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論文

Magnetocaloric effect of field-induced ferromagnet BaFeO$$_{3}$$

水牧 仁一朗*; 吉井 賢資; 林 直顕*; 齊藤 高志*; 島川 祐一*; 高野 幹夫*

Journal of Applied Physics, 114(7), p.073901_1 - 073901_6, 2013/08

 被引用回数:19 パーセンタイル:61.74(Physics, Applied)

磁場誘起強磁性を示す新規ペロブスカイト鉄酸化物BaFeO$$_{3}$$の磁気熱量効果を調べた。この物質は、酸化物には珍しいFe$$^{4+}$$という高い価数の鉄イオンを含む。この系の基底状態は反強磁性であるが、0.3T以上の磁場により鉄スピンが強磁性転移を示す。キュリー温度は111Kである。磁気熱量効果測定から、磁化が温度及び磁場変化の両方において、ほぼ可逆的な変化をすることを見いだした。すなわちヒステリシスがないため、熱損失のない効率的な冷却が可能な物質である。放射光磁気円二色性測定から、この性質は、Fe$$^{4+}$$イオンが実際はFe$$^{3+}$$L(Lは酸素ホール)の状態となっており、この状態の磁気異方性が少ないことに起因する。冷却におけるエントロピー変化と冷却能力は、キュリー点近傍で5.8Jkg$$^{-1}$$K$$^{-1}$$及び172Jkg$$^{-1}$$と比較的大きかった。BaFeO$$_{3}$$は希土類を含まず、熱媒体となる水に耐性があることから、新しい磁気熱量物質として提案できる。

論文

Pressure effect on intersite charge transfer in A-site-ordered double-perovskite-structure oxide

Long, Y.-W.*; 川上 隆輝*; Chen, W.-T.*; 齊藤 高志*; 綿貫 徹; 中倉 勇太*; Liu, Q.-Q.*; Jin, C.-Q.*; 島川 祐一*

Chemistry of Materials, 24(11), p.2235 - 2239, 2012/06

 被引用回数:37 パーセンタイル:70.78(Chemistry, Physical)

Aサイト秩序ダブルペロブスカイト型酸化物のLaCu$$_{3}$$Fe$$_{4}$$O$$_{12}$$は、昇温によって大きく体積が減少する1次相転移が生じ、それがCuとFeイオン間の電荷移動によって引き起こされていることが知られている。本研究では室温で加圧することによっても同様の相転移が起こることを明らかにした。加えて、高圧相の方が体積弾性率が低くなるという通常ではみられない性質を示すことも明らかとなった。

口頭

金属絶縁体転移を示すPrNiO$$_{3}$$のNi-3d電子状態変化の直接観測

水牧 仁一朗*; 安居院 あかね; 齊藤 高志*; 東 正樹*; 島川 祐一*; 高野 幹夫*; 魚住 孝幸*

no journal, , 

希土類Niペロブスカイト酸化物(RNiO$$_{3}$$)は温度により金属絶縁体(MI)転移を示す。本研究ではこの機構を明らかにするためにR=PrのRNiO$$_{3}$$を対象とし、Ni-L吸収端において共鳴X線発光分光測定(RXES)及びX線吸収測定(XAS)を行った。その結果はMI転移機構には、Ni-3d電子状態が強くかかわっていることを示唆している。

口頭

Aサイト秩序型ペロブスカイト酸化物LaMn$$_{3}$$B$$_{4}$$O$$_{12}$$(B=Ti,V,Cr)の物性

齊藤 高志*; Lon, Y.*; 水牧 仁一朗*; 安居院 あかね; 島川 祐一*

no journal, , 

近年、Aサイト秩序型ペロブスカイト酸化物AA'3B$$_{4}$$O$$_{12}$$において興味深い物性が数多く発見されている。今回は、A'サイトにMnを持つ化合物LaMn$$_{3}$$B$$_{4}$$O$$_{12}$$(B=V,Cr,Ti)について、その物性を報告する。これらはいずれも半導体的であり、反強磁性的な振る舞いを示す。また平面四配位構造を持つMnイオンの価数に関する軟X線吸収分光の結果も併せて報告する。

口頭

強磁性ぺロブスカイトBaFeO$$_{3}$$の磁気熱量効果と電子状態測定

水牧 仁一朗*; 吉井 賢資; 林 直顕*; 齊藤 高志*; 島川 祐一*; 竹内 弥生*; 高野 幹夫*

no journal, , 

BaFeO$$_{3}$$は六方晶ペロブスカイト構造を持ち、含まれる鉄イオンは4+の高酸化数を持つ。この系は高温高圧下で合成され、ネール温度が160K近傍の反強磁性体とされてきた。ところが最近、低温酸化法を用いるとBaFeO$$_{3}$$が正方晶となり、酸化物には珍しい強磁性体となることが発見された。本研究では、この物質の詳細な磁気特性の解明と応用面での可能性も検討するため、本系の磁気熱量効果と放射光を用いた電子状態測定の結果を報告する。

口頭

SuperHRPDの開発と機能性物質の構造科学研究

萩原 雅人; 鳥居 周輝*; 山内 沙羅*; 齊藤 高志*; 神山 崇*; 森 一広*

no journal, , 

粉末中性子回折は物質科学を支える強力な手段であり、物質構造科学上の知見を得る手段として定着している。その中で、高分解能回折実験は、通常の分解能での回折実験では得られない、あるいは得るのが難しい科学的知見をもたらしてきた。一例を挙げれば、英国ISISの高分解能粉末中性子回折装置HRPDは、フラーレンの相転移や負の熱膨張の結晶学的研究などの当時の他の中性子回折装置では難しい科学的知見を物質科学にもたらした。MLFに設置されているSuperHRPDは中性子回折計では世界最高分解能($$Delta$$d/d=0.0365%)をもち、強度やS/Nにおいては他のTOF回折装置より優れている。Super-HRPDの目指すサイエンスは装置性能を生かし、他の装置では観測されなかったSymmetry Breakingを発見し新しい科学的知見に繋げることであり、表題のタイトルでプロジェクト型S型課題2019S05を推進している。量子磁性体や超伝導物質,マルチフェロ物質など将来的な実用材料としての可能性を探る研究や、有機無機ハイブリット物質,イオン導電体や磁気冷凍材料などのエネルギー関連物質といった実際の機能性と結晶構造の相関を調べる研究が行なわれた。試料環境に関しては、ボトムローディング型冷凍機,試料交換が容易なトップローディング型冷凍機,高温測定が可能なバナジウム炉,超伝導マグネットを備えており、2.6K-1170Kおよび0-14Tの試料環境を実現している。現在全ての試料環境機器は現在安定的に運用されている。解析環境に関しては粉末リートベルト解析ソフトウェアZ-Rietveldを用い、結晶構造解析だけでなくMEM解析や磁気構造解析を行なうことができる。また大量のデータを扱うこと等を想定した自動解析やSPD法を用いた磁気構造解析など自主開発や共同研究により進めている。当日はSuperHRPDとS型課題2019S05の現状および、特徴を生かした研究を数例紹介する予定である。

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