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論文

Thermal fluid activities along the Mozumi-Sukenobu fault, central Japan, identified via zircon fission-track thermochronometry

末岡 茂; 郁芳 隋徹*; 長谷部 徳子*; 村上 雅紀*; 山田 隆二*; 田村 明弘*; 荒井 章司*; 田上 高広*

Journal of Asian Earth Sciences; X (Internet), 2, p.100011_1 - 100011_11, 2019/11

ジルコンフィッション・トラック(ZFT)熱年代により、茂住祐延断層沿いの熱異常検出を試みた。ZFT年代は110-73Ma、ZFT長は7.1-9.0$$mu$$mを示し、これらを基にした熱史逆解析の結果から、約60Maと30-15Maの再加熱イベントが認定された。前者は約65Maの神岡鉱床の形成に伴う熱水活動を反映していると考えられる。後者は日本海拡大時の火成活動起原の加熱で、高温流体の滞留が介在している可能性が高い。

論文

Current status of a new polarized neutron reflectometer at the intense pulsed neutron source of the Materials and Life Science Experimental Facility (MLF) of J-PARC

武田 全康; 山崎 大; 曽山 和彦; 丸山 龍治; 林田 洋寿; 朝岡 秀人; 山崎 竜也; 久保田 正人; 相澤 一也; 新井 正敏; et al.

Chinese Journal of Physics, 50(2), p.161 - 170, 2012/04

The construction of a new polarized neutron reflectometer is now in progress at the Materials and Life Science Experimental Facility (MLF) of the Japan Proton Accelerator Research Complex (J-PARC). MLF has the world's brightest pulsed neutron and muon sources (JSNS and MUSE). The user program of MLF has been already started in 2008, and now nine neutron and two muon spectrometers are in operation. Installation of the new reflectometer was expected to be completed in March 2011. However, the construction was interrupted by the massive earthquake hitting northeast Japan, including Tokai-mura where J-PARC is located. We expect to restart the user program of the new polarized neutron reflectometer at the beginning of next year (2012).

論文

AMATERAS; A Cold-neutron disk chopper spectrometer

中島 健次; 河村 聖子; 菊地 龍弥; 中村 充孝; 梶本 亮一; 稲村 泰弘; 高橋 伸明; 相澤 一也; 鈴谷 賢太郎; 柴田 薫; et al.

Journal of the Physical Society of Japan, 80(Suppl.B), p.SB028_1 - SB028_6, 2011/05

 被引用回数:125 パーセンタイル:95.7(Physics, Multidisciplinary)

アマテラスは、J-PARCの物質・生命科学実験施設に設置された冷中性子ディスクチョッパー型分光器であり、結合型水素モデレーターと新開発の高速ディスクチョッパーの組合せで、高分解能,高強度を両立させる最新鋭の中性子分光器である。今回の発表では、これまでの機器調整とユーザー利用の成果を踏まえ、アマテラスの現状と性能、そして、得られた成果の例を示す。

論文

The Fermi chopper spectrometer 4SEASONS at J-PARC

梶本 亮一; 中村 充孝; 稲村 泰弘; 水野 文夫; 中島 健次; 河村 聖子; 横尾 哲也*; 中谷 健; 丸山 龍治; 曽山 和彦; et al.

Journal of the Physical Society of Japan, 80(Suppl.B), p.SB025_1 - SB025_6, 2011/01

 被引用回数:102 パーセンタイル:94.01(Physics, Multidisciplinary)

4SEASONS is a Fermi chopper spectrometer, which is in operation in Materials and Life Science Experimental Facility (MLF), J-PARC. It is intended to provide high-efficiency measurement of weak inelastic signals on novel spin and lattice dynamics with thermal neutrons. For this purpose, the spectrometer utilizes the coupled moderator and advanced instrumental design such as an elliptic-shaped converging neutron guide with high-critical angle supermirrors inside, long (2.5 m) position sensitive detectors, and a Fermi chopper feasible for multiple-incident-energy (multi-$$E_{rm i}$$) measurement with the repetition rate multiplication technique. Here we show detailed design of the spectrometer, evaluation of its performance, and some examples of measurements.

論文

Hydrogeological conceptual model determined from baseline and construction phase groundwater pressure and surface tiltmeter data at the Mizunami Underground Research Laboratory, Japan

竹内 真司; 竹内 竜史; Salden, W.*; 三枝 博光; 新井 孝志*; 松木 浩二*

Proceedings of 11th International Conference on Environmental Remediation and Radioactive Waste Management (ICEM '07) (CD-ROM), 8 Pages, 2007/00

瑞浪超深地層研究所計画において、研究坑道の掘削前から掘削中において計測した地下水水圧及び地表傾斜データを用いて水理地質構造の概念モデルを構築した。その結果、地表からの調査段階で2本の立坑間に予測した地下水流動に対する遮水性断層の存在を、研究坑道掘削中の上記モニタリングデータ等の解析によって確認した。

論文

Plasma current ramp-up assisted by outer vertical field coils in a high aspect ratio tokamak

御手洗 修*; 芳野 隆治; 牛草 健吉

Nuclear Fusion, 42(10), p.1257 - 1272, 2002/10

 被引用回数:9 パーセンタイル:30.39(Physics, Fluids & Plasmas)

ITER-FEAT級サイズのトカマク核融合炉において、センターソレノイドなしで非誘導電流駆動,外部加熱,垂直磁場によってプラズマ電流を立ち上げるシナリオについて検討した。100MWの加熱電流駆動パワーと核融合出力500MWの場合,8MA程度までプラズマ電流を立ち上げ可能なことが明らかとなった。さらに、過去に行われたJT-60でのオーミックコイル電流一定時にNBIを入射した実験データを解析したところ、プラズマが加熱され、外側に広がろうとするのを垂直磁場により位置平衡をとる際に供給される磁束によってプラズマ電流が増大することが明らかとなった。以上のようにJT-60の実験結果により、トカマク炉では垂直磁場によりプラズマ電流を駆動できることがわかり、将来の核融合炉の新しい運転シナリオが提示された。

論文

Orbital angular momentum and interpretation of core-absorption magnetic circular dichroism on the band picture in Co-based Heusler alloys Co$$_{2}Y$$Sn ($$Y$$=Ti, Zr, and Nb)

山崎 篤志*; 今田 真*; 新井 龍志*; 宇都宮 裕*; 菅 滋正*; 室 隆桂之*; 斎藤 祐児; 鹿又 武*; 石田 尚治*

Physical Review B, 65(10), p.104410_1 - 104410_6, 2002/03

 被引用回数:60 パーセンタイル:89.24(Materials Science, Multidisciplinary)

強磁性ホイスラー合金であるCo$$_{2}$$TiSn,Co$$_{2}$$ZrSn及びCo$$_{2}$$NbSnに対して、軟X線領域の内殻吸収磁気円二色性(XAS-MCD)を測定した。Coの2p-3d XAS-MCDスペクトルで観測された多くのピーク構造は、原子多重項計算よりも、バンド計算によって予想されたCoの3d非占有状態によってうまく説明することができる。MCDスペクトルは、軌道モーメントが磁気モーメントに寄与していることを示している。MCDスペクトル解析から得られた軌道モーメントとスピンモーメントの比は、これらの物質間で二倍以上の違いが有る。この変化のメカニズムを、バンド計算の結果と比較して議論した。

論文

Investigation of plasma facing components in JT-60U operation

正木 圭*; 安東 俊郎; 児玉 幸三; 新井 貴; 閨谷 譲; 芳野 隆治; 辻 俊二; 柳生 純一; 神永 敦嗣; 笹島 唯之; et al.

Journal of Nuclear Materials, 220-222, p.390 - 394, 1995/00

 被引用回数:16 パーセンタイル:80.82(Materials Science, Multidisciplinary)

最近のJT-60U実験では、高パワーNBI、LHRFの使用によりプラズマ壁相互作用が激しくなっている。昨年6月、ダイバータ近傍のCFC製第一壁タイルが破損した。この原因は、ディスラプション時のハロー電流による電磁力と考えられる。このタイルの破断に必要な荷重から推定すると、ハロー電流値は約20kAとなる。また、破損したタイルが放電中にポロイダル方向に高速で運動する現象が観測された。昨年8月には、ボルトの緩みにより、ダイバータタイル1枚が離脱し、7枚に深いエロージョンが確認された。昨年11月、ベータ線後方散乱測定法を用いて、ダイバータタイル表面の金属不純物量を測定した。その結果、一昨年と同じ測定部の表面に金属が多く残っており、エロージョンは主にタイルのエッジに集中していることが解った。また、1年間の運転の後でも炭化ボロン層が残っていることも確認された。

論文

Hydrogen/deuterium recycling and initial results of helium ash study in JT-60U

中村 博雄; 逆井 章; 嶋田 道也; 芳野 隆治; 新井 貴; 福田 武司; 平山 俊雄; 細金 延幸; 石田 真一; 神永 敦嗣; et al.

Journal of Nuclear Materials, 196-198, p.642 - 646, 1992/00

 被引用回数:3 パーセンタイル:35.32(Materials Science, Multidisciplinary)

長パルスの核燃焼プラズマ実現のためには、燃料粒子および熱化$$alpha$$粒子(ヘリウム灰)の制御が重要である。本報告は、JT-60U実験で実施した水素・重水素リサイクリングとヘリウム灰実験に関する結果について述べた。前者に関しては、毎朝の残留ガスの経時変化やリイサクリング特性の壁温依存性について調べ、150$$^{circ}$$C以上の壁温が密度制御上必要であることを示した。また、Hモード実験においてリサイクリング低域には、ディスラプション付き放電が最も有効であることを明らかにした。更に、高中性子発生率の高$$beta$$$$_{p}$$放電結果より、低リサイクリングがプラズマに与える機構について詳細に調べる必要がある。ヘリウム灰実験については、3月までに実施した。ヘリウムガス入射による初期実験結果について述べた。今後、ヘリウムNB入射実験を予定している。

論文

JT-60 operation results after its modification for higher plasma current with single null open divertor

近藤 育朗; 堀池 寛; 閨谷 譲; 松川 誠; 安東 俊郎; 芳野 隆治; 新井 貴; 二宮 博正; 山本 正弘; 小池 常之; et al.

Proc. of the 14th Symp. on Fusion Engineering,Vol. 1, p.177 - 180, 1992/00

JT-60は大電流化の改造が行われ(JT-60U)、本年3月末に運転開始したが、今回の改造が、運転挙動にどう反映されているかについて報告する。真空容器は薄板二重構造多円弧型で応力集中を避ける設計となっているが6MAに近いプラズマがディスラプションを起こしたときの挙動をしっかりおさえておく必要がある。その他、C/C材ダイバータの熱集中とエロージョン、そのプラズマ特性への影響、真空容器にベローズがなくなったことによる変位発生のメカニズムの第一壁取付状態との関係、トロイダル磁場コイル補強後の挙動、排気系の半分を撤去したことによる特に放電洗浄に要する時間への影響等について実測データに基づいて評価を行う。

論文

Density control for getting stable discharges in JT-60 graphite wall experiment

芳野 隆治; 閨谷 譲; 二宮 博正; 細金 延幸; 中村 博雄; 新井 貴; 伊丹 潔; 西野 信博*; 佐藤 正泰; 福田 武司; et al.

Journal of Nuclear Materials, 162-164, p.527 - 532, 1989/00

 被引用回数:3 パーセンタイル:41.87(Materials Science, Multidisciplinary)

JT-60は、最近の実験においてプラズマ電流3.2MA(q$$_{4}$$(a)=2.2)及び線平均電子密度1.2$$times$$10$$^{20}$$/m$$^{3}$$を通常のガスパフとNBI高パワー加熱により得ている。この進展の理由として粒子サイクリングと不純物低減の観点より以下の2点が考えられる。1つは、リミター材及びアーマータイル材をTiC被覆Moよりグラファイトへ交換したことであり、これにより高パワー加熱下でもMoやTiのバースト的な混入が発生せずさらにZ$$_{eff}$$を低減することが出来た。他の1つは、真空容器壁湿度を~280゜の高温にしたことであり、これによりプラズマ密度の制御が可能となり、ディスラプション後のリカバリーも早くすることができた。

口頭

モニタリングデータを用いた水理地質構造の推定

竹内 竜史; 藤田 有二; 荒井 靖; Walter, S.

no journal, , 

独立行政法人日本原子力研究開発機構(以下、原子力機構)では、深部地質環境の調査・評価技術の構築や深地層における工学技術の基盤の整備を目的として、岐阜県瑞浪市においておもに結晶質岩を対象として瑞浪超深地層研究所計画(以下、MIU計画という)を実施している。MIU計画では、2003年から深度1,000mにおよぶ2本の研究坑道の掘削を開始し、平成18年1月末現在の掘削深度は約200mである。なお、本立坑は平成17年10月末からは排水処理方法の改善のため、排水を停止しており、現在は立坑内の深度約50mまで水位が上昇している。研究坑道の建設に先立ち、地表からのボーリング孔などを利用した調査を実施するとともに、研究坑道の建設に伴う深部地質環境の変化を把握するための水圧などの観測を実施している。本稿では、瑞浪超深地層研究所用地(以下、研究所用地という)周辺で得られた水圧モニタリングデータを用いた水理地質構造の推定結果及び、岩盤の微小な傾斜量を用いた水理地質構造の推定の可能性について報告する。

口頭

モニタリングデータによる水理地質構造の推定

竹内 竜史; 荒井 靖; Salden, W.

no journal, , 

岩盤中の地下水流動を把握するためには、地下水流動に影響をおよぼす不連続構造等の水理地質構造を推定することが重要である。独立行政法人日本原子力研究開発機構が岐阜県瑞浪市において進めている瑞浪超深地層研究所計画(以下、MIU計画という)では、研究所の研究坑道は、深度1,000m規模の2つの立坑(主立坑:直径6.5m,換気立坑:直径4.5m,中心離間距離40m)と深度100mごとに両立坑を連絡する予備ステージ,複数の水平坑道からなり、2003年より地上施設と立坑の建設が行われており、これらの建設に先立ち、地表からのボーリング孔などを利用した調査を実施するとともに、研究坑道の掘削に伴う深部地質環境の変化を把握するための水圧等の観測を実施している。本稿では、瑞浪超深地層研究所用地(以下、研究所用地という)周辺で得られた水圧モニタリングデータ及び、岩盤の微小な傾斜量を用いた水理地質構造の推定手法について報告する。

口頭

4次元空間中性子探査装置(四季)の開発

梶本 亮一; 横尾 哲也*; 中島 健次; 中村 充孝; 稲村 泰弘; 丸山 龍治; 曽山 和彦; 鈴谷 賢太郎; 猪野 隆*; 大山 研司*; et al.

no journal, , 

4次元空間中性子探査装置(4SEASONS、四季)は大強度陽子加速器(J-PARC)の核破砕中性子研究施設に建設されるチョッパー型非弾性散乱装置の一つである。本装置は高温超伝導体及び関連物質のダイナミクスの研究を目的としており、入射エネルギー範囲($$E_i=5$$-300meV)や分解能(エネルギー遷移$$E=0$$のとき$$Delta E/E_i=5$$-6%)はこれらの系の観測に必要十分な値を選択している。このように分解能を緩和し、かつ高効率の中性子光学デバイスを備えることで試料位置での高い中性子束を実現する。さらに、新型Fermiチョッパー(MAGICチョッパー)によるRRM法測定によって測定効率のさらなる向上を図り、併せて既存のチョッパー型分光器に比べて2桁高い測定効率の実現を目指している。本発表では、本装置の予想性能及び、最近の開発状況について紹介する。

口頭

Evaluation of groundwater flow during excavation of shafts by inversion of tilt data

松木 浩二*; 中谷 勝哉*; 新井 孝志*; 大村 一夫*; 竹内 竜史; 荒井 靖*; 竹内 真司

no journal, , 

本研究では、まず、地表面傾斜量から地下水流動を評価する方法としてVascoらによって提案された方法をもとにその問題点を修正し、傾斜データを逆解析することで地下水流動をより正確に評価する新しい手法の開発を行い、次に、同方法の有効性を検証するために、モデル解析を行った後、超深地層研究所建設用地における立坑掘削に伴う岩盤傾斜量を測定し、観測データを用いて地下水流動の解析を行い、同地区の水理学的構造の評価を行うとともに従来の知見と比較検討した。

口頭

Development of the Chopper spectrometer 4SEASONS at J-PARC

梶本 亮一; 横尾 哲也*; 中島 健次; 中村 充孝; 稲村 泰弘; 丸山 龍治; 曽山 和彦; 鈴谷 賢太郎; 猪野 隆*; 大山 研司*; et al.

no journal, , 

チョッパー型中性子非弾性散乱装置4SEASONSは大強度陽子加速器(J-PARC)核破砕中性子実験施設におけるday-one装置の一つである。この装置の測定エネルギー範囲は5-300meVであるが、分解能を中程度に抑える($$E=0$$において$$Delta E/E_i sim 6$$%)一方、高効率ビーム輸送系及び多重入射エネルギー測定の採用により高強度化を図っている。こうして得られた高強度・高測定効率を活かした高温超伝導体及びその関連物質における新奇な量子現象の研究が4SEASONSの目的である。本発表では、真空槽及び遮蔽体の建設,多重入射エネルギー測定のための新型フェルミチョッパー,2.5m長尺$$^3$$He位置敏感型検出器,ビーム輸送系の開発などの4SEASONSの開発及び建設の現状について報告する。

口頭

傾斜データを用いた不均一な地下水流動の評価

成川 達也*; 松木 浩二*; 竹内 竜史; 竹内 真司; 荒井 靖*

no journal, , 

現在、地熱開発や放射性廃棄物の地層処分に関する技術開発等の分野では、地下における流体流動のモニタリングが求められている。地表付近の傾斜変化をナノラジアンという精度で測定可能な傾斜計を用いたモニタリング技術が開発され、中谷らは、従来の方法の問題点を改善した新しい逆解析法を開発し(1)同方法を瑞浪超深地層研究所用地で得られたデータに適用した結果、不均一な地下水の体積変化分布を得た。(2)本研究では、中谷らの評価期間(平成17年4月21日から同年9月30日)以降に得られた傾斜データに対して同様の解析を行った結果、異なる地下水の排水過程において、異なる不均質な地下水流動が生じている可能性が示された。

口頭

4SEASONS; A High-intensity chopper spectrometer for inelastic neutron scattering at J-PARC/MLF

梶本 亮一; 中村 充孝; 横尾 哲也*; 中島 健次; 稲村 泰弘; 高橋 伸明; 丸山 龍治; 曽山 和彦; 柴田 薫; 鈴谷 賢太郎; et al.

no journal, , 

4SEASONSはJ-PARC/MLFのパルス中性子源におけるチョッパー分光器の一つである。中程度の分解能($$Delta E/E_i sim 6$$% at $$E=0$$)ながら300meVまでのエネルギー領域で非常に高い検出効率を実現し、高温超伝導体及びその関連物質における新奇なスピン・格子ダイナミクスによって生じる弱い非弾性散乱データを効率的に検出することを目的としている。そのために本分光器は高$$Q_c$$ ($$m=3$$-4)スーパーミラーによる楕円型収束ガイド管を備え、長尺(2.5m)$$^3$$He位置敏感型検出器を真空散乱槽の内部に円筒状に配列するなどの工夫をこらしている。さらに、専用Fermiチョッパー(MAGICチョッパー)による多エネルギー同時測定や$$^3$$Heスピンフィルターを利用した偏極解析にも対応する。4SEASONSの建設は現在進行中であり、2008年12月に利用開始となる予定である。本発表では4SEASONSの設計及び建設の現状について報告する。

口頭

傾斜計を用いたモニタリング技術の開発

大山 卓也; 竹内 竜史; 松木 浩二*; 新井 孝志*

no journal, , 

地表付近における調査や観測により、ボーリング孔で得られる情報を補完する手法の一つとして、地下空洞の掘削などによる人為的な地下水流動場の変化に伴う地表での傾斜変化を観測し、地下深部の地下水流動に影響を与える水理地質構造を逆解析により推定する手法を開発している。国の深地層の研究施設の一つである瑞浪超深地層研究所用地内に設置した傾斜計を用いて、研究坑道の掘削によって生じる地表の傾斜量を把握し、本研究で開発した解析手法により岩盤の体積変化を推定した。さらに、解析結果と瑞浪超深地層研究所用地内外のボーリング孔で実施してきた長期水圧モニタリング等で取得した水圧変化データに基づき結果を比較検討し、水理地質構造の推定に対する本手法の有効性を評価した。

口頭

チョッパー分光器「四季」の現状

梶本 亮一; 横尾 哲也*; 中村 充孝; 中島 健次; 稲村 泰弘; 高橋 伸明; 丸山 龍治; 曽山 和彦; 水野 文夫; 柴田 薫; et al.

no journal, , 

「四季」はJ-PARC物質・生命科学実験施設(MLF)に設置されるチョッパー型非弾性散乱装置の一つであり、数100meV以下のエネルギー領域で中分解能ながら従来の装置に比して飛躍的な測定効率の向上を目指した装置である。今年度後半からの供用開始に向けて現在建設が急ピッチで進められ、9月には一部の機器が未整備ながらも中性子ビームを使用した試験調整運転を開始した。本発表では「四季」の建設状況を9月のビーム実験の結果も交えながら報告する。

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