Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
黒田 幸雄*; 平井 功*; 伊藤 正彦*; 新谷 聖法*; 柚原 俊一*
PNC TN9410 88-188, 54 Pages, 1988/01
「もんじゅ」1サイクル照射程度の燃焼度を目途として、「常陽」MK-2炉心において、B4Cペレット最高燃焼度4.710E21captures/‡(最高積算照射量1.3410E22n/†、E0.1MeV)まで照射された制御棒材料照射リグAMIR-1(PRA010)について照射後試験を行った。この結果、下記のことが明らかとなった。(1)集合体及びコンパートメントに外径変化、腐食等の異常は認められなかった。(2)Heガス放出率は、全てのキャプセルにおいて10%以下であった。また、放出ガスはHeが100%でありE3Hの存在は認められなかった。(3)B4Cペレットには、照射温度が高くなるほど細かく割れる傾向がある。(4)B4Cの室温における熱伝導率は、410E21captures/‡の照射によって、未照射B4Cの約15%の値、0.009cal/㎝・sec・degに減少した。(5)製造条件の照射挙動に与える影響は、製造メーカーの違いでは認められなかったものの、結晶粒度が大きいほどスエリング量は大きい。
黒田 幸雄*; 伊藤 正彦*; 鵜飼 重治
PNC TN9410 87-187, 40 Pages, 1987/02
「常陽」MK-2炉心で、最高燃焼度810captures/cm(最高積算中性子量3.810n/cm)まで使用された制御棒(MCR005)について、BCペレット,AlOペレット,被覆管及び端栓の外観検査,寸法測定,密度測定,熱伝導率測定,金相試験及び燃焼度測定を行った。この結果、次のことが明らかとなった。(1)燃焼度が0.510captures/cmを超えると、照射及び熱衝撃の相乗効果によって、BCペレットは破戒する。(2)BCペレットのスエリング量 D/Dは燃焼度とともに直線的に増加し、燃焼度810captures/cmで2.5%であった。このBCペレットのスエリングに伴い、被覆管に最大1.2%の外径変化が認められた。(3)AlOペレットに照射量が5.210n/cm(E0.1MeV)で最大3%(D/D)のスエリングが認められたが、AlOペレットと被覆管の機械的相互作用(ACMI)は認められなかった。(4)被覆管にはスエリングは認められなかった。これに対し、端栓では0.13%(D/D)のスエリングが認められた。(5)BCペレットの室温における熱伝導率は燃焼度が0.9510captures/cmで0.012cal/㎝・sec・degとなり、未照射材の約1/5に低下した。また、熱伝導率の温度依存性は認められなかった。(6)最高燃焼度に対応するBCペレットと接する被覆管の一部にLiと被覆管成分との反応による吸収材料と被覆管の化学的相互作用(ACCI)が認められた。また、吸収材料と被覆管の機械的相互作用(ACMI)の生じている被覆管に内面から約10mの深さまで炭素の侵入が認められた。(7)B燃焼度の測定値と計算値は比較的よく一致した。