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大橋 裕介; 原田 雅幸*; 浅沼 徳子*; 安藤 詞音; 田中 祥雄; 池田 泰久*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 311(1), p.491 - 502, 2017/01
被引用回数:1 パーセンタイル:11.46(Chemistry, Analytical)ウランを含んだ廃棄物からのウラン回収法として、ポリビニルポリピロリドン(PVPP)吸着材の適用性を確認するため、ウラン廃棄物を溶解した塩酸溶液からの金属イオンのPVPPへの吸着及び溶離挙動を確認した。その結果、Na(I)及びAl(III)が高い濃度で存在しても、U(VI)種は選択的にPVPPに吸着されることが分かった。吸着したU(VI)種は純水によってPVPPから選択的に溶離し、溶離液から不純物含有量の少ないウランが得られた。これらの結果から、PVPP吸着材はウラン廃棄物処理への適用が期待できる。
大橋 裕介; 野村 光生; 綱嶋 康倫; 安藤 詞音; 杉杖 典岳; 池田 泰久*; 田中 祥雄
Journal of Nuclear Science and Technology, 51(2), p.251 - 265, 2014/02
被引用回数:8 パーセンタイル:55.45(Nuclear Science & Technology)人形峠環境技術センターにおけるウランの転換技術開発によって、ウランを含んだスラッジ状廃棄物が発生している。これらのうち、珪藻土及びCaF中和沈澱物からウランを回収するプロセスとして、塩酸を用いた湿式プロセスを提案した。中和沈澱物を溶解した塩酸溶液中の異なるpH領域における溶存種の存在比を化学平衡計算によって検討し、回収したウラン中のフッ素量について実験値と比較した。回収したウランへのフッ素の混入量は溶液中のアルミニウム濃度の増加によって減少することを確認した。珪藻土については、ウランが選択的に回収可能であることがわかった。回収したウランは、pHの増加とともに粒径が小さくなり、ウラン回収後の廃液から発生する中和沈澱物のウラン濃度は1Bq/gを下回った。
大橋 裕介; 安藤 詞音; 綱嶋 康倫; 原田 雅幸*; 池田 泰久*; 浅沼 徳子*
no journal, ,
実際のウラン含有スラッジ及び吸着剤中のウランを塩酸に溶解し、溶液中のウランをポリビニルポリピロリドンによって回収した。回収したウランは純水によって選択的に溶離することがわかった。さらに、溶離液中のウランは過酸化ウランとして回収され、回収されたウラン中の不純物含有量を測定した結果、高純度のウランが得られることを確認した。
大橋 裕介; 綱嶋 康倫; 村下 信二; 安藤 詞音; 田中 祥雄; 池田 泰久*
no journal, ,
ウラン付着金属廃棄物の除染廃液処理等に伴って発生するスラッジ類は鉄を多く含有している。これらのスラッジ類からのウランの分離について、N-Cyclohexyl-2-pyrrolidone(NCP)を用いた湿式処理法を検討した。その結果、スラッジを溶解した硝酸からのウランの沈澱率はNCP添加量とともに増大し、97%に達した。また、鉄, アルミニウム, フッ素, 硫酸イオンの沈澱率は1%以下で、ウランを選択的に回収可能であることが分かった。