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A.Safranj*; 大道 英樹; 岡本 次郎
Radiation Physics and Chemistry, 29(1), p.57 - 63, 1987/01
テトラフルオロエチレン-プロピレン共重合体のテトラヒドロフラン溶液を真空中で照射し、ゲル濾過クロマトグラフィ、赤外吸収スペクトル、質量分析などにより、分子量および分子量分布、化学構造の変化などを調べた。ポリマー濃度が濃厚な場合は照射によって主として橋かけ反応が進行するが、濃度を低くすると共に主鎖切断の寄与が大きくなった。希薄溶液の照射では共重合体中にメチレン基、ビニル基などが生成した。発生ガスの大部分は水素であり、微量成分として、メタン、エチレン、一酸化炭素、二酸化炭素などを検出した。以上の結果より、希薄溶液におけるテトラフルオロエチレン-プロピレン共重合体の化学構造の変化および分子量の低下は、主として溶媒テトラヒドロフランのラジカルの作用によるものであると結論した。
A.Safranj*; 大道 英樹; 岡本 次郎
Radiation Physics and Chemistry, 27(6), p.447 - 453, 1986/00
テトラフルオロエチレン-プロピレン共重合体にメチル-,,-トリフルオロアクリレートをグラフトさせた。ポリマーとモノマーを共通の溶媒に溶解し、真空中室温でCo線を照射してグラフト反応を行った。線量率は5,10,15kGy/h,吸収線量は420kGy。反応に伴う重量増加,グラフト率,ホモポリマーの生成量等は、線量の増加により複雑に変化した。すなわち、低線量では非直線的に増加したのち極大を示し、さらに線量を増加すると、これらの値は次第に減少した。極大値は線量率を下げるほど大きくなり、低線量域で出現する傾向がみられた。グラフトポリマーの構造解析には、FTIR,およびGPCを用いた。このグラフトポリマーの溶液からキャスト法により薄膜を形成し、その表面構造をSEMによって解析した。以上の結果を基に、グラフト反応の機構を論じた。