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論文

Formation and decay of super-heavy systems

丸山 敏毅; Bonasera, A.*; Papa, M.*; 千葉 敏

European Physical Journal A, 14(2), p.191 - 197, 2002/07

 被引用回数:27 パーセンタイル:77.59(Physics, Nuclear)

フェルミ多体系の分子動力学手法である「拘束条件分子動力学」(CoMD)を用いて非常に重い原子核同士の比較的低エネルギーでの衝突をシミュレートする。そこで形成された巨大な複合系は古典的な崩壊障壁が存在しないにもかかわらず非常に長い時間(約$$10^{-20}$$秒)存在するという結果が得られた。これは「静的なQED過程による自発的な電子陽電子放出」を起こすと言われている強い静電場を作り出すメカニズムの候補になり得ると言う意味でも重要である。また、この巨大複合系が非対称分裂を起こした場合に超重核を作り出す可能性についても議論をした。

論文

Constrained molecular dynamics approach to fermionic systems

Papa, M.*; 丸山 敏毅; Bonasera, A.*

Physical Review C, 64(2), p.024612_1 - 024612_6, 2001/08

 被引用回数:219 パーセンタイル:98.94(Physics, Nuclear)

フェルミオン多体系の微視的シミュレーション手法として、高速かつフェルミオン多体系の性質を記述可能な分子動力学を開発した。これは計算時間のかかる反対称化や、これを近似するパウリポテンシャルの使用の代わりに、Thomas-Fermi的な運動量分布を各時刻で確率的、強制的に与えるものである。これを原子核衝突における破砕反応計算に適用したところ、拘束条件が期待通りに作用しフェルミオン多体系に特徴的な核子の位相空間分布が実現できた。また破砕片質量数分布の実験値との非常に良い一致を得た。

論文

Nuclear fragmentation by tunneling

丸山 敏毅; Bonasera, A.*; 千葉 敏

Physical Review C, 63(5), p.057601_1 - 057601_4, 2001/05

 被引用回数:5 パーセンタイル:38.91(Physics, Nuclear)

サブバリア領域でのフラグメンテーションについて観測可能な量について考察した。量子分子動力学(QMD)法と虚時間法を組み合わせた枠組みにより集団運動自由度でのトンネリング現象を扱うことができる。励起エネルギーを与えた原子核のトンネル膨張によるフラグメンテーションをシミュレートしたところ、このようなフラグメンテーションの起こる確率は非常に小さいものの、生成されるフラグメントの質量数分布や、フラグメント運動量に通常のフラグメンテーションと異なる様相が見られ、実験的にも観測が可能であると思われる。

論文

Kinetics in sub-barrier fusion of spherical nuclei

Kondratyev, V. N.*; Bonasera, A.*; 岩本 昭

Physical Review C, 61(4), p.044613_1 - 044613_11, 2000/04

 被引用回数:19 パーセンタイル:69.14(Physics, Nuclear)

重イオン核融合反応をヴラソフ方程式を用いて解く定式化を行い、数値計算を実行した。まず最初に2つの重イオンの相対距離を表す集団変数を、ヴラソフ方程式の試験粒子の座標を用いて定義する。この集団変数を用いて、古典的に許される運動と許されない運動を区別する。前者に関してはヴラソフ方程式をそのまま解く。後者に関しては、障壁の内側に入ると試験粒子に特別な力が働き、それが虚時間での集団運動を引き起こすようにする。この定式化によると、通常のポテンシャルエネルギーを変化させる働きをする通常の力と、2核の相対運動量に依存する力が生じる。この後者の力は、エネルギーが障壁よりもずっと高い場合とずっと低い場合に働き、高い場合には斥力として、低い場合には引力として働くという奇妙な性質を持っている。この模型に従った数値計算を$$^{16}$$O+$$^{16}$$O,Ni+Niに対して行った結果、実験値をよく再現する結果が得られた。特にNi+Niの場合にはポテンシャルの再規格化の効果と、相対運動量に依存する力の効果がどちらもかなり大きく、サブバリアー領域では反応断面積を大きく増大させる効果が顕著であった。相対運動量に依存する力は、2核の間の粒子交換によるものと解釈できる。

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