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盛合 敦; 小野寺 昭史*; 網田 富士嗣*; 大友 昭敏; 皆川 宣明
Journal of the Physical Society of Japan, Vol.70, Supplement A, p.531 - 533, 2001/05
極限条件下中性子散乱実験で使用される試料加圧装置(高圧セル)の加圧状態におけるシリンダー内部の応力分布を、中性子回折法によって非破壊的に調べた。高圧セルをはじめとする中性子散乱実験で用いられる試料環境を制御する補助機器の設計製作においては、その構造材料としてまず中性子をよく透過する材料を選択しなければならない。高圧セルでは、この条件に加えて、ギガパスカルオーダーの高圧力に耐える材料を選ぶ必要がある。一般的にこのような条件を満たす材料はほとんどないため、材料の選択のみによって高性能の装置を製作をすることは極めて難しく、応力解析がいっそう重要になる。応力解析は有限要素法などの数値シミュレーションが一般的であるが、本研究では近年材料内部の応力状態を非破壊で観察できる方法として注目されている上記の方法によって実測することを試みた。
川野 真治*; 盛合 敦; 大友 昭敏; 福井 進*; 小野寺 昭史*; 網田 富士嗣*; 片野 進
Physica B; Condensed Matter, 241-243, p.145 - 147, 1998/00
高圧(1GPa)、強磁場(5T)、そして低温(1.5K)を同時に発生させる新しいシステムを中性子散乱実験のために開発した。ここではその設計の詳細と性能検査の結果を示す。
川野 真治*; 盛合 敦; 大友 昭敏; 小野寺 昭史*; 網田 富士嗣*; 福井 進*; 片野 進; 繁岡 透*
Physica B; Condensed Matter, 241-243, p.657 - 659, 1998/00
被引用回数:3 パーセンタイル:27.1(Physics, Condensed Matter)TbNiSiの磁場誘起の磁気相転移に対して、中性子回折実験を、1.7Kの温度で、圧力0.7GPaまでで行った。圧力が零の状態では、4つの中間状態が、単純な反強磁性と完全な強磁性の間で見つかった。0.7GPaの圧力のもとでは、反位相型の変調をともなった2つの磁場誘起相の存在が、4Tの磁場のもとで新たに見い出された。これらは3.3Tまでの磁場では観測されず、圧力零の磁気構造が保持される。
川野 眞治*; 盛合 敦; 大友 昭敏; 福井 進*; 小野寺 昭史*; 網田 富士嗣*; 片野 進
Physica B; Condensed Matter, 241-243, p.145 - 147, 1998/00
被引用回数:1 パーセンタイル:11.82(Physics, Condensed Matter)三つの極限条件である、高圧力、高磁場、低温を、同時に実験試料に負荷しながら中性子散乱実験ができる、多重極限条件発生装置を開発した。この装置は、2.5GPaまで実験試料を加圧できるように設計した非磁性材クランプ型の高圧セル、0Teslaから5Teslaの縦磁場を発生するスプリット型超伝導マグネット、実験試料温度を1.7Kから200Kの範囲で変えることができる温度可変内筒クライオ、そしてこれらを格納する液体Heクライオスタットから成る。また、超伝導マグネットの形状は、偏極中性子散乱実験ができるように上下非対称とした。本装置の概要と、これまでJRR-3Mと京大炉で行った特性試験の結果について報告する。