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報告書

地球化学用マイクロPIXE測定システムの高度化研究; PIXEによる鉱物と流体包有物の微量元素定量法の開発(先行基礎工学研究に関する共同研究報告書)

黒澤 正紀*; 上野 健一; 吉川 英樹; 油井 三和

JNC TY8400 2003-005, 67 Pages, 2003/05

JNC-TY8400-2003-005.pdf:2.74MB

本報告書は、筑波大学が核燃料サイクル開発機構との共同研究により実施した研究成果に関するものである。本研究では、岩石中の核種移行と花崗岩起源流体に対する基礎的研究手法の確立を目的に、マイクロPIXE法による鉱物と流体包有物の微量元素定量法の開発を行った。鉱物の微量元素定量法は Campbell (1995)の手法とガラス標準物質を用いた検出感度決定法に基づいており、その方法によってガラスや鉱物中の微量元素を相対誤差$$pm$$10%(平均)で定量できた。流体包有物の元素定量法は、Ryan et al. (1993)とCampbell (1995)の手法を組み合わせて開発した。この方法により、理想状態では流体包有物中の微量元素を$$pm$$7%の相対平均誤差で定量できた。ただし、天然の流体包有物分析では、包有物の埋没深度を光学顕微鏡で決定する際の誤差が加わる。筑波大学の測定条件では、石英中の半径30$$mu$$m、埋没深度20$$mu$$mの流体包有物を分析する場合、Caを$$pm$$40%で、Feを$$pm$$16%で、Znを$$pm$$13%で、Srを$$pm$$12%、BrとRbを$$pm$$11%の総合誤差で定量できる。開発した定量法によって花崗岩起源の熱水石英脈の流体包有物を分析した結果、花崗岩起源の熱水流体には、数十$$sim$$数万ppmのCa, Mn, Fe, Cu, Zn, Br, Rb, Sr, Pb、更には微少量のBaと軽希土類元素が含まれていることが分かった。

口頭

一号機由来の放射性粒子の生成過程の検討

石井 達也*; 末木 啓介*; 松尾 一樹*; 黒澤 正紀*; 佐藤 志彦; 小畠 雅明; 福田 竜生; 吉井 賢資; 谷田 肇; 岡根 哲夫; et al.

no journal, , 

2011年3月、福島第一原子力発電所事故によって、放射性セシウムを高濃度に含む不溶性の放射性粒子が放出された。放射性粒子の物理的, 化学的な性質を調べることは、事故発生時の原子炉内部の情報を理解することにつながると考えられている。放射性粒子はType-A(2, 3号機由来)とType-B(1号機由来)に大別される。Type-BはType-Aとは異なり、大きさが数百$$mu$$mと大きく、不定形であり、元素分布は不均一である。そのため、生成過程や生成環境も異なると考えられる。そこで、放射性粒子の原料や元素の化学状態等について議論し、Type-Bの放射性粒子の生成過程を検討した。放射性粒子は、福島第一原子力発電所から北北西に2km地点にある工場敷地内のダスト試料から取り出した。Type-Bの放射性粒子2個を断面加工し、母材部分や重元素部分について、SEM-EDS分析をした。また大型放射光施設SPring-8 BL22XUにて、硬X線光電子分光(HAXPES)を行い、放射性粒子表面の元素の化学状態を分析した。そしてこれらによりType-Bの放射性粒子の原料とCsの化学状態を考えることで、どのように粒子が形成され、高放射能を持つようになったかを推察する手掛かりが得られた。

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