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Berner, G.*; Sing, M.*; 藤原 秀紀*; 保井 晃*; 斎藤 祐児; 山崎 篤志*; 西谷 嘉人*; 関山 明*; Pavlenko, N.*; Kopp, T.*; et al.
Physical Review Letters, 110(24), p.247601_1 - 247601_5, 2013/06
被引用回数:132 パーセンタイル:96.49(Physics, Multidisciplinary)LaAlOとSrTiOはともに絶縁体であるが、その界面には2次元的に遍歴する電子が生成される。この界面で見いだされている超伝導と共存する強磁性は、電子の局在性に由来すると考えられている。そして、これまでの実験から、Tiの3電子がこの界面に閉じ込められていることが明らかとなっている。今回、軟X線角度分解光電子分光により、運動量空間での界面電子状態を調べ、バンド構造及びフェルミ面の決定に成功し、局在性及び遍歴性の両面を持つことを明らかにした。この界面では動き回るTiの3電子に加えて、界面付近のSrTiOの酸素欠損につかまって局在したTiの3電子も存在するために、後者がこれまでに界面で見つかっている超伝導や強磁性に寄与するという結論が得られた。