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Zr and
Mo in concrete rubbleDo, V.-K.; 古瀬 貴広; 村上 絵理奈; 相田 玲奈; 太田 祐貴; 佐藤 宗一
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 327(1), p.543 - 553, 2021/01
被引用回数:11 パーセンタイル:70.86(Chemistry, Analytical)HClフリーな抽出クロマトグラフィーによるコンクリートマトリクスからのZrおよびMoの逐次分離手法を新たに開発するとともに、リアクションガスにアンモニアを用いたICP-MS/MSにて
Zrおよび
Moを測定した。ICP-MS/MSによる測定条件は、コンクリートマトリクス中Zr, Moの安定同位体のテーリング、並びに
Nbの干渉を抑制できるように最適化した。これら測定干渉の除去能力については、非放射性コンクリートをマトリクスブランクとして測定することで評価した。コンクリートマトリクスにおける本手法の
Zrおよび
Moの方法検出下限値は、それぞれ1.7mBq g
と0.2Bq g
となった。また、Nbの除去係数(除染係数と同様な評価)およびアバンダンス感度はそれぞれ10
オーダーと10
オーダーになり、本手法が極微量の
Zrおよび
Moを評価する分析法として十分な能力を有していることを確認した。以上の結果より、放射能インベントリ評価のためのコンクリートガレキ中
Zr,
Mo迅速分析手法としての本手法の有効性を確認することができた。
Do, V.-K.; 太田 祐貴; Banjarnahor, I. M.; 相田 玲奈; 村上 絵理奈; 本間 駿太; 岩橋 弘之; 古瀬 貴広
no journal, ,
福島第一原子力発電所(1F)由来の放射性廃棄物分析を行う大熊分析研究センターでは、2022年10月より中・低線量の廃棄物試料を取り扱う第1棟のホット運用が開始され、1F廃棄物の受入れ、分析が開始された。測定対象核種の中で長半減期核種の測定については、従来の放射能測定法では複雑な前処理操作と長時間の測定が必要となる一方、ICP-MS法は感度及び測定時間の面でアドバンテージがある。特にハイエンドモデルであるICP-MS/MSは装置自体が高い分離性能を有しており効果的にスペクトル干渉を低減できることから、前処理における化学分離プロセスの簡略化が可能となり、更なる簡易・迅速化が見込める。本発表では、
Zr,
Mo,
Pd,
Sn,
Seなどの長半減期核種について、1F廃棄物試料への適用を目的としたICP-MS/MSによる分析法の研究開発に関する最近の成果を報告する。
Zrおよび
Moの同時分析手法の開発,1; NbからのZrとMoの逐次化学分離古瀬 貴広; Do, V.-K.; 相田 玲奈; 太田 祐貴; 村上 絵理奈; 富塚 知博; 佐野 友一; 秋元 友寿*; 遠藤 翼*; 片山 淳; et al.
no journal, ,
放射性廃棄物中の
Zrおよび
Mo分析を従来の放射線計測から簡易・迅速化することを目的に、固相抽出法とICP-MS/MSを組み合わせた分析手法を検討した。本発表では、固相抽出樹脂であるZRレジン用いた試料マトリクス及び質量数が93であるNbからのZr及びMoの逐次化学分離の検討結果について報告する。
相田 玲奈
no journal, ,
大熊分析・研究センターでは、ALPS処理水に含まれる放射性物質の透明性及び信頼性の高い測定を目的として、東京電力HDと独立した第三者の立場で分析を実施している。これまでに、トリチウム以外の放射性物質が告示濃度比総和1未満であること及びトリチウム濃度の確認を放出毎に実施し、その結果を1試料1.5か月程度で遅滞なく報告している。さらに、トリチウム分析においてISO/IEC17025の認定を受け、維持・管理をしている。本報告では、
分析において正確な分析を行うと共に要求を満足する最適な分析手法を確立するために実施した取り組みについて紹介する。
二田 郁子; 相田 玲奈; 古瀬 貴広; 田中 康介
no journal, ,
ペルチェ素子による冷却で動作し、高い分解能・計数率での処理が可能な小型のシリコンドリフト半導体検出器(SDD)を用いた低エネルギーX線放出核種に対する放射能分析装置を作製した。本発表では、装置の概要を述べるとともに、3.3keVのX線を放出するCa-41を用いた適用例を報告する。
田中 康之; 二田 郁子; 太田 祐貴; 菊池 里玖; 岩井 天画; 小高 典康; 相田 玲奈; 坂野 琢真; 古瀬 貴広; 田中 康介
no journal, ,
福島第一原子力発電所由来の放射性固体廃棄物(1F廃棄物)に対して開発した塩酸フリーで簡易・迅速な分析技術開発の状況を報告するとともに、この分析技術をコンクリート、土壌、水処理二次廃棄物等の多種多様なマトリクスの試料へ適用した際の成立性の評価結果について述べる。
Zr and
Mo based on solid phase extraction combined with ICP-MS/MS, 2; Spectral interference removal for measurement of
Zr and
Mo by ICP-MS/MSDo, V.-K.; 古瀬 貴広; 村上 絵理奈; 相田 玲奈; 太田 祐貴; 富塚 知博; 佐野 友一; 秋元 友寿*; 遠藤 翼*; 片山 淳; et al.
no journal, ,
本報では、ICP-MS/MS(Agilent 8900)を用いた
Zrと
Moの定量において妨害となる隣接ピークのテーリング及び同重体(
Nb)の影響除去に関する検討結果について報告する。アンモニアガスをリアクションガスとし、ガスと各元素の反応性の違いを利用することで、
Zrと
Moはそれぞれの同重体から分離することが可能となる。本発表ではこの性質を利用した福島第一原子力発電所から採取した環境試料中
Zrと
Moの分析手法について提案する
古瀬 貴広; 田中 康之; 二田 郁子; 菊池 里玖; 岩井 天画; 小高 典康; 相田 玲奈; 坂野 琢真; 佐藤 宗一; 渡辺 将久; et al.
no journal, ,
日本原子力研究開発機構大熊分析・研究センター放射性物質・研究施設第1棟(第1棟)は、2024年度から福島第一原子力発電所由来放射性固体廃棄物(1F廃棄物)の本格的な分析を開始した。第1棟で分析を開始するにあたっては、1F廃棄物試料が多様かつ多量であることに加え、その性状把握に必要な測定対象核種も多いことから、長時間を要する従来の分析手法に代わる1F固体廃棄物のための新しい簡易・迅速な分析手法の開発が必要であった。また、長期に及ぶ廃炉事業を考慮し、その分析手法は設備負荷を可能な限り低減することが求められていた。本発表では、1F廃棄物を分析する際の技術的な課題に対して、これまで実施してきた分析技術開発について報告する。また、更なる分析の迅速化・合理化を目的として現在実施している技術開発についても併せて報告する。