p,n)反応により疑似単色中性子源を用いて、鉄遮蔽体を透過した中性子のエネルギースペクトルを測定し、DLC119群定数と遮蔽計算コードMORSE-CG及びDOT3.5による計算値、さらに、粒子輸送計算コードHETC-KFA2による計算値との比較を行った。その結果、MORSEによる計算値は全体的に実験値を良く再現したが、軸以外の散乱角が大きい中性子に支配される点で過小評価し、群定数におけるルジャンドル展開近似に問題があることを示した。DOTによる計算値も比較的良く再現したが、微小角散乱による寄与を過小評価し、離散角度分点近似の問題点も明らかとなった。また、HETCの計算値は軸上で過大評価した。そこで、HETCに改良を加えたところ、計算値は軸上で比較的良く実験値を再現したが、中心軸以外の点で過小評価し、弾性散乱角度分布の取り扱いに問題が残されていることを示した。
高田 和夫
Health Physics, 69(2), p.286 - 287, 1995/08
ICRP publ.60(1991)には、ICRP publ.26 (1977)のリスク係数に取ってかわる、名目確率係数という新概念が導入された。同publ.の表3には、この値として損害係数が与えられているが、損害係数は、本来、組織荷重係数を導くために考えられたものであり、15年の余命損失をもたらす損害(致死または致死に相当する事象)の発生確率という意味をもつ。従って、この値は他のリスク源による致死事象の発生確率と直接比較することができない。本レターでは、各がんによる余命損失の長さについて補正を行わない係数が、名目確率係数としてより適切であろうと提言した。
高田 和夫
新呼吸気道モデル ; 概要と解説, 0, p.11 - 15, 1995/03
日本保健物理学会「ICRP新呼吸気道モデル専門研究会」は、吸入された放射性核種による内部被曝線量を評価するためにICRPが開発した呼吸気道モデルに関し、ドラフトレポートを用いて内容の検討を行ってきたが、この度正式報告書が出版されたのを機会に解説書を作成することとなった。本稿は、同研究会の委員として検討に参加してきた発表者が、その一部を分担執筆したものである。従来は、肺全体に対する平均値として呼吸器系の被曝線量が評価されていたが、新モデルでは、呼吸器系を構成する個々の組織(7領域)の線量と相対感受性を考慮した線量が評価されることとなった。生物学的意味がより明確な線量であるといえる。
内田 正明; 吾勝 永子; 荒井 康夫; 湊 和生; 末武 雅晴; 高田 和夫; 井川 勝市
JAERI-Review 94-001, 94 Pages, 1994/08
核燃料取扱主任者試験問題(第22回~第25回)の解答例集である。各解答例には簡単な説明または参考書を付した。なお、法令関連の解答例は含まれていない。
高田 和夫
保健物理, 28, p.99 - 102, 1993/00
タイ・OAEPにおいて実施されている放射線防護の研修状況をわが国の保健物理関係者に紹介した。同機関における現在の放射線防護教育は、一般の放射線取扱作業者養成を目的として行われ、好評を得ているが、今後は、放射線取扱監督者を養成するための放射線防護専門コースを加えていきたい意向をもっている。
高田 和夫
新・放射線の人体への影響, p.44 - 49, 1993/00
放射線業務に従事する者に対しては、放射線の人体への影響について教育することが義務付けられている。本稿は、この教育の際の副読本として利用されることを意図し、放射線の人体への影響に関する知識をQアンドA方式でまとめたものである。全文は日本保健物理学会の他の5名の会員との共同執筆であるが、問22他4問を発表者が分担した。
高田 和夫
フィルムバッジニュース, 0(158), p.1 - 3, 1990/02
昭和55年5月に「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」が改正され、第1種放射線取扱主任者免状を取得しようとする者は、科学技術庁長官の行う筆記試験に合格した後、講習(第1種講習)を受けることが義務付けられた。本稿は、この講習の指定講習機関に指定された日本原子力研究所(ラジオアイソトープ・原子炉研修所において実施)における第1種講習について、その概要を述べたものである。
高田 和夫; 葉田 可林*
新ラジオアイソトープ : 講議と実習, p.391 - 415, 1989/00
RI取扱いのための入門書「ラジオアイソトープ;講義と実習」が、13年ぶりに改訂されることになり、表記項目について執筆を依頼された。本稿は、これを受けて記述したものである。当研究所基礎過程における実習内容をまとめた。
高田 和夫
保健物理, 22, p.101 - 103, 1987/00
1986年4月に米国のワシントンで開催されたNCRP第22回年会の概要を紹介した。本年は「非電離放射線の防護」がテーマとして選ばれた。高周波電磁放射線、低周波電場、磁場および超音波に関し、それぞれの分野を代表する米国の専門家13名による講演が行われた。また、非電離放射線の生物効果に関する特別講演(L.S.Taylor記念講演)が行われた。
高田 和夫
JAERI 1288, 30 Pages, 1983/10
ラットの静脈内に注射したcmの体内における初期挙動を研究し、血中侵入後のcmの初期分布域すなわちICRPpubl-30の線量評価モデにおける通過コンパートメントの相当する部位が細胞外液であることを明らかにした。また、その結果の線量評価上の意義を論じた。ラットにおけるcmの体内残留におよぼすCaDTPAおよびZmDTPA投与の効果を、cm注射とDTPA注射の間の時間間隔またDTPAの投与量を幅広く変化させてしらべ、cm摂取者に対する、DTPAの、効果的で安全な投与法を導いた。cmをPuの混合物としてラットの静脈内に注射した場合、本実験条件下では、これら2つの核種の体内における挙動またDTPAに対する反応がそれぞれ独立に起こることを認めた。