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浅利 圭亮*; Hetland, O. S.*; 藤田 智*; 板倉 充洋; 沖田 泰良*
Journal of Nuclear Materials, 442(1), p.360 - 364, 2013/11
被引用回数:21 パーセンタイル:83.85(Materials Science, Multidisciplinary)炉内構造材料であるオーステナイトについて、その特徴である低い積層欠陥エネルギーが照射脆化にどう影響するかを調べるため、積層欠陥エネルギーの異なる分子動力学ポテンシャルを用いて照射欠陥による脆化への影響を調べた。その結果、積層欠陥エネルギーが低い場合は転位が広く分裂し二本の独立な転位として照射欠陥から抜けていく過程が観察され、またその過程に必要な外部応力が低下することが分かった。この結果はオーステナイトにおける脆化のモデル化に必須な情報となる。
宇田川 豊; 山口 正剛; 阿部 弘亨*; 浅利 圭亮*; 篠原 靖周*; 村上 健太*; 中園 祥央*; 三原 武*; 澤山 陽平*; 関村 直人*; et al.
no journal, ,
ジルコニウム水素脆化の微視的機構を明らかにするため、ジルコニウム水素固溶体及び水素化物の表面エネルギと表面を第一原理計算により評価した。計算には密度汎関数理論に基づく第一原理計算コードVASP(GGA-PAWポテンシャル)を用い、ジルコニウム単体(-hcp)及び水素固溶体(Hを含む-hcp格子)については底面及び柱面、水素化物については(111), (110)及び(100)面の計算を行った。水素化物では表面エネルギ()低下に加え、すべり,転位運動に対する抵抗の指標となる表面鞍点エネルギ()が大幅に増加し、これにより水素化物自身が極めて脆性的にふるまうことがわかった。一方水素固溶体における水素はとをそれぞれ減少させる傾向が見られる。水素固溶体の傾向との比較から、水素化物に特有な脆化の要因は増加、すなわちすべりや転位運動に対する障壁エネルギの増大にあると考えられる。